コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

パラダイスビュー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パラダイス・ビューから転送)
パラダイスビュー
監督 高嶺剛
脚本 高嶺剛
音楽 細野晴臣
撮影 東司丘宇天(としおかたかお
編集 PTC
製作会社 ヒートゥバーン・プロダクション
配給 ヒートゥバーン・プロダクション
公開 1985年4月13日
上映時間 113分
製作国 日本の旗 日本
言語 沖縄方言
テンプレートを表示

パラダイスビュー』は、高嶺剛監督による、復帰前の沖縄を舞台としたファンタジー映画。同監督初の劇映画であり、初のメジャー配給作品である。

当時若手実力派であった小林薫を主役に、当時サブカルチャー界のアイドルとして人気絶頂であった戸川純をフィーチャーし、脇役陣も細野晴臣をはじめとするミュージシャンたちで固めるという異色のキャスティングで、しかも全篇沖縄語、日本語字幕付きという日本映画としては過去に類を見ないスタイルでの公開が話題を呼んだ。

嘉手苅林昌照屋林助といった沖縄音楽界の大御所を初めてスクリーンに登場させたことも特筆すべき点であり、他の脇役陣も沖縄芸能の大物たちが多数出演している。

ストーリー

[編集]

30歳のレイシューは失業中で、毎日実家で怠惰な日々を過ごしていた。ある日、彼に思いを寄せる村の手伝い女チルーは、レイシューのマブイ(魂)が犬に食べられてしまう夢を見る。

村には東京からイトーという植物学者が来ており、ナビーという娘との結婚話が進んでいた。ところがナビーはレイシューの子供を身篭っていることが判明する。村の人々は困惑するものの、毛遊びの場でのことであるので誰も彼を責めようとはしない。そんな矢先、レイシューの祖母が誤って米軍に射殺されてしまい、葬儀の席で故人を侮辱した弔問客を殴ったレイシューは警察に逮捕される。しかし、護送車は独立派ゲリラに乗っ取られ、逃げ出したレイシューはそのまま行方をくらましてしまう。

主なキャスト

[編集]

主なスタッフ

[編集]
  • 監督・脚本・美術:高嶺剛
  • 助監督:山田強
  • 撮影:としおかたかお
  • 音楽:細野晴臣
  • プロデューサー:阿南満三
  • 製作・配給:ヒートゥバーンプロダクション

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]