コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

破廉恥

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハレンチから転送)

破廉恥(はれんち)とは、「廉恥(心が潔白・正直で、恥を知る心が強いこと)」を破る、すなわち、を恥とも思わず、恥ずかしいことを平気ですること、またそのさま。恥知らず[1][2]。「ハレンチ」と片仮名表記されることも多い。

漫画「ハレンチ学園」の流行により、性的(エッチ)といった意味合いが付加されていった[3]

一覧

[編集]

音楽

[編集]

漫画

[編集]

ラジオ

[編集]

映画

[編集]

企業・団体

[編集]

法学

[編集]

刑法学の講学において、道徳的または倫理的に非難されるべき動機によって起こされる犯罪を破廉恥罪、そうでないものを非破廉恥罪という。日本の刑法において、法文上、明瞭にわけられているものではなかったが、法定刑において、一般的に破廉恥罪には懲役刑が、非破廉恥罪には禁錮刑が定められていた。典型的な例として、過失犯罪の法定刑が基本的に禁錮刑であったことが挙げられる。また、内乱罪について、かつては、法定刑が首謀者に対しては最高刑として死刑を定めていたものの、その他全ての自由刑は禁錮刑となっており、これは、内乱により国家体制を変えたいという動機自体は、道徳的または倫理的に非難できないと評価されたものであり、一方、外患罪において全ての自由刑は懲役刑が法定刑となっており、内乱と同じ目的であっても手段として外国の侵略によることが動機の非難に値すると評価されたことにより差が生じていた。

なお、2022年令和4年)刑法改正により、懲役刑と禁錮刑は、拘禁刑に統合されたため(自由刑統一化)、日本の刑法で破廉恥罪と非破廉恥罪を分別する実益はなくなった。

脚注

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]