フォード・トーラスX
トーラスX(Taurus X)はフォードが製造・販売していた自動車である。2005年から2007年までフリースタイル(FREESTYLE)の車名で販売されていたが、2008年からトーラスXに改名された。
フォード・フリースタイル フォード・トーラスX | |
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2006年型 フリースタイル | |
2008年型 トーラスX | |
概要 | |
製造国 | アメリカ合衆国 |
販売期間 | 2005-2009年 |
ボディ | |
乗車定員 | 6/7名 |
ボディタイプ | 5ドアSUV |
駆動方式 | FF/4AD |
パワートレイン | |
エンジン | 3.0/3.5L V6 |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,870mm |
全長 | 5,070mm |
全幅 | 1,890mm |
全高 | 1,730mm |
車両重量 | 1,948kg |
その他 | |
姉妹車 | フォード・ファイブハンドレッド |
系譜 | |
先代 | フォード・トーラス(ワゴン) |
後継 | フォード・フレックス |
概要
[編集]2004年1月の北米国際オートショーにてフォード・トーラスセダンおよびワゴンの後継車種が、それぞれファイブハンドレッド、フリースタイルとして発表され、同年内に2005年モデルとして発売開始された。フリースタイルは背の高いステーションワゴン風の外観の車種で、6/7人乗員の3列シートは多彩なシートアレンジを備えており、それによって高い居住性と実用性を確保していた。
マーキュリー版の姉妹車も計画されていたようで、翌2005年の北米国際オートショーにてマーキュリー・メタワン (Mercury Meta One) コンセプトが出展されたが、実際に市販化されることはなかった。なお、同コンセプトはツインターボのV6ディーゼルエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド車であった[1]。
フリースタイル(および姉妹車のファイブハンドレッドとマーキュリー・モンテゴ)は、プラットフォームにはXC90などで使用されているボルボ開発のフォード・D3プラットフォームを採用した。パワートレーンは3.0L DOHC・V6とZF製CVTの組み合わせのみであった。駆動方式はFFとAWDがともに用意された。
2007年2月にはシカゴオートショーでフェイスリフトされた2008年モデルが発表されたが、フォードの戦略転換に伴ってD3プラットフォームの3車種はファイブハンドレッドが「トーラス」に、モンテゴが「セーブル」に戻され、またフリースタイルは「トーラスX」に改名された。パワートレーンは3.5L DOHC・V6とアイシンAW(現:アイシン)製6速ATの組み合わせに換装された。
2009年1月の北米国際オートショーでフルモデルチェンジされたトーラスが発表されたが、トーラスXはモデルチェンジされることなく2009年モデル限りで打ち切られた。
なお、豪州フォードが似たようなスタイリングを持つフォード・テリトリーを開発し、アジア太平洋地域で販売しているが、トーラスXとはプラットフォームも異なる全くの別車種である。
脚注
[編集]- ^ “Detroit Auto Show (NAIAS) 2005 - Mercury Debuts Meta One Concept”. MSN Autos (2005年1月10日). 2010年4月10日閲覧。