リンタス・ティムール
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(リンタス・ティムール沈没事故から転送)
リンタス・ティムール | |
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基本情報 | |
船種 | 貨物船 |
船籍 | インドネシア |
母港 | ジャカルタ港 |
IMO番号 | 8740618 |
MMSI番号 | 525642751 |
経歴 | |
竣工 | 1997年 |
最後 | 2019年6月1日に沈没 |
要目 | |
総トン数 | 1,720トン |
長さ | 80 m (262 ft 6 in) |
幅 | 11 m (36 ft 1 in) |
速力 | 7.4ノット |
乗組員 | 18 |
リンタス・ティムール(英語: MV Lintas Timur)は、インドネシアの貨物船である。2019年6月1日にインドネシアスラウェシ島の東側沿岸で沈没した。本船の沈没により、乗員18人のうち1人が死亡し、16人が行方不明となった。
諸元
[編集]リンタス・ティムールは、長さ80メートル・船幅11メートル・1720トンの汎用貨物船であり、1997年に造船された。平均巡航速度は5.5ノット(10.2キロメートル毎時)で最高速度は7.4ノット(13.7キロメートル毎時)である[1][2]。
沈没
[編集]2019年5月28日、リンタス・ティムールは3000袋のセメントを積載し北スラウェシ州のビツンを出港し、モロワリ県内の工業団地へ向かっていた。6月1日の正午頃(現地時間)、船は左右どちらかにわずかではあるが傾いており、同日午後4時(同)までには船内に海水が入り込む事態まで陥っていた。船長は、乗員全員に船を放棄するよう命じ、救命胴衣を着用したうえで海に飛び込んだ。当時生存していた者の何人かは陸に向かって泳ぐことを試みたが、彼らは散り散りになってしまい、うち1人だけがバンガイ諸島沿岸を航行中のインド船 Nurbayaksar に救出された[3][4]。この生存者は3日間にわたり海上を漂流しており、事故直後に3人の乗員が溺死したのを目撃したと述べている[5]。
6月8日、捜索活動が行われる中、乗員1人の遺体が地元漁師によって発見された[6]。その後、同月10日に16人の行方不明者を残し、救出活動が打ち切られた[7]。
出典
[編集]- ^ “KM LINTAS TIMUR (Cargo ship)” (英語). FleetMon.com. 17 June 2019閲覧。
- ^ “Vessel details for: LINTAS TIMUR (General Cargo) - IMO 8740618, MMSI -8740618, Call Sign Registered in | AIS Marine Traffic” (英語). MarineTraffic.com. 17 June 2019閲覧。
- ^ “Kapal Lintas Timur Tenggelam di Perairan Luwuk” (インドネシア語). basarnas.go.id. 17 June 2019閲覧。
- ^ Nathalia, Telly (6 June 2019). “Search Continues for Crew of Cargo Ship Believed Sunk in Central Sulawesi”. Jakarta Globe 17 June 2019閲覧。
- ^ “SEVENTEEN MISSING AFTER CARGO SHIP SINKS OFF SULAWESI, INDONESIA”. Baird Maritime. (7 June 2019) 17 June 2019閲覧。
- ^ “Satu Jenazah Ditemukan Mengapung di Perairan Bangkep, Diduga Korban KM Lintas Timur” (インドネシア語). Tribun Timur. (8 June 2019) 17 June 2019閲覧。
- ^ Tonapa, Jufri (10 June 2019). “Operasi SAR KM Lintas Timur Dihentikan, 16 Korban Belum Ditemukan” (インドネシア語). Okezone 17 June 2019閲覧。