マニュス・バクステット
マニュス・バクステット(Magnus Bäckstedt, 1975年1月30日 - )は、スウェーデン・リンシェーピング出身の自転車競技のプロロードレース選手。1996年プロデビュー。193cm・94kgというロードレーサーにおいては規格外とも言える体格から「巨人」の愛称で呼ばれる。マニュス・バクステッドという表記も多い。
経歴
[編集]アマチュア時代の1993年にスウェーデン国内選手権のロードレース・ジュニア部門を全て制覇(個人ロード、個人タイムトライアル、チームタイムトライアル)するという驚異的な記録を残して、1996年にコルストロップ・パルマンスでプロデビューした。
そして1998年に初出場したツール・ド・フランスの第19ステージで優勝。さらに1999年のツアー・ダウンアンダーでは総合3位に入った。
以後しばらく特別目立った成績を残せない時期が続いたが、2002年にスウェーデン選手権の個人ロード部門で優勝。翌2003年にはジロ・デ・イタリアでインテルジロ賞を獲得。さらにスウェーデン選手権では個人タイムトライアル部門優勝、個人ロード部門2位という活躍を見せた。
そして2004年はヘント〜ウェヴェルヘムで2位に入り、その後のパリ〜ルーベではトリスタン・ホフマン、ロジャー・ハモンド、ファビアン・カンチェラーラとの4人のスプリント争いを制し、6時間40分26秒のタイムで優勝。1998年のツール・ド・フランスステージ優勝に続いて、2つ目となるビッグタイトルを獲得した。
2007年にはスウェーデン選手権の個人ロード部門で2回目の優勝。2008年 からはアメリカのプロコンチームであるスリップストリームチームに移籍したが、2月のツアー・オブ・カタールで落車して鎖骨を骨折。春のクラシックシーズンを棒に振った。しかし同年のジロ・デ・イタリアでは第1ステージのチームタイムトライアル制覇に貢献した。
主な成績
[編集]グランツール
[編集]- ジロ・デ・イタリア インテルジロ賞(2003年)
- ツール・ド・フランス1勝(1998年)
- ジロ・デ・イタリア1勝(2008年) ※チームTTによるもの
ワンデーレース
[編集]- パリ~ルーベ 優勝(2004年)
外部リンク
[編集]- マニュス・バクステット - サイクリングアーカイヴス