ハーレムベースボールウィーク
開始年 | 1961年 |
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主催 | オランダ王立野球ソフトボール連盟(KNBSB) |
チーム数 | 6(2024年大会)チーム |
前回優勝 | 日本(大学代表、2024年; 2大会ぶり5回目) |
最多優勝 | アメリカ合衆国(13回) |
ハーレムベースボールウィーク(Haarlem Baseball Week)は、オランダのハーレムで概ね2年に1回開かれる野球の国際大会である。1961年7月22日に第1回大会が開かれており、大会は概ね9日間行われる。
2016年12月15日に経済的理由により大会休止が発表されたが[1]、継続希望のクラウドファンディングの結果、2018年にも開催され、日本が4度目の優勝を果たした。以降も開催されている。
概要
[編集]オランダ王立野球ソフトボール連盟(KNBSB)の主催により原則として2年に1回、偶数年に開催される世界野球ソフトボール連盟(WBSC)の公認大会である。WBSC世界ランキングのポイント加算対象であり、2024年現在では成績に応じて最大100ポイント、最小10ポイントが付与される。
一般に、国際大会ではトップチームまたは同カテゴリの年代別ナショナルチームどうしで対戦することが多いが、本大会にはそのような縛りはかけられておらず、例えば大学・短期大学選抜や日本の社会人野球チームがその国の代表として出場することもある。参加国は少なく、4~6チームである。そのため、はじめに総当たりのリーグ戦を行い、その後にシングルエリミネーション形式のトーナメント戦で順位を決定する。
日本は1978年の第10回大会に初出場し、同大会で優勝している。日本からのナショナルチーム以外の出場としては、三菱グループ(第11回大会・1980年、第12回大会・1982年)がある。また、第25回大会(2010年)では、京滋大学野球連盟選抜チームが日本代表として出場した。欧州野球選手権などで上位を争う開催国オランダも、自国開催の国際大会ながら最近はキューバを破って優勝するなど力をつけてきている。日本はこの大会と相性が良く、過去5回の優勝経験を持つ。
回次ごとの詳細と優勝チーム
[編集]年 | 回次 | 優勝チーム | 2位 | 3位 |
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1961年 | 第1回 | アルコンベリー・スパルタンズ | ヴィースバーデン・フライヤーズ | フランスの旗 シャトールー・セイバーズ |
1963年 | 第2回 | サリバンズ | 野球オランダ代表 | フレンチ・ウッズ |
1966年 | 第3回 | カリフォルニア・スタッグス | 野球オランダ代表 | アウクスブルク・ベイオネッツ |
1968年 | 第4回 | サリバンズ | 野球オランダ代表 | 野球アンティル代表 |
1969年 | 第5回 | サリバンズ | カリフォルニア・スタッグス | 野球オランダ代表 |
1971年 | 第6回 | サリバンズ | カリフォルニア・スタッグス | USAFE |
1972年 | 第7回 (A) | 野球キューバ代表 | サリバンズ | アラスカ・ゴールドパナーズ |
第7回 (B) | 野球アンティル代表 | 野球オランダ代表 | 野球イタリア代表 | |
1974年 | 第8回 | 野球キューバ代表 | アリゾナ・ワイルドキャッツ | サリバンズ |
1976年 | 第9回 | アリゾナ・ワイルドキャッツ | 野球韓国代表 | サリバンズ |
1978年 | 第10回 | 野球日本代表 | 野球韓国代表 | 野球キューバ代表 |
1980年 | 第11回 | 野球アメリカ合衆国代表 | ミシシッピ | サリバンズ |
1982年 | 第12回 | マイアミ・ハリケーンズ | 三菱野球部 | 野球オランダ代表 |
1984年 | 第13回 | 野球カナダ代表 | 野球オランダ代表 | ワシントン州立大学 |
1988年 | 第14回 | サリバンズ | 野球カナダ代表 | 野球オランダ代表 |
1990年 | 第15回 | サリバンズ | 野球キューバ代表 | 野球オランダ代表 |
1992年 | 第16回 | 野球日本代表 | リトル・シーザーズ | 野球オランダ代表 |
1994年 | 第17回 | 野球日本代表 | リトル・シーザーズ | 野球オランダ代表 |
1996年 | 第18回 | 野球キューバ代表 | 野球オランダ代表 | サリバンズ |
1998年 | 第19回 | 野球キューバ代表 | 野球オーストラリア代表 | サリバンズ |
2000年 | 第20回 | 野球アメリカ合衆国代表 | 野球キューバ代表 | 野球オランダ代表 |
2002年 | 第21回 | 野球アメリカ合衆国代表 | 野球オランダ代表 | 野球キューバ代表 |
2004年 | 第22回 | 野球オランダ代表 | 野球キューバ代表 | 野球日本代表 |
2006年 | 第23回 | 野球オランダ代表 | 野球キューバ代表 | 野球アメリカ合衆国代表 |
2008年 | 第24回 | 野球アメリカ合衆国代表 | 野球キューバ代表 | 野球チャイニーズタイペイ代表 |
2010年 | 第25回 | 野球オランダ代表 | 野球キューバ代表 | 野球日本代表 |
2012年 | 第26回 | 野球キューバ代表 | 野球プエルトリコ代表 | 野球アメリカ合衆国代表 |
2014年 | 第27回 | 野球アメリカ合衆国代表 | 野球日本代表 (大学代表) | 野球オランダ代表 |
2016年 | 第28回 | 野球オランダ代表 | 東京六大学選抜 | 野球オーストラリア代表 |
2018年 | 第29回 | 野球日本代表 (大学代表) | 野球チャイニーズタイペイ代表 (社会人選抜) | 野球オランダ代表 |
2022年 | 第30回 | 野球オランダ代表 | 野球キュラソー代表 | 野球アメリカ合衆国代表 (大学選抜) |
2024年 | 第31回 | 野球日本代表 (大学代表) | 野球アメリカ合衆国代表 (短大選抜) | 野球オランダ代表 |
脚注
[編集]- ^ Stichting stopt met organisatie Honkbalweek Honkbalsite | Honkbalnieuws uit Nederland (2016年12月15日) 2017年5月1日閲覧