EXIT TUNES PRESENTS Vocalostar feat.初音ミク
『EXIT TUNES PRESENTS Vocalostar feat.初音ミク』 | ||||
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Various Artists の コンピレーション・アルバム | ||||
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レーベル | EXIT TUNES | |||
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Various Artists アルバム 年表 | ||||
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『EXIT TUNES PRESENTS Vocalostar feat.初音ミク』(エグジット・チューンズ・プレゼンツ ボカロスタ フィーチャリング・はつねミク)は、2009年6月17日に発売された、音声合成ソフトVOCALOIDをボーカルに用いた楽曲のコンピレーション・アルバム。発売元はEXIT TUNES、販売元はポニーキャニオン。
キャッチコピーは「Hearts + Technology = "HATSUNE MIKU" それは、色褪せることのない音のセカイ」。
概要
[編集]動画共有サイトで初音ミク等のVOCALOIDソフトウェアを用いて制作し発表されたボーカル曲の中から、当時最新の人気曲[2]17曲を再マスタリング・高音質化し収録している[3]。アルバムのタイトルでは「feat.初音ミク」となっているが鏡音リン・レン、巡音ルカといった初音ミク以外のVOCALOIDを用いた楽曲も収録されている。2009年6月までに動画投稿サイトで200万再生を突破した鏡音リンによる人気曲「炉心融解」をはじめ、初音ミクによる「サイハテ」巡音ルカによる「RIP=RELEASE」といった100万再生を越えるヒット曲、270万再生を誇るKAITO、MEIKO、初音ミクが共演する「卑怯戦隊うろたんだー」等を収録しており、収録曲の合計再生数は2009年5月1日時点で2829万6382回を数えるとされる[3]。
ジャケットイラストは「supercell」にもイラストレーターとして参加している漫画家の三輪士郎が担当、テレビCMの動画は動画投稿サイトに投稿された「炉心融解」のイラストとPVも手がけている[4]nagimiso.sysが担当した[2]。
収録曲
[編集]- 炉心融解 [5:26]
- iroha feat.鏡音リン(作曲:iroha(sasaki) 作詞:kuma)
- 暗い歌のようであるが、過去からの脱却を表した前向きな歌だとされている[3]。鏡音リンのサンプリング音声を担当した下田麻美本人が鏡音リン・レンの人気曲をカバーしたアルバム『Prism』に同曲のカバーバージョンが収録されている。また、『EXIT TUNES PRESENTS Vocalolegend feat.初音ミク』にはcosMo@暴走Pによるリミックスヴァージョンが収録されている。
- iroha feat.鏡音リン(作曲:iroha(sasaki) 作詞:kuma)
- サイハテ [2:42]
- 小林オニキス feat.初音ミク(作曲・作詞:小林オニキス)
- 詳細は当該項目を参照。
- 小林オニキス feat.初音ミク(作曲・作詞:小林オニキス)
- RIP=RELEASE [4:12]
- minato(流星P) feat.巡音ルカ(作曲・作詞:minato(流星P))
- 偏愛をテーマにした曲で、鬼気迫る雰囲気になるよう仕上げている[5]。なお、minato(流星P)のソロアルバム『magnet -favorites plus-』と、コンピレーション・アルバム『MOER feat.初音ミク -2nd anniversary-』に収録されているヴァージョンは、「-affection-」の副題が付いたニューアレンジ版である。
- minato(流星P) feat.巡音ルカ(作曲・作詞:minato(流星P))
- 卑怯戦隊うろたんだー [4:25]
- シンP feat.KAITO,MEIKO,初音ミク (作曲・作詞:シンP)
- 卑怯な主人公のヒーロー物のオープニングテーマをイメージした曲[6]。コンピレーション・アルバム『ニコニコ動画せれくちょん 〜才能の無駄遣い〜』、『初音ミク ベスト〜impacts〜』にも収録されている。また、同曲を「KAITO」のサンプリング音声を担当した風雅なおと本人がカバーしたCDアルバムも発売されている。
- シンP feat.KAITO,MEIKO,初音ミク (作曲・作詞:シンP)
- ココロ [4:39]
