モダン・エレクトリックス
モダン・エレクトリックス | |
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Modern Electrics | |
1912年2月号の表紙 | |
ジャンル | アマチュア無線 |
刊行頻度 | 月刊 |
発売国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
出版社 | モダン・エレクトリックス出版 |
発行人 | ヒューゴー・ガーンズバック |
刊行期間 | 1908年4月 - 1914年(1913年12月) |
発行部数 | 52000部(1911年) |
『モダン・エレクトリックス』(Modern Electrics)は、かつてアメリカ合衆国で発行されていた、アマチュア無線の実験家向けの技術雑誌である。1908年4月にヒューゴー・ガーンズバックによって創刊され、1914年まで刊行された[1][2]。
概要
[編集]ヒューゴー・ガーンズバックが刊行した最初の技術雑誌である。当初は、ガーンズバックが経営するエレクトロ・インポーティング社が扱う無線部品の情報の提供や、アマチュア無線の普及を目的とした雑誌であったが、後に技術を主題とした小説も掲載されるようになった。1911年4月号の「埋め草」としてガーンズバックが執筆した小説が好評となって1年(12回)に渡る連載となり、後にSF小説『ラルフ124C41+』として出版された。
発行部数は2,000部から急激に増加し、1911年には52,000部まで増加した[1]。1908年、同誌は無線機の所有者とそのコールレター、所有している機器の種類や運用方法などを一覧にした"wireless registry"(無線台帳)を発表した[3]。
この雑誌は1913年に売却され、1913年末で休刊した[1]。その後、『エレクトリシャン・アンド・メカニック』 (Electrician and Mechanic) と合併して『モダン・エレクトリックス・アンド・メカニクス』 (Modern Electrics and Mechanics) になった[1]。
ガーンズバックは『モダン・エレクトリックス』で得た経験から、1913年に『エレクトリカル・エクスペリメンター』 (Electrical Experimenter) を、1926年にSFに特化したパルプマガジンである『アメージング・ストーリーズ』を刊行した[1]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e “Modern Electrics, the first Gernsback popular technical magazine”. MagazineArt. 29 October 2016閲覧。
- ^ Everett Franklin Bleiler; o Bleiler (January 1998). Science-fiction: The Gernsback Years: a Complete Coverage of the Genre Magazines ... from 1926 Through 1936. Kent State University Press. p. 143. ISBN 978-0-87338-604-3 29 October 2016閲覧。
- ^ “Modern Electrics: April 1909 - Page 34”. 2016年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月16日閲覧。