パトリック・スター
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このフィクションに関する記事は、全体として物語世界内の観点に立って記述されています。 |
パトリック・スター | |
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スポンジ・ボブのキャラクター | |
初登場 | バイト募集中(1999年) |
作者 | ステファン・ヒレンバーグ |
演 | ダニー・スキナー(ブロードウェイ) |
声 |
ビル・ファッガーバッケ(オリジナル版) 谷育子(シーズン1 - 8) かぬか光明(劇場版2、シーズン9 -) 長嶝高士(劇場版1、劇場版2予告編) オ・インソン(韓国EBSテレビ版) イ・インソン(韓国チェヌンTV版・ニコロデオン版) |
好きなもの |
クラゲ ドーナツ 睡眠 |
嫌いなもの |
クモ 思考 いじめっ子[1] |
詳細情報 | |
種族 | ヒトデ |
性別 | 男性 |
パトリック・スター(英: Patrick Star)とはテレビアニメ『スポンジ・ボブ』に登場するヒトデのキャラクターであり、スポンジ・ボブの親友。
マヌケでドジばかりだが、スポンジ・ボブを兄弟のように大事にしている。食べることと寝ることが大好き。
キャラクターはステファン・ヒレンバーグによって考案され、初出は1999年5月1日に放送されたパイロット版「バイト募集中」である。彼は、頭が悪く常識に疎いため、時折親友のスポンジ・ボブをトラブルに巻き込む。一方で、ボートの運転が得意(77話)だったり芸術的センスがあったり(158話)する[2]。
体の色はピンクで、太った体をしている。性格はのんびり屋で食いしん坊。一人称は「オイラ」。普段はボケ役だが、真面目になるとツッコミもする。
パトリックは批評家やファンからもよい印象を受けている。
彼はまた、2004年の長編映画「スポンジ・ボブ/スクエアパンツ ザ・ムービー」と2015年の映画「スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo!」でも活躍している。
説明
[編集]スポンジ・ボブの親友のヒトデ[3]。イカルドの隣にある岩の下に住んでいる。体の色はピンク(淡いマゼンタ)で、太った体をしている。性格はのんびり屋で食いしん坊。一人称は「おいら」(DVDの字幕では「オイラ」だが、稀に「僕」も使う)。普段はボケ役だが、真面目になるとツッコミもする。
頭はかなり悪く、字の読み書きが苦手で、鉛筆を使うとき「字が出ない」と言ったり、自分でたった今食べたにもかかわらず、自分のお菓子をスポンジ・ボブがとったと思ったり、スポンジ・ボブから「僕のズボンの形はなんでしょう?」と言われても分からなかったり、遊園地の乗り物の制御装置をスポンジ・ボブと勘違いしたり、ドライシーバーを使うときに中に閉じ込められたりして「今助けに行くから」と言って壊したりなどかなり酷い。上述ののんびり屋な部分も災いして事態を悪化させることもしばしば。本人曰く頭の悪さは「その時にもよる」(『テレビ出演』)。脳みそのサイズも小さく描写されることが多い。
「最も役に立たない男」としてトロフィーを貰ったことがある。スポンジ・ボブ曰く「何もできないことの達人」(『いとこのスタンリー』)。普段家ではテレビを見たり、昼寝をしたり、スポンジ・ボブと遊んだりしている。食べ物などはスポンジ・ボブからもらっている描写がある。家の家具は全て砂でできているため、他人がパトリックの家に居候することはまともにできない。スポンジ・ボブと違い、見知らぬ女性が出てきた場合は恋愛意識を抱く傾向にある。
時々スポンジ・ボブに助言したりアドバイスをしたりすることがあるが、大抵役に立たないことばかりである。適切な意見を言った場合、自分でも意味が分からない。カーニやイカルドからは頭の悪さを呆れられていることが多いが、スポンジ・ボブは例外であり、困った時などに彼に相談したり助けてもらうことも珍しくない。怒ると非常に恐く、暴走して周囲に迷惑をかけるが、ナイーブなところもある。無職(ただし、『フライ料理選手権』ではフライ料理選手権に出たいがために、エサバケツ亭で働いたことがある。また、トラクターの免許など、パトリックはたくさんの免許を持っており、スポンジボブと違ってボート(スポンジボブの世界の自動車)の免許を持っている。
一応今作の準主人公として扱われているが、彼が登場しない回がいくつかあり、イカルドよりも登場話数が少ない。
