ポンス・ヴィネッケ彗星
ポンス・ヴィネッケ彗星 7P Pons-Winnecke | |
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1921年に描かれたポンス・ヴィネッケ彗星
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仮符号・別名 | P/1819 L1, 1819 III P/1858 E1, 1858 II P/1869 G1, 1869 I 1869a, 1875 I 1875b, 1886 VI 1886d, 1898 II 1898a, 1909 II 1909d, 1915 III 1915b, 1921 III 1921b, 1927 VII 1927c, 1933 II 1933b, 1939 V 1939c, 1945 IV 1945a, 1951 VI 1951c, 1964 I 1964b, 1970 VIII 1970b, 1976 XIV 1976f, 1983 IV 1989b, 1989 VIII 1989g[1] |
分類 | 周期彗星 |
発見 | |
発見日 | 1819年6月12日(第一発見) 1858年3月9日(第二発見) |
発見者 | ジャン=ルイ・ポン(第一発見) フリードリヒ・ヴィネッケ(第二発見) |
軌道要素と性質 元期:2014年10月26日 (TDB 2456956.5) | |
軌道長半径 (a) | 3.419 au[1] |
近日点距離 (q) | 1.239 au[1] |
遠日点距離 (Q) | 5.598 au[1] |
離心率 (e) | 0.6375[1] |
公転周期 (P) | 6.32 年[1] |
軌道傾斜角 (i) | [1] | 22.335 °
近日点引数 (ω) | 172.506 °[1] |
昇交点黄経 (Ω) | [1] | 93.416 °
平均近点角 (M) | 344.949 °[1] |
前回近日点通過 | 2021年5月27日[2] |
次回近日点通過 | 2027年8月25日[2] |
最小交差距離 | 0.224 au(地球)[1] 0.273 au(木星)[1] |
ティスラン・パラメータ (T jup) | 2.677[1] |
物理的性質 | |
直径 | 5.2 km[1] |
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ポンス・ヴィネッケ彗星(ポン・ウィンネッケ彗星[3]、英語: 7P/Pons-Winnecke) は周期6.32年の周期彗星である[1]。1819年6月12日にジャン=ルイ・ポンがマルセイユ天文台で、1858年3月9日にフリードリヒ・ヴィネッケがボン天文台でそれぞれ発見した[4]。
1921年に回帰するときには衝突する可能性があると計算されたがヤーキス天文台の天文学者エドワード・エマーソン・バーナードが4月10日に衝突しないことを示した[5]。1927年6月後半には約0.04 auまで地球に接近した[4]。木星による摂動で軌道が変化したため、1916年、1921年、1927年にはポンス・ヴィネッケ彗星を母天体とする6月うしかい座流星群が活発であった。摂動により再び軌道が変化したため、現在はあまり見られない[4]。
特徴
[編集]軌道
[編集]ポンス・ヴィネッケ彗星は周期6.32年で、軌道長半径は3.42 auである[1]。2014年10月26日時点では近日点(太陽に最接近する地点)は1.24 au、遠日点は5.6 auである[1]が今後は周期・軌道長半径ともに変化していくと予測されている[2]。
前回の近日点通過は2021年5月27日で見かけの等級は10にまで達した[6]。前回までの近日点通過は以下の通りである[2]。
- 1819年7月19日
- 1825年2月5日 (観測されず)
- 1830年8月22日 (観測されず)
- 1836年3月4日 (観測されず)
- 1841年9月14日 (観測されず)
- 1847年3月29日 (観測されず)
- 1852年10月12日 (観測されず)
- 1858年5月2日
- 1863年11月27日 (観測されず)
- 1869年6月30日
- 1875年3月12日
- 1880年12月4日 (観測されず)
- 1886年9月4日
- 1892年7月1日
- 1898年3月20日
- 1904年1月21日 (観測されず)
- 1909年10月9日
- 1915年9月2日
- 1921年6月13日
- 1927年6月21日
- 1933年5月18日
- 1939年6月22日
- 1945年7月10日
- 1951年9月8日
- 1957年12月4日 (観測されず)
- 1964年3月24日
- 1970年7月21日
- 1976年11月28日
- 1983年4月7日
- 1989年8月19日
- 1996年1月2日
- 2002年5月15日
- 2008年9月26日
- 2015年1月30日
- 2021年5月27日
次回の近日点通過は2027年8月25日と予測されている[2]。2021年6月12日には地球に0.44 auまで接近した[2]。2025年9月24日には木星に0.65 auまで接近すると予測されており、今後は公転周期が5.5年にまで短くなると考えられている[2]。次回以降の近日点通過は以下の通りである[2]。
- 2027年8月25日
- 2033年9月23日
- 2039年8月28日
- 2045年7月4日
- 2051年4月17日
- 2056年11月20日
- 2062年6月17日
- 2067年12月29日
- 2073年7月7日
- 2079年1月13日
- 2084年7月21日
- 2090年1月28日
- 2095年8月11日
- 2101年2月25日
大きさ
[編集]直径は5.2 kmと考えられている[1]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r “7P/Pons-Winnecke”. JPL Small-Body Database Browser. Jet Propulsion Laboratory. 2021年9月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 木下一男 (2016年7月31日). “7P/Pons-Winnecke”. 2021年9月8日閲覧。
- ^ “6月27日 突発流星群の出現!”. アストロアーツ (1998年6月27日). 2021年9月8日閲覧。
- ^ a b c Kronk, Gary W.. “7P/Pons-Winnecke”. cometography.com. 2021年9月8日閲覧。
- ^ Popular Science Monthly. 99. (1921-07)
- ^ “ポンス-ヴィネッケ彗星 7P/Pons-Winnecke (2021)”. 吉田誠一 (2021年9月4日). 2021年9月8日閲覧。
外部リンク
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