ライムベク地区

ライムベク地区 (カザフ語: Райымбек ауданы, Raıymbek aýdany)はカザフスタン共和国アルマトイ州にある地区（英語版）である。中心都市はケゲン（英語版）である^[2]。人口は2013年時点で推定79,624人^[1]、2009年時点で80,377人^[3]、1999年時点で83,093人^[3]であった。

年	1999年	2009年	2013年
人口	83,093	80,377	79,624

歴史

紀元前200年の白登山の戦いにより紀元前199年にはライムベク地区一帯は匈奴によって支配された^[4]。匈奴の南北分裂により一帯は北匈奴に支配されるも、89年 6月の稽落山の戦い（英語版）で北匈奴が漢に大勝され北匈奴が康居の地に逃れて悦般となった事により^[5]、以後一帯は悦般国の支配下に置かれた。 500年頃一帯はエフタルの支配下に置かれ6世紀後半になると突厥の、582年に東西分裂が起きると西突厥の領土となった。

その後一帯はイリ条約によりロシア帝国のセミレチエ州に編入され、ロシア革命後はキルギス自治社会主義ソビエト共和国（英語版）、カザフ自治ソビエト社会主義共和国、カザフ・ソビエト社会主義共和国の領土となった。 1936年にナリンコル地区として成立し、1993年に現在の名称であるライムベク地区に改名された。 2018年 4月2日、ライムベク地区はライムベク地区とケゲン地区（カザフ語版）の2つの地域に分割された。

2010年 1月1日時点、ライムベク地区に居住する民族構成は以下の通り^[6]^[7]

カザフ人 — 75,644人 (98,63 %)
ウイグル人 — 534人 (0,70 %)
ロシア人 — 216人 (0,28 %)
キルギス人 — 160人 (0,21 %)
その他 — 142人 (0,19 %)

　　合計 — 76,696人 (100,00 %)

ライムベク地区は22の町から構成されている。