ベルリン市交通局H型電車
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ベルリン市交通局H型電車 | |
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ベルリン市交通局H型電車 | |
基本情報 | |
製造所 | ABBヘンシェル、アドトランツ、ボンバルディア |
主要諸元 | |
編成 | 6M |
軌間 | 1,435(標準軌) mm |
電気方式 | 直流750V |
最高運転速度 | 72 km/h |
設計最高速度 | 72 km/h |
編成重量 | 141.4 t (H95), 140.0 t (H97, H01) |
主電動機 | 1TB 1619 |
主電動機出力 | 90 kW |
駆動方式 | リンク式駆動方式 |
歯車比 | 7.33[1] |
編成出力 | 2,160 kW |
制御装置 | チョッパ - インバータ制御 |
制動装置 | 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ |
H型電車(エイチがたでんしゃ)は、ベルリン地下鉄U5〜U9において使用されている電車である。
概要
[編集]大型規格(Großprofil)の各線で使用する次世代車両として1994年に開発された。本形式は固定編成を組み、編成内の各車両の間には常時開放の貫通路が装備されるなど、デザイン面のみならず、機能面でも新機軸を盛り込んでいる。全車が6両固定編成を組む。1995年に試作車2本12両が製造された後、1998年〜99年には24本144両、2001年には20本120両の量産を経て、現在、6両編成46本、計276両が在籍している。なお、これらの車両の年次について、それぞれH95、H97、H01と呼んで区別している。
車内設備
[編集]大型規格車両としては初のオールロングシートとなった(5018編成の中間4両のみ試験的にクロスシートが採用されている)。一部座席は自転車・車いすの搭載が可能なように、折りたたみ式となっている。
1200mm幅の貫通路を各車両間に設けており、これ以前のベルリン地下鉄の車両の非常用貫通路とは違い、乗客が平常時においてもいつでも利用できるようになっている。
貫通路上部にはパターン式表示器が取り付けられており、次の駅、行き先、路線名、時刻などを案内する。
運用
[編集]12本がブリッツ南検車区、34本がフリードリヒスフェルデ検車区に配置され、それぞれU6〜7、U5・U8〜9で運用されている。
今後
[編集]増備は小型規格用のHK形も含めされない見通し。現在I形電車の計画が進められている。