ミネソタ・アイスマン
ミネソタ・アイスマン(Minnesota Iceman)は、1960年代後半にアメリカのミネソタ州のベーリング海で氷漬けの死体で発見された未確認動物(UMA)[1]。
概要
[編集]上記の通り、1960年代後半にアメリカミネソタ州で氷漬けの死体で発見され、何らかの手段でフランク・ハンセンという人物がミネソタ・アイスマンを入手し、ホモ・ポンゴイデスという学名で[1]アメリカ各地で見せ物として、このミネソタ・アイスマンを「氷河期から来た男」という触れ込みで一般公開した[2]。
このミネソタ・アイスマンに興味を持った動物学者のアイヴァン・サンダーソンとベルナール・ユーベルマンは展示者であるハンセンに調査を申し出、ミネソタ・アイスマンに触れない条件で調査をした[3]。三日に及んだ二人の調査結果は「未知の霊長類の可能性がある」とのことだった[4]。
サンダーソンによる調査の結果、銃弾痕が確認され、FBIが猿人射殺容疑でハンセンを調査。見世物のアイスマンは本物を保護する目的で製作した模型とハンセンは告白した[5]。 ハンセンとともに姿を消したアイスマンはスイスのローザンヌ州立博物館に移管されていたことが明らかとなり、2012年にはテキサスで解凍されたという写真が公開されオークションに出品された[6]。 一説には、ベトナム戦争当時ジャングルで射殺され、冷凍されてアメリカへ持ち込まれたと言われている[7]。
しかし、現在このミネソタ・アイスマンの死体は行方不明となっており、一説にはハンセンがミネソタ・アイスマンの死体を発見し、ハンセンに譲渡した本当の持ち主(ミネソタ・アイスマンの発見者)に返却した[8]、あるいは盗まれたなどが理由であると挙げられている。だが、確たる証拠はない[5]。
特徴
[編集]腕が長く、対して脚は短く足は幅広で扁平。額が狭く、平たい鼻孔が上を向いている。皮膚の色は仄かにピンクがかった白色[6]。顔や手足を除く全身の殆どが茶色い長毛で覆われている。推定体長は約1.8m[4]もしくは約1.4mで手足が長く、腹部が膨らんでいる[7]。
正体
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出典
[編集]- 『世界の未確認生物〈UMA〉ファイル』 山口敏太郎(監修)、株式会社レッカ社(編著)ISBN 978-4-569-67439-1
- 『UMAファン ~未確認動物』 ―外部リンク
- 羽仁礼『超常現象大事典』成甲書房、2001年。ISBN 9784880861159。 NCID BA51412836。OCLC 674959758。全国書誌番号:20184636 。2022年12月10日閲覧。
- 学研教育出版『未知動物の大百科』学研プラス、2013年、46頁。ISBN 9784052039119。OCLC 864826337。全国書誌番号:22339016 。2022年12月31日閲覧。
- 並木伸一郎『ヴィジュアル版 UMA生態図鑑』学研パブリッシング、2014年、120-121頁。ISBN 9784054060760。OCLC 885408059。全国書誌番号:22437504 。2022年12月31日閲覧。
- 未確認生物ミステリー研究会『UMA未確認生物大図鑑』西東社、2014年、34頁。ISBN 9784791622153。OCLC 1158034637。全国書誌番号:23372662 。2022年12月31日閲覧。
- 並木伸一郎『ムー的未解決事件』学研プラス、2016年、176-177頁。ISBN 9784054064454。OCLC 954432303。全国書誌番号:22757557 。2022年12月31日閲覧。
- 南山宏、並木伸一郎『UFO超古代文明対談南山宏×並木伸一郎』学研プラス、2016年、179頁。ISBN 9784054063945。OCLC 944473815。全国書誌番号:22696596 。2022年12月31日閲覧。
- 並木伸一郎『世界UMAショック』マガジンランド、2017年、222頁。ISBN 9784944101733。OCLC 674793267。全国書誌番号:21632017 。2022年12月31日閲覧。
脚注
[編集]- ^ a b 羽仁礼 2001, p. 192.
- ^ “氷漬け獣人「ミネソタ・アイスマン」 正体はネアンデルタール人?”. 東京スポーツ新聞社 (2014年8月15日). 2020年8月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月19日閲覧。
- ^ 学研教育出版 2013, p. 46.
- ^ a b 並木伸一郎 2014, p. 120.
- ^ a b 並木伸一郎 2014, p. 121.
- ^ a b 並木伸一郎 2016, p. 177.
- ^ a b 並木伸一郎 2017, p. 222.
- ^ 未確認生物ミステリー研究会 2014, p. 34.
- ^ 南山宏 & 並木伸一郎 2016, p. 179.