中南米の競馬
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(メキシコの競馬から転送)
中南米の競馬(ちゅうなんべいのけいば)では、中南米の競馬について包括的に概説する。
各国の様子
[編集]国際セリ名簿基準書においては、世界の競馬開催国をパート1からパート3までのカテゴリに分類される。
パート1国
[編集]パート1国については下記の各記事を参照。
- アルゼンチンの競馬 - Category:アルゼンチンの競馬
- ブラジルの競馬 - Category:ブラジルの競馬
- チリの競馬 - Category:チリの競馬
- ペルーの競馬 - Category:ペルーの競馬
パート2国
[編集]中南米のパート2国には、ウルグアイ、パナマ、プエルトリコ、ベネズエラが認定されている。
プエルトリコ
[編集]- プエルトリコフューチュリティ(Puerto Rico Futurity) - カノバナスにあるカマレロ競馬場で行われる、内国産2歳馬の主要競走。現在は1400メートルで施行されている。過去の勝馬にはプエルトリコの三冠馬en:Vuelve Candy B.などがいる[1]。
ベネズエラ
[編集]- シモン・ボリバル国際大賞(Clásico Simón Bolívar) - 1946年創設。3歳以上の馬齢重量戦で、1.5マイル(約2400メートル)で行われる[2]。
パート3国
[編集]中南米のパート3国には、エクアドル、コロンビア、ジャマイカ、トリニダード・トバゴ、ドミニカ国、メキシコが認定されている。
メキシコ
[編集]- アグアカリエンテ競馬場 - かつてメキシコ最大の競走(下記)を開催していた競馬場。現在はドッグレースを開催している。小説や映画になったシービスケットが出走した。
- アグアカリエンテハンデキャップ(Agua Caliente Handicap)- 1917年から1938年まで行なわれていた主要競走。最後の1938年の勝馬はシービスケット。勝馬にはニュージーランドの歴史的名馬ファーラップも名を連ねている。1958年に一度だけリバイバル開催があり、ラウンドテーブルが優勝した[3]。
- アメリカハンデキャップ(Handicap de las Américas) - 1942年に創設されたメキシコの主要競走。メキシコシティで開催され、3歳以上の競走。現在は9.5ハロン(約1900メートル)で行なわれている[4]。
認定を受けていない国・地域
[編集]ICSCの認定を受けていない国・地域の競馬については下記に記す。
脚注
[編集]- ^ サラブレッドヘリテイジ プエルトリコF2013年11月29日閲覧。
- ^ サラブレッドヘリテイジ シモンボリバル国際大賞歴代勝馬2013年11月29日閲覧。
- ^ サラブレッドヘリテイジ・アグアカリエンテH勝馬一覧2013年11月29日閲覧。
- ^ サラブレッドヘリテイジ・アメリカハンデ歴代勝馬一覧2013年11月29日閲覧。
参考文献
[編集]- 『競馬の世界史』ロジャー・ロングリグ・著、原田俊治・訳、日本中央競馬会弘済会・刊、1976年。
- 『競馬百科』日本中央競馬会・編、みんと・刊、1976年。
- 『海外競馬完全読本』海外競馬編集部・編、東邦出版・刊、2006年。