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日本プロレス殿堂会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
プロレス殿堂会から転送)

日本プロレス殿堂会は、2020年2月20日に発足した中立組織。

日本プロレスの文化継承・レジェンドの功績を後世に伝えること・歴史を作った先人・引退したプロレスラーをサポートすることなど日本プロレスの歴史を後世に残すための発足された。

概要

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2020年

2月20日に、天龍源一郎長州力藤波辰爾の二世であり藤波の長男でプロレスラーであるLEONA・天龍の長女でルネッサンス株式会社社長の嶋田紋奈・長州の義子で株式会社リキプロ 代表取締役の池野慎太郎が出席[1]。日本プロレス殿堂会は『二世会』が中心となって設立されたものである。賛同メンバーにはジャイアント馬場(管理代表)、アントニオ猪木、藤波辰爾、天龍源一郎、長州力。協力団体は新日本プロレス全日本プロレス大日本プロレスドラゴンゲートDDTプロレスリングプロレスリング・ノア2AWWRESTLE-1(翌月に活動終了)が名を連ねた。「日本プロレス殿堂会」と共に『日本プロレス殿堂会サポートクラブ』も発足する[2]。運営は『二世会』、日本プロレス殿堂会実行委員会が行う。ゆくゆくは法人化する予定。

2021年

2月、有観客によるイベント「レジェンドサミット vol.1」を予定していたが、アントニオ猪木が入院のため出演中止となり、新型コロナウイルス感染防止拡大のため4月に延期となった。出演者として藤波、長州、小橋建太田上明越中詩郎ザ・グレート・カブキが参加した。当初出演予定として発表されていた天龍は入院のため、小林邦昭は数日前から微熱が続くため欠席となった[3]

9月11日、2021年度の殿堂入り受賞者を発表[4]

9月14、15日に後楽園ホールで『LEGACY』開催し授賞式を行った[5]。参加団体は休止したW-1を除いた上記7団体に加え、みちのくZERO1が参加し提供試合(試合順は団体設立順)、その他の団体選抜選手・フリーランスによるバトルロイヤルが敢行された[6]

12月、公式サイトがリニューアルに伴い更新を休止[7]。POWER FOR THE RING(クラウドファンディングサイト)閉鎖[8]

2022年

2月に予定していた公式サイトのリニューアルが大幅に遅れ、告知なく6月末をもって公式サイトが全閉鎖される。

7月29日、新設サイトの開設を発表。会費はロイヤルとサポーターの2種によるサブスクリプション制となり、ゴールド会員が廃止となった。

10月1日、賛同メンバーであるアントニオ猪木が死去。

10月10日、第2回興行『LEGACY II』開催[9]。当初は10月9日、10日の2日間の開催を予定しチケットを販売していたが、運営側の諸事情から10日のみの開催となった。

第2回興行にて2023年10月9日・昼に第3回興行『LEGACY III』開催が発表された[10]が、以降チケットの販売、開催有無の詳細アナウンスもない。

殿堂入り

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年度 表彰者 インダクター[注 1] 表彰
2021年 アントニオ猪木[注 2] 藤波辰爾 9月14日
藤波辰爾 木村健悟
天龍源一郎 小橋建太
ジャイアント馬場[注 3] 和田京平 9月15日
ジャンボ鶴田[注 4] 和田京平
長州力 天龍源一郎
2022年 マサ斎藤[注 5] 長州力 10月10日
グレート小鹿 和田京平
ザ・グレート・カブキ 越中詩郎

日本プロレス史70周年記念大会

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LEGACY(レガシー)は、日本プロレス殿堂会による初の主催興行である。各団体協力のもと後楽園ホール2連戦で開催。

初日は2AW、NOAH、大日本、みちのく、新日本の提供試合とバトルロイヤルの6試合が組まれ、2日目はZERO1、DRAGONGATE、DDT、全日本、日本プロレス殿堂会の提供試合とバトルロイヤルの6試合の開催となった。

