コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

フォーラムシネマネットワーク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フォーラム山形から転送)
株式会社フォーラム運営委員会
フォーラムシネマネットワーク本部
(フォーラム山形と同居)
種類 株式会社
略称 フォーラム
本社所在地 日本の旗 日本
990-0039
山形県山形市香澄町2丁目8番1号
設立 1984年(昭和59年)1月
業種 サービス業
法人番号 9390001001652
事業内容 映画館の経営・運営
代表者 長沢裕二(代表取締役)
資本金 4000万円
主要子会社 株式会社フォーラムマルチプレックスシアターズ
株式会社八戸フォーラム
外部リンク http://www.forum-movie.net/
テンプレートを表示

フォーラムシネマネットワークFORUM CINEMA NETWORK)は、山形県山形市に本部を置く日本映画興行会社である株式会社フォーラム運営委員会(フォーラムうんえいいいんかい)を母体としてフォーラムマルチプレックスシアターズ及び株式会社八戸フォーラムが運営する、映画館ネットワークである。運営する全ての地区において、市民の出資を集めて開館する珍しい形の設立形態である[1]

概要

[編集]

山形には大手映画会社の直営館はあったが、映画好きが求める作家性の高いアート系の作品は東京まで行って見るしかない状況にあった。そんな中、1979年(昭和54年)に「山形えいあいれん」という自主上映サークルが生まれ、月1回、見たい映画の上映会が開かれるようになった[2]

そこから「自分たちの映画館を作ろう」との機運が高まり、山形大学を卒業後、映画館に就職し運営ノウハウを学んだ長沢裕二(フォーラムシネマネットワーク代表)らが中心となり出資金を募り、1984年(昭和59年)1月、フォーラム運営委員会が設立され、7月に山形市大手町に独自ビルで映画館を開館した[2]。その後、東北各地および北関東などにネットワークを広げ、映画館空白地にも映画館を建設している。

沿革

[編集]
  • 1979年昭和54年)
    • 4月 - 「山形県映画センター」設立。
    • 12月 - 映画サークル「山形えいあいれん」設立。
  • 1984年(昭和59年)
    • 1月 - 株式会社フォーラム運営委員会設立(資本金1,000万円)。
    • 7月 - フォーラム山形1・2を開館。
  • 1987年(昭和62年)7月 - フォーラム福島1・2を開館。
  • 1989年平成元年)4月 - 山形ヌーベルF 1・2を開館。
  • 1992年(平成4年)10月 - フォーラム福島3・4を開館。
  • 1993年(平成5年)
    • 5月 - 福島東宝スカラ座を開館。
    • 8月 - フォーラム盛岡を開館。
  • 1994年(平成6年)6月 - フォーラム盛岡2を開館。
  • 1995年(平成7年)5月 - フォーラム盛岡3を開館。
  • 1997年(平成9年)4月 - 福島東宝スカラ座を閉館し、フォーラム福島5・6を開館。
  • 1999年(平成11年)12月 - フォーラム仙台(3スクリーン)を開館。
  • 2000年(平成12年)
    • 8月 - 株式会社フォーラムマルチプレックスシアターズ(資本金5,000万円)設立。
    • 12月 - マルチプレックスシアター・ソラリス(6スクリーン)を開館。
  • 2001年(平成13年)3月 - 山形ヌーベルF 1・2を閉館。
  • 2003年(平成15年)
    • 5月 - 株式会社八戸フォーラム(資本金8,000万円)設立。
    • 9月 - フォーラム八戸(9スクリーン)開館。
  • 2004年(平成16年)6月 - チネ・ラヴィータ(2スクリーン、仙台)開館。
  • 2005年(平成17年)4月 - フォーラム山形を大手町から香澄町に移転し、2スクリーンから5スクリーンに拡張。
  • 2006年(平成18年)12月 - フォーラム盛岡1 - 3 閉館と同時に移転、開館(7スクリーン)。
  • 2008年(平成19年)6月 - 株式会社フォーラム運営委員会 増資(資本金4,000万円)。
  • 2009年(平成21年)
    • 8月 - アートフォーラム(2スクリーン、盛岡)開館。チネ・ラヴィータ(3スクリーン、仙台)移転。
    • 12月 - フォーラム那須塩原(9スクリーン)開館。
  • 2010年(平成22年)11月 - フォーラム東根(8スクリーン)開館[3]
  • 2017年(平成29年)1月 - 企業グループ名を「フォーラムネットワーク」から、「フォーラムシネマネットワーク」に改称。
  • 2023年(令和5年)1月 - フォーラム八戸が閉館。
  • 2024年(令和6年)3月 - チネ・ラヴィータ閉館。

劇場

[編集]

フォーラムと最初につく館は、2009年までは「○○フォーラム」と地域名が最初に来ていた。

劇場名 所在地 併設施設 開館日 規模 備考
フォーラム福島 福島県福島市 - 1987年8月 6スクリーン
673席
フォーラム仙台 宮城県仙台市 伊澤竹に雀ビル 1階 1999年12月 3スクリーン
190席
ソラリス 山形県山形市 霞城セントラル 地下2階 2000年12月 6スクリーン
682席
フォーラム山形 山形県山形市 ベガスベガスビル 1階 2005年4月 5スクリーン
565席
現在の劇場は2代目。
フォーラム盛岡 岩手県盛岡市 MOSS 5階 2006年12月 7スクリーン
954席
現在の劇場は2代目。
フォーラム那須塩原 栃木県那須塩原市 ビバモール那須塩原 2009年12月 9スクリーン
1410席
2016年12月9日、4DX導入。
フォーラム東根 山形県東根市 - 2010年12月 8スクリーン
1031席

過去に運営していた劇場

[編集]

山形県

[編集]
  • (初代)フォーラム山形1・2(山形市大手町、1984年(昭和59年)7月開館 - 2005年(平成17年)4月閉館)
香澄町のベガスベガスビルへ移転。
  • 山形ヌーベルF1・2(山形市、1989年(平成元年)4月開館 - 2001年(平成13年)3月閉館)

宮城県

[編集]
BiVi仙台駅東口 2階に所在した。3スクリーン、計211席。賃貸借契約満了により閉館[4]

青森県

[編集]
フォーラム八戸があったチーノはちのへ
  • フォーラム八戸(八戸市十三日町16番地、2003年(平成15年)9月開館 - 2023年(令和5年)1月5日閉館)
チーノはちのへ5階(八戸スカイビル、旧イトーヨーカドー八戸店)に所在した。全9スクリーン、計777席。
入居するチーノはちのへの再開発着手に伴い閉館[5]

岩手県

[編集]
  • (初代)フォーラム盛岡(盛岡市大通1丁目、1993年(平成5年)8月開館 - 2006年(平成18年)12月閉館)
ヒグチビル2階に所在。当初は1スクリーンのみだったが、1994年(平成5年)6月に「フォーラム盛岡2」、1995年(平成5年)5月に「フォーラム盛岡3」がそれぞれ開館し、最終的に全3スクリーンとなった。
大通2丁目に開業した商業施設「MOSS」へ移転。
  • アートフォーラム(盛岡市ニッカツゴールデンビル 5階、2009年8月開館 - 2023年4月20日閉館)
2スクリーン、119席[6]
大通へ2025年春に移転予定[7]


福島県

[編集]
  • 福島東宝スカラ座(福島市、1993年(平成5年)5月開館 - 1997年(平成9年)閉館)
フォーラム福島5・6の開館により閉館。

脚注

[編集]

外部リンク

[編集]