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ナインガマ・ラランバラヴ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナインガマ・ラランバラヴ
Naiqama Lalabalavu

2023年

任期 2024年11月12日 – 現職
首相 シティベニ・ランブカ

任期 2022年12月24日2024年11月12日
首相 シティベニ・ランブカ

任期 2020年12月8日2022年12月24日
首相 フランク・バイニマラマ

フィジーの旗 フィジー
カカウドローブ・イースト選出国会議員
任期 2001年2006年

フィジーの旗 フィジー
ラウ・タベウニ・ロトゥマ選出国会議員
任期 1999年2001年

出生 (1953-12-23) 1953年12月23日(71歳)
フィジー
政党 フィジー党英語版→)
保守同盟英語版→)
ユナイテッド・フィジー党英語版→)
社会民主自由党英語版→)
人民同盟英語版
受賞 (MBE)
配偶者 エミリー・ラランバラヴ[4]
子女 アトニオ・ラランバラヴ英語版
宗教 キリスト教カトリック
2024年8月6日、インドドラウパディ・ムルム大統領と握手するラランバラヴ

ラトゥ・ナインガマ・タワケゾラティ・ラランバラヴ[注 1]フィジー語: Ratu Naiqama Tawakecolati Lalabalavu[5]1953年12月23日[6] -)は、フィジーの政治家。2022年12月より国会議長フランス語版を務めた後、2024年11月に大統領に就任した。ザカウンロヴェ州英語版大首長であるトゥイ・ザカウ英語版の称号を持つ。

息子のアトニオ・ラランバラヴ英語版は医師にして政治家でもあり、2022年12月よりシティベニ・ランブカ首相の内閣で保健・医療サービス大臣を務めている[7][8][9]

経歴

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父親のグランヴィル・ラランバラヴは軍に所属しており、マラヤの共産ゲリラとの戦いに赴いていたため、母親のアンディ・ウナイシ・ラランバラヴ[注 2]に女手一つで育てられた[10]。首都スバで中等教育までを終えた後、アメリカ合衆国マサチューセッツ州にあるクラーク大学英語版で国際開発の修士号を取得した[10][11]。また、イスラエルの開発研究センターより地域統合・地域開発計画に関するポストグラデュエート・ディプロマを授与されており[10][11]ハーバード大学への短期留学の経験も持つ[10]

1999年に死去した父グランヴィルの跡を継ぎ、第15代トゥイ・ザカウとなる[6]。その後、1999年英語版2001年英語版2006年英語版2014年英語版2018年英語版の総選挙で連続再選した[6]

2023年3月3日、フィジー議会においてラランバラヴ立ち合いのもと、日本の駐フィジー特命全権大使である川上文博国連開発計画 (UNDP)在フィジーマルチカントリー事務所常駐代表代理のドーン・デル・リオとの間で資金協力に関する交換公文の署名が行われた[3][12][13]

2024年9月の国会でラランバラヴは野党議員のアリキ・ビアに対し人種差別的な発言をおこなったとして、フィジー女性危機管理センター (FWCCなどの人権団体から議長を辞任するように求められた[14][15]

2024年11月12日に大統領就任式が執り行われた[5]。フィジー共和国カトリック教会大司教ピーター・ロイ・チョン英語版が進行役を務め、ラランバラヴに代わり、この日新たに国会議長となったフィリモネ・チトコフランス語版フィジー主席判事英語版代理のサレシ・テモ英語版により就任手続きがなされた[5]。式には他にランブカ首相や野党指導者のイニア・セルイラトゥ英語版マノア・カミカミザ英語版副首相などが出席した[5]

脚注

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注釈

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  1. ^ ラトゥ (Ratu) はフィジーの男性首長が使用する称号。
  2. ^ アンディ (Adi)はフィジーの女性首長が使用する称号。

出典

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  1. ^ フィジー諸島共和国における政治的混乱の分析に向けて―2007年1月4日ラトゥ・イロイロ大統領の復帰からバイニマラマ臨時政権の船出まで― - 太平洋協会
  2. ^ 皇室事項 御祝電 - 令和6年 2024年12月10日付 官報 本紙 第1364号 8頁
  3. ^ a b 日本とUNDPが大洋州島嶼国の議会能力向上に向け協力 - 国際連合開発計画(2023年3月7日)
  4. ^ Ratu Naiqama Re-elected As SODELPA President - Fiji Sun、2017年7月1日
  5. ^ a b c d Ratu Naiqama sworn in as President of Fiji - fijivillage(2024年11月12日)
  6. ^ a b c Hon. Speaker of the Parliament of the Republic of Fiji(2024年9月11日時点のアーカイブ) - フィジー共和国政府
  7. ^ 日本政府、デジタルヘルス・システムを通じて太平洋島嶼国地域の数百万人を支援 - UNICEF東京事務所(2023年3月7日)
  8. ^ 無償資金協力「太平洋島嶼国における感染症対策のためのデジタルヘルス・システム支援計画(UNICEF連携)」に関する交換公文の署名式及びコールドチェーン機材の引き渡し式の実施 - 在フィジー日本国大使館(2023年3月6日)
  9. ^ フィジー、各政党は連立を組むことに楽観的 - 笹川平和財団(2022年12月23日)
  10. ^ a b c d Naiqama's path to President - The Fiji Times(2024年11月12日)
  11. ^ a b Ratu Naiqama meets requirements: Rabuka - fijilive(2024年10月26日)
  12. ^ 無償資金協力「第二次太平洋島嶼国議会能力向上計画(UNDP連携)」に関する交換公文(E/N)署名(2023年3月3日) - 在フィジー日本国大使館(※姓は「ラランラヴ」と表記)
  13. ^ キリバス、ソロモン、バヌアツ、パラオ、フィジー及びミクロネシアに対する無償資金協力「第二次太平洋島嶼国議会能力向上支援計画(UNDP連携)」に関する書簡の交換(2023年3月3日) - 日本外務省
  14. ^ FWCC calls for Ratu Naiqama to resign as Speaker - fijivillage(2024年10月6日)
  15. ^ Fiji's speaker ‘must resign’ after ‘racially charged’ remarks - human rights coalition - RNZ(2024年10月7日)
公職
先代
ウィリアメ・カトニヴェレ
フィジー共和国大統領
2024年 -
次代
(現職)
議会
先代
エペリ・ナイラティカウ英語版
フィジー議会議長
2022年 - 2024年
次代
フィリモネ・チトコフランス語版

外部リンク

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