パラス (小惑星)
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パラス 2 Pallas | |
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超大型望遠鏡VLTに搭載されている撮像装置「SPHERE」によって撮影され、2017年に公開されたパラスの画像
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分類 | 小惑星 |
軌道の種類 | 小惑星帯 (パラス族) |
発見 | |
発見日 | 1802年3月28日 |
発見者 | W. オルバース |
軌道要素と性質 元期:2010年7月23日 (JD 2,455,400.5) | |
軌道長半径 (a) | 2.772 AU |
近日点距離 (q) | 2.132 AU |
遠日点距離 (Q) | 3.413 AU |
離心率 (e) | 0.231 |
公転周期 (P) | 4.62 年 |
軌道傾斜角 (i) | 34.84 度 |
近日点引数 (ω) | 310.15 度 |
昇交点黄経 (Ω) | 173.13 度 |
平均近点角 (M) | 96.15 度 |
物理的性質 | |
三軸径 | 582 × 556 × 500 km |
質量 | 2.06 ×1020 kg |
平均密度 | 4.2 g/cm3 |
表面重力 | 0.16 m/s2 |
脱出速度 | 0.35 km/s |
自転周期 | 7.8132 時間 |
スペクトル分類 | B |
絶対等級 (H) | 4.13 |
光度係数 (G) | 0.11 |
アルベド(反射能) | 0.1587 |
表面温度 | ~226 K |
色指数 (B-V) | 0.635 |
色指数 (U-B) | 0.284 |
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パラス[1][2](英: 2 Pallas)は、小惑星帯最大の小惑星。以前はケレスが最大の小惑星であったが、2006年のIAU総会でケレスが準惑星に分類されたため、小惑星帯ではパラスが最大の小惑星となった。なおパラスも将来的に準惑星に分類される可能性がある。
1802年3月28日にドイツのブレーメンでヴィルヘルム・オルバースにより発見され、ギリシア神話に登場するトリートーンの娘パラスにちなんで命名された(ギリシア神話にはパラスという名の男性も登場するが、初期の小惑星はすべて女性名が付けられた)。
特徴
[編集]パラスは小惑星帯(メインベルト)の中では、ケレス(2006年以降は準惑星に分類)に次いで大きい天体である。軌道はメインベルトの中央部分に位置するが、大型の小惑星にしてはh軌道傾斜角と離心率が大きい。パラスの構成成分は独特であるが、C型小惑星に大変よく似ている。
パラスによる星の掩蔽(恒星食)は数回観測されており、それによって正確な直径が得られた。
1979年5月29日の恒星食で、パラスに直径1km程度の衛星があると報告されたが、確証は得られていない。1980年にはスペックル干渉法により直径175kmの衛星が見つかったと報告されたが、後に間違いだと分かった。
2007年にハッブル宇宙望遠鏡によりパラスの映像が撮影され、正八面体に近い形が確認された。
元素のパラジウム(原子番号46)はパラスにちなんで命名された。
出典
[編集]- ^ 『オックスフォード天文学辞典』(初版第1刷)朝倉書店、325頁。ISBN 4-254-15017-2。
- ^ “小惑星日本語表記索引 : 1 - 50”. 日本惑星協会. 2019年3月9日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 『パラス』 - コトバンク
- James L. Hilton, U.S. Naval Observatory Ephemerides of the Largest Asteroids (1999)
- E. V. Pitjeva, Estimations of Masses of the Largest Asteroids and the Main Asteroid Belt From Ranging to Planets, Mars Orbiters And Landers (2004)
- IRAS Minor Planet Survey
- パラスの軌道要素(JPL、英語)
- ライトカーブ測定によるパラスの形状モデル(英語、PDF)
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