Hojo Takatoki tormented by tengu. 1883. By Yoshitoshi.

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『太平記』の「相模入道田楽を弄ぶこと」に出てくる北条高時が烏天狗に騙される話を描いたもの。高時は政務を顧みず、田楽の家元を京から呼び寄せて毎日田楽舞に興じるなど、北条氏を滅亡に導いた人物で、ある日酔っぱらって一人田楽を舞っていると田楽法師が多数現われ、一緒に踊っては高時を囃し立てた。侍女が覗くとそこには人間ではなく烏天狗が「天王寺や、ようれぼしをみばや」と歌いながら高時を弄んでいるが高時は気づいていない。ようれぼしは天下が乱れる時に現れる妖霊星のことと言われている。

HOJO Takatoki was the 14th regent (office between 1316 - 1326) to Kamakura bakufu (Japanese feudal government headed by a shogun). He devoted himself in drinking and dancing Dengaku, then neglected the politics. One night, a few a priest-like dressed Dengaku performer came up in front of drunken Takatoki. They were Karasu Tengu (crow-billed goblin) that came to tease Takatoki. Takatoki, who didn't know that, started to dance, asking them to teach him Dengaku dance. They danced all night. Then, jeering laughter of Tengu rang in the sky, Takatoki fainted. It was depicted in "Taiheiki" (The Record of the great peace).

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