新型コロナウイルス感染拡大防止のガイドラインに基づいた入場制限での開催となった。

2021年9月14日 入場者数=514人 2021年9月15日 入場者数=583人
2AW 提供試合(30分1本勝負) ZERO1提供試合(30分1本勝負)
滝澤大志
真霜拳號
10分2秒
ムーンサルト・プレス
→片エビ固め
吉田綾斗
吉野コータロー
田中将斗
菅原拓也
10分29秒
スライディングD
→片エビ固め
ハートリー・ジャクソン
北村彰基
プロレスリング・ノア提供試合(30分1本勝負) DRAGON GATE提供試合(30分1本勝負)
宮脇純太
丸藤正道
11分50秒
ファルコンアロー
→片エビ固め
岡田欣也
矢野安崇
YAMATO
ドラゴン・キッド
Ben-K
9分45秒
全知全能のフランケンシュタイナー
KAI
SB KENTo
ディアマンテ
大日本プロレス提供試合(30分1本勝負) DDT提供試合(30分1本勝負)
橋本大地
神谷英慶
青木優也
9分27秒
ダイビング・エルボードロップ
→片エビ固め
中之上靖文
岡林裕二
関本大介
HARASHIMA
吉村直巳
11分25秒
蒼魔刀
→体固め
納谷幸男
岡谷英樹
みちのくプロレス提供試合(30分1本勝負) 全日本プロレス提供試合(30分1本勝負)
のはしたろう
日向寺塁
9分42秒
逆エビ固め
MUSASHI
川村興史●
ジェイク・リー
大森北斗
13分33秒
D4C
→片エビ固め
諏訪魔
田村男児
新日本プロレス提供試合(30分1本勝負) 日本プロレス殿堂会提供マッチ(30分1本勝負)
永田裕志
田口隆祐
13分33秒
ナガタロックⅣ
マスター・ワト
天山広吉
藤原喜明
AKIRA
佐藤耕平
入江茂弘
12分44秒
パイルドライバー
→片エビ固め
藤波辰爾
越中詩郎
新崎人生
阿部史典
時間差バトルロイヤル(17人参加/30分) 時間差バトルロイヤル(16人参加/30分)
望月成晃
<5>
24分28秒
三角蹴り
→片エビ固め
木高イサミ
<14>
菊タロー
<5>
21分8秒
エビ固め
葛西純
<12>
タイガー戸口<8>、“brother”YASSHI<12>、河上隆一<3>、飯野“セクシー”雄貴with男色“ダンディ”ディーノ<6>、河野真幸<11>&石川雄規<13>、青柳亮生<1>、綾部蓮<2>、井上雅央<7>、グルクンマスク<15>&怨霊<16>、TORU<4>&北村彰基<10>、翔太<17>、吉江豊<9> 空牙<3>、火野裕士<14>、高岩龍一<9>&井土徹也<11>、リッキー・フジ<8>、芦野祥太郎<2>、竹田誠志<1>、神谷英慶<7>、矢野啓太<13>&LEONA<15>、のはしたろう<6>&ビッグ・THE・良寛<10>、拳剛<4>、佐藤光留<16>
※<番号>は登場順
殿堂会セレモニー 殿堂会セレモニー

脚注

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注釈

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  1. ^ 表彰者の発表と紹介を行う人物のこと。
  2. ^ リハビリ療養中につき、ビデオメッセージにて出演。
  3. ^ 代理人は馬場の肖像権を管理する株式会社 H.J.T.Production代表取締役の緒方公俊。
  4. ^ 代理人は鶴田夫人・保子さんの指名を受けた木原文人
  5. ^ 代理人はマサ斎藤夫人・倫子さん。

出典記事

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  1. ^ “「日本プロレス殿堂会」が設立 長州、藤波、天龍の“二世”が尽力”. デイリースポーツonline. (2020年2月20日). https://www.daily.co.jp/ring/2020/02/20/0013132602.shtml 2021年9月15日閲覧。 
  2. ^ 日本プロレス殿堂会とは | 日本プロレス殿堂会とは|日本プロレス殿堂会サポーターズクラブ”. 日本プロレス殿堂会サポーターズクラブ. 2022年4月27日閲覧。
  3. ^ 日本プロレス殿堂会設立1周年記念イベント 『レジェンドサミットVol.1』開催のお知らせ | ニュース|日本プロレス殿堂会サポーターズクラブ”. 日本プロレス殿堂会サポーターズクラブ. 2022年4月27日閲覧。
  4. ^ “日本プロレス殿堂発表!アントニオ猪木氏、ジャイアント馬場氏、ジャンボ鶴田氏ら6人が初受賞」”. 東京スポーツ. (2021年9月11日). https://web.archive.org/web/20210911053731/https://www.tokyo-sports.co.jp/prores/3622384/ 
  5. ^ 削除ドタバタ経て再発表 猪木、馬場、鶴田、藤波、長州、天龍が2021年殿堂入り”. 週刊ファイト. 2022年4月27日閲覧。
  6. ^ 【日本プロレス殿堂会】日本プロレス史70周年記念大会『LEGACY』9.14&15後楽園ホール全対戦カード決定! | プロレスTODAY” (2021年8月31日). 2022年4月27日閲覧。
  7. ^ リニューアル | ニュース|日本プロレス殿堂会サポーターズクラブ”. 日本プロレス殿堂会サポーターズクラブ. 2022年4月27日閲覧。
  8. ^ POWER FOR THE RING閉鎖のお知らせ | ニュース|日本プロレス殿堂会サポーターズクラブ”. 日本プロレス殿堂会サポーターズクラブ. 2022年4月27日閲覧。
  9. ^ ジャイアント馬場&ジャンボ鶴田&長州力が日本プロレス史に残る殿堂入り!来年10月に第二回大会も決定!「リングから降りた選手に殿堂会が少しでも役に立てたら」”. バトル・ニュース. 2022年4月27日閲覧。
  10. ^ https://twitter.com/nph_2020/status/1579754770197540864?s=20”. X (formerly Twitter). 2023年9月21日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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