- トラボルタ feat.鏡音リン(作曲・作詞:トラボルタ)
- 詳細は当該項目を参照。
- トラボルタ feat.鏡音リン(作曲・作詞:トラボルタ)
- カンタレラ[2:57]
- 黒うさ feat.KAITO,初音ミク(作曲・作詞:黒うさ)
- 詳細は当該項目を参照。
- 黒うさ feat.KAITO,初音ミク(作曲・作詞:黒うさ)
- ぽっぴっぽー [2:57]
- 私の時間 [4:25]
- くちばしP feat.初音ミク(作曲・作詞:tetsuo)
- コンピレーション・アルバム『初音ミク 5thバースデー ベスト〜memories〜』では、「私の時間2012」とリメイクしている。
- 歌詞中にある「オリコン1位も遠くないかもね」は『EXIT TUNES PRESENTS Vocalogenesis feat.初音ミク』で現実化した[7]。
- 桜の季節 [4:32]
- ゆうゆ feat.初音ミク(作曲・作詞:ゆうゆ)
- トルコ行進曲 - オワタ\(^o^)/ [3:01]
- 夢みることり [3:36]
- サンドリヨン(Cendrillon) [4:35]
- Dios/シグナルP feat.初音ミク,KAITO(作曲:Dios/シグナルP 作詞:orange)
- 雲の遺跡 ver.len [3:52]
- yanagi feat.鏡音レン(作曲・作詞:yanagi)
- もっと 伸びろ ぼくの 動画 [5:28]
- 卑屈P feat.初音ミク(作曲・作詞:koushirou(卑屈P))
- ニコニコ動画での自身の初投稿作品の再生数の伸び悩みから生まれた曲[10]。
- 卑屈P feat.初音ミク(作曲・作詞:koushirou(卑屈P))
- Happy fruit! [3:58]
- azuma feat.初音ミク(作曲・作詞:azuma)
- azumaのソロアルバム『EXIT TUNES PRESENTS THE COMPLETE BEST OF azuma feat.初音ミク』にも収録され、デッドボールPがアレンジを施した『もーっと! Happy fruit!』も存在する。
- azuma feat.初音ミク(作曲・作詞:azuma)
- サウンド [3:09]
- baker feat.初音ミク(作曲・作詞:baker)
- bakerのメジャーデビューアルバム『filmstock』にも収録されている。
- baker feat.初音ミク(作曲・作詞:baker)
- from Y to Y [5:30]
- ジミーサムP feat.初音ミク(作曲・作詞:ジミーサムP)
- 失恋を題材とした[11]、今では離れてしまったけど、いつかまた君の隣に、と言う気持ちで書かれた曲だという[3]。OneRoomのソロアルバム『Toy Box』、コンピレーションアルバム『初音ミク ベスト〜memories〜』、『MOER feat.初音ミク -2nd anniversary-』にも収録されている。
- ジミーサムP feat.初音ミク(作曲・作詞:ジミーサムP)
参考文献
[編集]- “『Vocalostar feat.初音ミク』、全プロデューサーからメッセージ”. BARKS (ITmedia). (2009年6月12日) 2009年6月17日閲覧。
- ^ 2009年6月29日付)
- ^ a b 渡貫幹彦 (2009年6月15日). “巡音ルカも収録!初音ミクの最新楽曲を集めたアルバムが発売”. 日経トレンディネット (日経BP) 2009年6月17日閲覧。
- ^ a b c d “EXIT TUNES、「EXITTUNES PRESENTS Vocalostar feat.初音ミク」を発売”. マイコミジャーナル (毎日コミュニケーションズ). (2009年6月16日) 2009年6月17日閲覧。
- ^ 『VOCALOIDをたのしもう2』ヤマハミュージックメディア、2009年、10頁頁。ISBN 978-4-636-84438-2。
- ^ 『VOCALOIDをたのしもう2』ヤマハミュージックメディア、2009年、43頁頁。
- ^ 『VOCALOIDをたのしもう』ヤマハミュージックメディア、2008年、10頁頁。ISBN 978-4-636-83762-9。
- ^ 『初音ミク and Future Stars Project mirai マスターブック』エンターブレイン、2012年、16頁頁。ISBN 978-4-047282483。
- ^ 『VOCALOIDをたのしもう』ヤマハミュージックメディア、2008年、32頁頁。
- ^ 『VOCALOIDをたのしもう2』ヤマハミュージックメディア、2009年、16頁頁。
- ^ 本多らな『初音ミク・名曲ガイド』ヤマハミュージックメディア、2009年、136頁頁。
- ^ 本多らな『初音ミク・名曲ガイド』ヤマハミュージックメディア、2009年、135頁頁。