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ドナウ汽船電気事業本工場工事部門下級官吏組合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ドナウ汽船電気事業本工場工事部門下級官吏組合[1](ドナウきせんでんきじぎょうほんこうじょうこうじぶもんかきゅうかんりくみあい、ドイツ語: Donaudampfschiffahrtselektrizitätenhauptbetriebswerkbauunterbeamtengesellschaft de-Donaudampfschiffahrtselektrizitätenhauptbetriebswerkbauunterbeamtengesellschaft.ogg 発音[ヘルプ/ファイル]) は、19世紀初頭にオーストリア政府がドナウ川舟運利用を促進するために設けたドナウ汽船公社ドイツ語版の下部組織の一つである。その名称はドイツ語における長大語として知られる。

概要

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創設当時、ドナウ汽船公社(DDSG)はウィーンブダペストを結ぶ観光航路他を持ち、渡し舟事業、造船所事業、蒸気船のための炭鉱事業も経営していた。本項のドナウ汽船電気事業本工場工事部門下級官吏組合は水力発電に関わる工場建設の下級公務員の組合の名称である。ドナウ川は水力発電に利用され、上流のヴィブリンゲン、エフィンゲン、ドナウシュテッテンに水力発電所が設けられていた。

DDSG は第二次世界大戦後の1990年代、旅客輸送部門の DDSG-Blue Danube Schiffahrt GmbH と、貨物輸送部門の DDSG-Cargo GmbH に分割・民営化されている。

長大語

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ドイツ語で79文字から成るこの組織の名称は、ドイツ語の出版物で登場した単語としては最も長いものとして、1996年版のギネスブックに掲載された。

この複合語は以下の名詞から構成されている。

Donaudampfschiffahrtselektrizitätenhauptbetriebswerkbauunterbeamtengesellschaft
Donaudampfschiffahrtselektrizitätenhauptbetriebswerk Bauunterbeamtengesellschaft
Donaudampfschiffahrtselektrizitäten Hauptbetriebswerk Bauunterbeamten Gesellschaft
Donaudampfschiffahrt
ドナウ汽船
s
(の)
Elektrizitäten
電気(事業部)
Haupt
主要
Betriebswerk
工場
Bau
工事(建設)
Unterbeamten
下級公務員
Gesellschaft
組合

ドイツ語は総合的言語であるため、日本語と同じく名詞を次々と繋ぎ、複数の名語の間に空白を入れないので、長い複合語を作りやすい。これらの各名詞もまた複合語であり、donaudampfschiffahrtはdonau(ドナウ)、dampf(蒸気)、schiff(船)、fahrt(輸送)から成り立っている。なお1996年に改正されたドイツ語圏すべてを対象とする新正書法 (de:Reform der deutschen Rechtschreibung von 1996) では Schiffahrt が Schifffahrt と f が一個増えるが、この組合の名称は歴史上の固有名詞なので綴りは変更されない。

1999年以降、使われているドイツ語の中で最も長い単語は、2000年にメクレンブルク=フォアポンメルン州が制定した63文字から成る法律 Rindfleischetikettierungsüberwachungsaufgabenübertragungsgesetz(逐語訳:「牛・肉・缶詰ラベリング作業・監視・業務・委託・法 (Rind-fleisch-etikettierung-s-überwachung-s-aufgaben-übertragung-s-gesetz)」)であったが、2013年5月29日に廃止された。

関連項目

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参考文献

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  1. ^ 田中雅敏. “ドイツ語質問箱 最も長い語 返信-1”. 2008年3月5日閲覧。[リンク切れ]