パリメトロ1号線
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(メトロ (パリ)1号線から転送)
1号線 | |
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Bastille metro automatique I | |
基本情報 | |
国 | フランス |
所在地 | パリ |
路線網 | パリメトロ |
起点 | ラ・デファンス=グランダルシュ駅 |
終点 | シャトー・ド・ヴァンセンヌ駅 |
駅数 | 25駅 |
開業 | 1900年7月19日 |
運営者 | パリ交通公団 |
使用車両 | MP 05を参照 |
路線諸元 | |
路線距離 | 16.6 km |
軌間 | 1,435 mm(標準軌) |
線路数 | 複線 |
電化方式 | 750V ガイドバー式 |
パリメトロ1号線(パリメトロ1ごうせん、フランス語: Ligne 1 du métro de Paris)は、ラ・デファンス=グランダルシュ駅からシャトー・ド・ヴァンセンヌ駅までを東西に結ぶパリメトロの路線である。
路線図、乗り換え案内などで使われるラインカラーは黄色である。
概要
[編集]もともとはパリ万博の会場を結ぶ路線として1900年に開通。パリ初の地下鉄路線であり、現在は最も利用者が多い路線となっている。
歴史
[編集]- 1900年7月19日 - 万博の会場を結ぶ路線としてポルト・マイヨ駅とポルト・ド・ヴァンセンヌ駅間開通。当初は8駅が設けられるが、9月1日までに10駅が増設される。
- 1934年5月 - ポルト・ド・ヴァンセンヌ駅からシャトー・ド・ヴァンセンヌ駅まで延伸。
- 1937年 - ポルト・マイヨ駅からポン・ド・ヌイイ駅まで延伸。
- 1992年4月 - ポン・ド・ヌイイ駅からラ・デファンス=グランダルシュ駅まで伸長。パリ市内から当駅までほぼ併走するRER A線にも駅があるが、RERの駅はゾーン3に該当する為Ticket Tやカルネ(回数券)は使えない。しかし、メトロは例外なく全線均一料金であるため、パリ市内からラ・デファンス駅まではメトロの方が安いという現象が生じる。
- 2019年9月17日 - 自動運転(後述)の電車が暴走。停車するはずのコンコルド駅、シャンゼリゼ駅、フランクリン・ルーズベルト駅を通過して走行する事故が発生[1]。
- 2019年12月5日 - フランス全土でゼネラルストライキが行われたが、14号線とともに自動運転のメリットを生かして運行が続けられた[2]。
駅名の変遷
[編集]1号線における駅名変更は以下の通りである。
- オブリガード駅 (Obligado) からアルジャンティーヌ駅 へ
- エトワール駅 (Étoile) からシャルル・ド・ゴール=エトワール駅へ
- アルマ駅 (Alma) からジョルジュ・サンク駅へ
- マルブフ駅 (Marbeuf) からロン=ポワン・デ・シャンゼリゼ駅 (Rond-Point des Champs-Élysées) 、そしてフランクラン・D・ルーズヴェルト駅へ
- シャンゼリゼ駅 (Champs - Élysées) からシャンゼリゼ=クレマンソー駅へ
- パレ・ロワイヤル駅 (Palais Royal) からパレ・ロワイヤル=ミュゼ・デュ・ルーヴル駅へ
- ルーヴル駅 (Louvre) からルーヴル=リヴォリ駅へ
- サン=マンデ=トゥレル駅 (Saint - Mandé - Tourelle) からサン=マンデ駅へ
計画
[編集]技術的改良
[編集]- 2008年 - 14号線ですでに実施されている自動運転の導入。特にホームドアの設置など。13号線では2006年2月から8月にかけて、一部の駅でドアの試行がなされた(13号線で、サン=ラザール駅などいくつかの駅でホームドアが残っている)。
- 2010年末 - 運転自動化の完了。世界初の、出発から到着までのすべての自動化が目的である。現行のMP89車両は、MP05(もしくはMP89NG)に全て置き換えられる。