キャラクター
[編集]作成とデザイン
[編集]ステファン・ヒレンバーグは子供の頃から海に魅了され、また、芸術の才能を伸ばし始めた。大学では海洋生物学と芸術を専攻した。1984年に卒業した後、海洋教育機関であるオーシャンインスティテュート(英語版)に参加し、後に「スポンジ・ボブ」の制作につながったThe Intertidal Zoneという漫画を作った。 1987年、ヒレンバーグはアニメーションのキャリアを追求するために退職した。
数年間カリフォルニア芸術大学で実験的なアニメーションを勉強した後、ヒレンバーグはアニメーションフェスティバルで、『ロッコーのモダンライフ』のクリエイターであるジョー・マレー(英語版)に会った。マレーはヒレンバーグにシリーズのディレクターとしての仕事を提供した。『ロッコーのモダンライフ』の作家の1人であるマーティン・オルソン(英語版)は、The Intertidal Zoneを読み、ヒレンバーグに同様のコンセプトのテレビシリーズを制作するように勧めた。その時点で、ヒレンバーグは自分のシリーズを制作することを考えていなかったが、すぐにこれがチャンスであることに気付いた。『ロッコーのモダンライフ』の制作が1996年に終了した直後、ヒレンバーグはスポンジ・ボブに取り組み始めた。
番組のキャラクターについては、ヒレンバーグはコミックからキャラクターのデザイン(ヒトデ、カニ、スポンジなど)を描き、使用し始めた。彼はパトリックのことを「おそらく町で最も馬鹿な男」と表現した。彼は、動物の自然を体現するヒトデとして考案された。
ヒレンバーグによれば、ヒトデは「愚かでゆっくり」に見えるが、実際にはパトリックのように「非常に活発で攻撃的」だと言っている。ヒレンバーグは、「ユーモラスな状況や登場人物とその欠点について」を強調するために、話題のユーモアではなく登場人物のコメディーを番組に取り入れた。
普段は良い心を持っているように描かれているにもかかわらず、パトリックはいくつかのエピソードでかんしゃくを持っていることがわかっている。パトリックの感情的な爆発は、もともと、スポンジボブとサンディがパトリックにバレンタインデーの贈り物を贈ろうとする最初のシーズンのエピソード「バレンタインデー」のためにのみ書かれており、一度だけのものになるはずだった。しかし、エピソードライターのジェイレンダーによれば、「その番組が戻ってきたとき、彼の暗い面がいたるところに現れ始めたのは正しかった。あなたはあなたが望むすべてを前もって計画することができるが、キャラクターは結局彼らが誰かを告げる」と語った。
声優
[編集]原語版のパトリックの声は俳優のビル・ファーガーバッケが演じている。彼は、パトリック以外にも多くのキャラクターの声を担当している。
メディア展開
[編集]パトリックは、ボードゲーム、コミックブック、キーホルダー、ぬいぐるみ、トレーディングカード、ビデオゲームなど、他のスポンジ・ボブ関連のメディアにも出演している。
パトリックは、スポンジ・ボブの最初の長編映画化である『スポンジ・ボブ/スクエアパンツ ザ・ムービー』で主要な役割を担っている。この映画は2004年11月19日に公開され、世界的に1億4,000万ドルを超える経済的成功を収めた。
また、2015年に公開された 『スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo!』では、パトリックは(スポンジボブ、イカルド、カーニ、サンディ、プランクトンと共に)ライブアクションシーンで(CGIを使用して)3Dになる。この映画でパトリックはアイスクリームを操るスーパーマンに変身する。
脚注
[編集]- ^ “Patrick from SpongeBob SquarePants | Cartoon | Nick.com” (英語). NICK UK. 2020年5月10日閲覧。
- ^ a b “キャラクター”. SupoBobu. 2020年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月5日閲覧。
- ^ The SpongeBob SquarePants Movie (The Absorbing Tale Behind The SpongeBob SquarePants Movie) (DVD). Paramount Home Entertainment/Nickelodeon.