ジョン・ロッテスリー (第4代準男爵)
第4代準男爵サー・ジョン・ロッテスリー（英語: Sir John Wrottesley, 4th Baronet、1682年ごろ – 1726年11月1日埋葬）は、グレートブリテン王国の政治家。トーリー党に属し、1708年から1710年まで庶民院議員を務めた[1]。
生涯
[編集]第3代準男爵サー・ウォルター・ロッテスリーと1人目の妻エレノーラ（Eleanora[2]、1660年ごろ – ?、サー・ジョン・アーチャーの娘）の次男（長男ウォルターは生涯未婚のまま死去[3]）として、1682年ごろに生まれた[4][1]。1699年8月9日にラグビー校に入学[5]、1700年4月22日にケンブリッジ大学トリニティ・カレッジに入学した[6]。
1708年イギリス総選挙でスタッフォードシャー選挙区の現職議員だった第4代準男爵サー・エドワード・バゴットが健康の悪化を理由に引退すると、ロッテスリーは後任のトーリー党候補として選ばれた[7]。選挙はトーリー党候補2人とホイッグ党候補1人の間で戦われ、ホイッグ党候補ブライアン・ブロートンは1,500票以上を得たが落選に終わり、ロッテスリーは2,000票以上を得て当選した[7]。ロッテスリーの議会活動は少なかったが、1710年にトーリー党員としてヘンリー・サシェヴェレルの弾劾に反対票を投じた[1]。1710年イギリス総選挙で出馬せず、議員を退任した[1]。
ロッテスリーはジャコバイト宮廷から支持者の1人として扱われたが、1715年ジャコバイト蜂起では政府軍に寄付したと報じられた[1]。
1726年10月に死去[6]、11月1日にスタッフォードシャーのテッテンホールで埋葬された[1]。息子ヒューが準男爵位を継承したが、成人せず1729年に死去、その弟ウォルターが継承した[4]。しかしウォルターも成人せずに1732年2月に死去[2]、その弟リチャードが継承した[4]。
家族
[編集]1704年1月15日、フランシス・グレイ（Frances Grey、1769年までに没、ジョン・グレイ閣下の娘）と結婚[4]、5男5女をもうけた[1]。
- ジョン（1723年11月没[8]）
- チャールズ（1724年4月没[8]）
- ヒュー（1708年と1721年の間 – 1729年11月[8]） - 第5代準男爵、生涯未婚[4]
- ウォルター（1710年と1721年の間 – 1732年2月） - 第6代準男爵、生涯未婚[2]
- リチャード（1721年4月12日 – 1769年7月20日） - 第7代準男爵、庶民院議員、子供あり[9]
- フランシス（Frances） - ハイアム・ベンディッシュ（Heigham Bendish）と結婚[2]
- エリザベス - トマス・ロッテスリー（Thomas Wrottesley、ウォルター・ロッテスリーの息子、第3代準男爵サー・ウォルター・ロッテスリーの孫）と結婚[2]
- ヘンリエッタ - セオドア・ウィリアム・イング（Theodore William Inge）と結婚[2]
- ドロシー[3]
- メアリー[3]
出典
[編集]- ^ a b c d e f g Handley, Stuart (2002). "WROTTESLEY, John (c.1682-1726), of Wrottesley Hall, Tettenhall, Staffs.". In Hayton, David; Cruickshanks, Eveline; Handley, Stuart (eds.). The House of Commons 1690-1715 (英語). The History of Parliament Trust. 2022年2月24日閲覧。
- ^ a b c d e f Townend, Peter, ed. (1963). Burke's Genealogical and Heraldic History of the Peerage, Baronetage and Knightage (英語). Vol. 3 (103rd ed.). London: Burke's Peerage Limited. p. 2626.
- ^ a b c Collen, Henry (1847). Debrett's Genealogical Peerage of Great Britain and Ireland (英語). London: William Pickering. p. 801.
- ^ a b c d e f Cokayne, George Edward, ed. (1902). The Complete Baronetage (1625–1649) (英語). Vol. 2. Exeter: William Pollard & Co. pp. 195–196.
- ^ Michell, Arthur Thompson (1901). Rugby School Register: From April 1675, to April 1842 (英語). Vol. I. Rugby: A. J. Lawrence. p. 24.
- ^ a b "John WROTTESLEY (WRTY700j)". A Cambridge Alumni Database (英語). University of Cambridge.
- ^ a b Handley, Stuart (2002). "Staffordshire". In Hayton, David; Cruickshanks, Eveline; Handley, Stuart (eds.). The House of Commons 1690-1715 (英語). The History of Parliament Trust. 2022年2月24日閲覧。
- ^ a b c Erdeswick, Sampson (1844). A Survey of Staffordshire; Containing the Antiquities of that County (英語). London: J. B. Nichols and Son. p. 361.
- ^ Cruickshanks, Eveline (1970). "WROTTESLEY, Sir Richard, 7th Bt. (1721-69), of Wrottesley, Staffs.". In Sedgwick, Romney (ed.). The House of Commons 1715-1754 (英語). The History of Parliament Trust. 2022年2月24日閲覧。
| グレートブリテン議会 | ||
|---|---|---|
| 先代 ヘンリー・パジェット閣下 サー・エドワード・バゴット準男爵 |
庶民院議員（スタッフォードシャー選挙区選出） 1708年 – 1710年 同職：ヘンリー・パジェット閣下 |
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| 先代 ウォルター・ロッテスリー |
（ロッテスリーの）準男爵 1712年 – 1726年 |
次代 ヒュー・ロッテスリー |