- MP05車両では一部駅で日本語での自動放送が導入された。これはヨーロッパの地下鉄列車として初の導入である。カーブ上にある駅や島式ホームの駅での「足下にご注意ください」など。
延伸構想
[編集]- 東方 - 具体的には、既に存在しているシャトー・ド・ヴァンセンヌ駅からフォントゥネ=スー=ボワRATP車両工場 (Atelier de maintenance RATP de Fontenay-sous-Bois) 区間の旅客供用。これにより現在バス118号線しか通っていないレ・リゴロー (Les Rigollots) 地区に地下鉄駅が開通することになる。
- 西方 - 道路 A14 号線に沿う形でパリ第10大学までの延伸が提唱されている(ただし、パリ第10大学までへはRER A線によって既に結ばれている)。また、リュイユ=マルメゾン (Rueil-Malmaison) にある道路 N13 と D39 号線の交差点地点へ、N13 号線に沿って延伸する構想、ラ・デファンス=グランダルシュ駅を終着駅としたまま、ナンテール=プレフェクチュール (Nanterre - Préfecture) を経由させる構想などがある。
車両
[編集]この路線の、そしてパリ最初のメトロの最初の編成であるM1型は、台枠は鋼製だが車体は木造であった。1903年のパリメトロ火災の教訓として急速に車体がより強固な素材へと置き換えられる。地下鉄網で同時に、1913年から1921年にかけて車両は Sprague-Thomson製に置換される。1963年、4両の動力車を持つ6両編成のゴムタイヤ走行のMP59型車両が導入される。
駅一覧
[編集]駅名 | 接続路線 | 所在地 | |
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ラ・デファンス駅 | ■A線 ■2号線 トランジリアン ■L線、■U線 |
オー=ド=セーヌ県 | ピュトー |
エスプラナード・ド・ラ・デファンス駅 | クールブヴォワ、ピュトー | ||
ポン・ド・ヌイイ駅 | ヌイイ=シュル=セーヌ | ||
レ・サブロン駅 | |||
ポルト・マイヨ駅 | ■C線 | パリ | 16区、17区 |
アルジャンティーヌ駅 | |||
シャルル・ド・ゴール=エトワール駅 | ■2号線、■6号線 ■A線 |
8区、16区、17区 | |
ジョルジュ・サンク駅 | 8区 | ||
フランクラン・D・ルーズヴェルト駅 | ■9号線 | ||
シャンゼリゼ=クレマンソー駅 | ■13号線 | ||
コンコルド駅 | ■8号線、■12号線 | 1区、8区 | |
テュイルリー駅 | 1区 | ||
パレ・ロワイヤル=ミュゼ・デュ・ルーヴル駅 | ■7号線 | ||
ルーヴル=リヴォリ駅 | |||
シャトレ駅 | ■4号線、■7号線、■11号線、■14号線 ■A線、■B線、■D線 |
1区、4区 | |
オテル・ド・ヴィル駅 | ■11号線 | 4区 | |
サン=ポール駅 | |||
バスティーユ駅 | ■5号線、■8号線 | 4区、11区、12区 | |
リヨン駅 | ■14号線 ■A線、■D線 トランジリアン ■R線 TER ブルゴーニュ |
12区 | |
ルイイ=ディドロ駅 | ■8号線 | ||
ナシオン駅 | ■2号線、■6号線、■9号線 ■A線 |
11区、12区 | |
ポルト・ド・ヴァンセンヌ駅 | 12区、20区 | ||
サン=マンデ駅 | ヴァル=ド=マルヌ県 | サン=マンデ | |
ベロー駅 | サン=マンデ、ヴァンセンヌ | ||
シャトー・ド・ヴァンセンヌ駅 | ヴァンセンヌ | ||
パリ | 12区 |
脚注
[編集]- ^ “無人運転のパリ地下鉄、停車せずに3駅通過 利用者に不安広がる”. AFP (2019年9月19日). 2019年12月5日閲覧。
- ^ “年金改革の反対スト始まる、公共交通網が混乱”. JETRO (2019年12月10日). 2019年12月11日閲覧。