オボ・ラクト・ベジタリアニズム
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乳卵菜食[1][2][3][4](ラクト・オボ・ベジタリアン[2][1][5]、英: Lacto-ovo vegetarian)または卵乳菜食[5][6](英: Ovo-lacto vegetarian)は、肉は食べないが、卵や乳製品など動物性食品は許容しており、欧米で菜食主義(ベジタリアン)というとき一般にこれを指す[1]。ペスコベジタリアンと違って、彼らは魚やその他の魚介類を食べない。典型的な卵乳菜食には、果物、野菜、穀類、ナッツ、種子、ハーブ、根、茸、乳、チーズ、ヨーグルト、ケフィア、及び卵を含むことができる[7]。
語源
[編集]この用語はラテン語で牛乳を意味する Lac と、卵を意味する Ovum に英語の Vegetarian を付けたかばん語であり、牛乳と卵を許容する菜食主義者だと定義付けている。
食習慣
[編集]西洋世界では、卵乳菜食が最も一般的な菜食主義である[8]。ベジタリアン(菜食主義者)という用語を使用する場合、一般に卵乳菜食を指すと見なされる[9][10]。卵乳菜食は、特にヨーロッパの一部地域や北アメリカの大都市のレストランや商店ではよく専用の食べ物が提供される。
出典
[編集]- ^ a b c 垣本充「ベジタリアンの類型および食品表示」『Vegetarian research』第15巻第1号、2014年、1-2頁。
- ^ a b ベジタリアンとは 日本ベジタリアン協会
- ^ 百合野富士子、梅澤眞樹子「乳卵菜食の中学生における栄養摂取調査」『甲子園大学紀要 A 栄養学部編』第29号、2001年、51-56頁、NAID 40004698929。
- ^ 垣本充、渡部由美「乳卵菜食主義者の栄養・健康状態 14-16歳の中高生徒について」『生活衛生』第34巻第5号、1990年、212-219頁、doi:10.11468/seikatsueisei1957.34.212、NAID 130003877646。
- ^ a b 蒲原聖可「ベジタリアン食を学ぶ(2) ベジタリアンの定義と分類」『医と食』第3巻第6号、2011年12月、329-332頁、NAID 40019165245。
- ^ 渡辺早苗「卵乳菜食による治療食中のタンパク質の評価」『女子栄養大学紀要』第15号、1984年12月、p69-75、NAID 40001867203。
- ^ http://www.dietitians.ca/Downloads/Factsheets/Guidelines-Lacto-Ovo.aspx
- ^ “Top 7 Types of Vegetarians”. 2018年2月18日閲覧。
- ^ “Vegetarian (Lacto-ovo vegetarian)”. 2018年2月18日閲覧。
- ^ 辻啓介、家政学会「菜食主義」『家政学用語辞典』朝倉書店、1993年、156頁。