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ザ・バンク・ディック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バンク・ディックから転送)
ザ・バンク・ディック
The Bank Dick
ポスター(1940)
監督 エドワード・F・クライン
脚本 マハトマ・ケーン・ジーヴス
W・C・フィールズの筆名)
製作 アレックス・ナルパ (Alex Nalpas)
出演者 W・C・フィールズ
音楽 チャールズ・プレヴィン (Charles Previn)
撮影 ミルトン・R・クラスナー (Milton R. Krasner)
編集 アーサー・ヒルトン (Arthur Hilton)
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 1940年11月29日
上映時間 72分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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ザ・バンク・ディックThe Bank Dick、イギリスで公開された際の題名はThe Bank Detective)は、1940年アメリカ合衆国コメディ映画。舞台はカリフォルニア州ロンポク で、W・C・フィールズ (W. C. Fields) 演じるイグバート・スーゼ (Egbert Sousé) は、銀行強盗をしようとして失敗した挙げ句、警備員になってしまう。この主人公は酔っぱらいだが、自分の名前の発音について、「大酒飲み」を意味する俗語「サウス (Souse)」と呼びかける周囲の人々にしょっちゅう怒鳴りながら、「スーゼ (Sousé)だよ、e にアクサングラーヴママ〕 がつくんだ! (Sousé – accent grave [sic] over the 'e'!)」(実際にはアキュート・アクセント=アクサンテギュがついている)と繰り返す。銀行や家庭での場面に加え、主人公が映画監督の振りをする場面や、最後には大混乱のカーチェイス場面なども盛り込まれている。『ザ・バンク・ディック』はフィールズの古典的出演作品と見なされており、口うるさい女房の尻に敷かれ、義母には認められず、乱暴な子どもたちにはやられ放題の酔っぱらいの亭主というフィールズのいつものパーソナリティが全面的に盛り込まれている。[要出典]

映画の脚本は、フィールズ自身がマハトマ・ケーン・ジーヴス (Mahatma Kane Jeeves) という変名(この名は、ブロードウェイ客間喜劇 の定番の台詞だった「My hat, my cane, Jeeves!") に由来する[要出典])、エドワード・F・クライン (Edward F. Cline) が監督した。三ばか大将のひとりシェンプ・ハワード (Shemp Howard) がバーテンダー役で出演している。

1992年、『ザ・バンク・ディック』はアメリカ議会図書館によって「文化的、歴史的、美学的に重要」と評され、アメリカ国立フィルム登録簿に保存登録された[1]

キャスト

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スタッフ

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主なスタッフについてはinfoboxを参照。

評価

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この作品は、『かぼちゃ大当り (It's a Gift)』と並んでフィールズの代表作とされること多く[2]、映画評論サイト「Rotten Tomatoes」で100%の評価を受けている[3]

また、この作品は、スタンリー・キューブリック1963年に雑誌『Cinema』(1962年 - 1976年)の求めに応じてお気に入りの10本の映画を選んだ際に、第8位とされた[4]

脚注

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  1. ^ National Film Registry Titles 1989 - 2013”. Library of Congress/National Film Preservation Board (2014年9月26日). 2014年12月11日閲覧。
  2. ^ a b Miller, Frank. “Turner Classic Movies: The Bank Dick: The Essentials”. Tuerner Entertainment Networks, Inc.. 2014年12月11日閲覧。
  3. ^ The Bank Dick 1940”. Rotten Tomatoes. 2014年12月11日閲覧。
  4. ^ Wrigley, Nick (2014年11月27日). “Stanley Kubrick, cinephile”. BFI. 2014年12月11日閲覧。

外部リンク

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