ヘトリスヘイジ発電所
ヘトリスヘイジ発電所 | |
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発電所。 | |
所在地 | アイスランド・南西アイスランド |
座標 | 北緯64度02分14秒 西経21度24分03秒 / 北緯64.03722度 西経21.40083度座標: 北緯64度02分14秒 西経21度24分03秒 / 北緯64.03722度 西経21.40083度 |
現況 | 運転中 |
運転開始 | 2006年 |
事業主体 | レイキャヴィーク・エネルギー 社 |
地熱プラント | |
種類 | フラッシュスチーム |
蒸気井 | 50 |
蒸気井深度 | 2,200 m (7,200 ft) |
コジェネレーション | yes |
発電所 | |
主要動力源 | 地熱 |
発電機数 |
4 x 45 MW 1 x 30 MW |
発電量 | |
定格出力 | 電気出力213 MWe (2010年10月における値) |
最大出力 |
300 MWe 400 MWth |
ヘトリスヘイジ発電所(ヘトリスヘイジはつでんしょ)またはヘッドリスヘイディ地熱発電所(ヘッドリスヘイディちねつはつでんしょ、ヘットリスヘイディ地熱発電所とも、氷島語:Hellisheiðarvirkjun、英:Hellisheiði Power Station)とは、アイスランドの地熱発電所である。世界第2位の規模をもつこの発電所は、同国内1位の規模をもっている[1]。同発電所は南西アイスランドのヘインギットルに位置している[1]。近くには同様の地熱発電所であるネーシャヴェトリル発電所が11 km (7 mi)離れて存在する。2011年10月には303メガワットの電力と133メガワットの熱湯を生み出してきた。現在、電気出力400メガワットを目標にタービンを増設中である。この発電容量を達成できた暁には、設備出力の点において世界最大規模の地熱発電所にランクされることとなる[2]。
歴史
[編集]当発電所は、2006年、それぞれが三菱重工製出力45メガワットの蒸気タービン2基で電力生産を開始した[3][4]。2007年には、東芝製33メガワット低圧蒸気タービンが追加され、発電を開始した[5]。2008年には、さらに45メガワット出力タービン2基が追加された[6]。この2機はSkarðsmýrarfjall山から蒸気を供給されている。同年、同発電所を所有するレイキャビク・エネルギー社と発電所の設置にかかわる三菱重工業、独バルケデュール社(Balcke-Durr GmbH)の間で地熱発電設備5基を設置する契約を交わした[7]。 2010年には熱水プラントが導入され、現在133メガワットの湯を生産し、レイキャヴィークの各家庭に供給している。2011年10月1日、最新の45メガワット高圧蒸気タービン2基が発電システムに追加された[8]。
脚注
[編集]- ^ a b 芹澤和美 (2018年6月20日). “Magnificent View #1406 ヘトリスヘイジ発電所(アイスランド)”. 文藝春秋. 2018年10月21日閲覧。
- ^ Hellisheiði Power Station
- ^ “アイスランドで80MW地熱発電所を受注”. 三菱重工 原動機事業本部 (2004年9月). 2012年3月11日閲覧。
- ^ “アイスランド ヘッドリスヘイディ地熱発電所1、2号機の引渡しが完了”. 三菱重工 原動機事業本部 (2006年11月). 2012年3月9日閲覧。
- ^ “火力発電システム・地熱発電”. 東芝 電力システム社 火力・水力事業部. 2012年3月11日閲覧。
- ^ “アイスランド ヘッドリスヘイディ地熱発電所3、4号機の引渡しが完了”. 三菱重工 原動機事業本部 (2008年11月21日). 2012年3月10日閲覧。
- ^ “アイスランドから地熱発電設備5基、22.5万kWを一括受注”. 三菱重工 原動機事業本部 (2008年6月10日). 2012年3月11日閲覧。
- ^ 木村正人 (2011年7月13日). “地熱発電に沸くアイスランド 日本の技術が支える”. 産経新聞. 2011年3月11日閲覧。