デノスマブ
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モノクローナル抗体 | |
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種類 | 全長抗体 |
原料 | ヒト |
抗原 | RANK ligand |
臨床データ | |
販売名 | プラリア、ランマーク |
Drugs.com | monograph |
MedlinePlus | a610023 |
ライセンス | US FDA:リンク |
胎児危険度分類 |
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法的規制 |
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薬物動態データ | |
生物学的利用能 | N/A |
データベースID | |
CAS番号 | 615258-40-7 |
ATCコード | M05BX04 (WHO) |
UNII | 4EQZ6YO2HI |
KEGG | D03684 |
ChEMBL | CHEMBL1237023 |
別名 | AMG 162 |
化学的データ | |
化学式 | C6404H9912N1724O2004S50 |
分子量 | 144.7 kDa |
デノスマブ(denosumab)は、RANKLを標的としたヒト型モノクローナル抗体製剤、分子標的治療薬。雪印およびAmgenが創製し、日本では第一三共から販売されている。
薬理
[編集]receptor activator of nuclear factor κB ligand(RANKL)は破骨細胞の分化・成熟・機能および生存を制御している[1]。RANKLとデノスマブが結合することにより、破骨細胞へのシグナル伝達を抑制し、骨溶解を防ぐ。
適応
[編集]- 骨粗鬆症(製品名: プラリア皮下注60mgシリンジ)
- 関節リウマチに伴う骨びらんの進行抑制(同上)
- 多発性骨髄腫による骨病変および固形癌骨転移による骨病変(製品名: ランマーク皮下注120mg)[2]
- 骨巨細胞腫(同上)
効果
[編集]- デノスマブとビスフォスフォネート注射剤であるゾレドロン酸を比較したところ、投与開始後1年における脊椎骨密度と大腿骨骨密度の平均変化量は、両剤間で有意差はみられなかった[3]。
副作用
[編集]重篤な副作用として添付文書記載されているものは、低カルシウム血症、顎骨壊死・顎骨骨髄炎、アナフィラキシー、大腿骨転子下および近位大腿骨骨幹部の非定型骨折、重篤な皮膚感染症である。製品の種類により出現頻度が異なるため、詳細は各添付文書を参照すること。
低カルシウム血症を予防するためにカルシウム、ビタミンD、マグネシウムの合剤である「デノタス」を併用することがある。
出典
[編集]- ^ http://www.eisai.jp/medical/region/bone-joint/osteoporosis-gazou/0210v1n1/01.html
- ^ https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/series/drug/update/201203/523951.html
- ^ Sheedy KC, et al. Comparison of the Efficacy, Adverse Effects and Cost of Zoledronic Acid and Denosumab In the Treatment of Osteoporosis. Endocr Pract. 2014 Nov 4: 1-11.