NTTビートカフェ・メルティングポット
NTTビートカフェ・メルティングポット | |
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ジャンル | トーク番組 |
放送期間 | 1988年4月7日 - 1990年9月20日 |
放送時間 | 54分 |
放送局 | TOKYO FM |
ネットワーク | JFN |
パーソナリティ | 向谷実 |
NTTビートカフェ・メルティングポットは、1988年4月7日から1990年9月20日まで、毎週木曜日夜9時から9時54分にエフエム東京(FM東京→TOKYO FM)制作でFM東京系列局のネットで放送されていたラジオ番組。パーソナリティは向谷実。NTTの一社提供番組。略称で「ビートカフェ」と呼ばれていた。
概要
[編集]当時、フュージョンバンドのカシオペアに在籍していたメンバーで、キーボード奏者 兼 ライブでMCを担当していた向谷実のパーソナリティによる音楽トーク番組。向谷はカシオペアが1979年にデビューした直後からライブでMCを担当するようになり、その軽妙な話しぶりで「シカイヤ・ミノル」の異名を取っていた。カシオペアのテレビ・ラジオ番組出演でも評判となっていて、それを買われての起用で、自身初のレギュラー出演番組となった。
番組設定で「ビートカフェ」という喫茶店に訪れてくる“客”を“マスター”の向谷が接客するというシチュエーションの下、アーティストをゲストに招いての音楽対談コーナーとその合間にレコード音源の楽曲が掛かる構成だった。番組初期は日本のポップス界から中心に招いていたが、中期からはカシオペアと同じ日本のフュージョン・シーンで活動するアーティストを頻繁に招くようにもなった。他にもリスナーからの投稿ハガキによるコーナーがあり、採用者にはノベルティとして番組特製のテレホンカードがプレゼントされていた。
番組イベント
[編集]1989年2月と翌1990年2月には番組企画の公開収録イベント「セントバレンタイン・スペシャル」を開催。以前に番組で招いたアーティストを再集結させてのセッション・ライブで、番組リスナーを無料招待した。ただし、参加応募条件はバレンタインデーに因み男女カップルのみだった。
- 1989年2月12日 会場:原宿クエストホール
- 一回目のこのセッション・ライブをきっかけにして向谷実・土岐英史共同プロデュースの企画物アルバム、TOKI CLUB『TWEENER』(1989年10月21日発売)が生まれた。
- 1990年2月10日 会場:ゆうぽうとホール
- メンバー:向谷実(キーボード)、渡辺香津美(ギター)、土岐英史(サックス)、東原力哉(ドラムス)、バカボン鈴木(ベース)、カルロス菅野(パーカッション)、ゲスト:野呂一生(ギター)、EPO(ヴォーカル)
カシオペア関連
[編集]番組はカシオペアの情報(ライブ開催、アルバム発売等)を告知する広報的な面もあった。また、カシオペアのメンバーを招いた特番的な企画もあった。
- 1989年1月の新年最初の放送は、ゲストに野呂一生、櫻井哲夫、神保彰のカシオペアのメンバー全員を招いて放談形式の放送。
- 1990年1月の新年最初の放送は、ゲストに野呂一生を招いて、カシオペアから櫻井哲夫と神保彰の脱退を告知した。
- 1990年6月には非公開録音ライブながら鳴瀬喜博らが加入したメンバーチェンジ後初のスタジオライブを二週にわたって放送。
テーマ曲
[編集]- 1988年4月(番組開始)から1990年5月まで
- オープニング カシオペア「HACKER」(作曲:向谷実)
- エンディング カシオペア「SUPER SONIC MOVEMENT」(作曲:野呂一生)
- ともにアルバム『EUPHONY』(1988年4月25日発売)から
- 1990年6月から1990年9月(番組終了)まで
- オープニング カシオペア「FLASH UP」(作曲:向谷実)
- エンディング カシオペア「GOLDEN ISLAND」(作曲:向谷実&野呂一生)
- ともにアルバム『THE PARTY』(1990年6月25日発売)から