トロイリ鉱
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トロイリ鉱 | |
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分類 | 硫化鉱物 |
化学式 | FeS |
結晶系 | 六方晶系 |
へき開 | なし |
断口 | 不定 |
モース硬度 | 3.5 - 4 |
光沢 | 金属光沢 |
色 | ブロンズ色 |
条痕 | 灰黒色 |
比重 | 4.58 - 4.65 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
トロイリ鉱(Troilite、トロイライト)は、鉄の硫化鉱物である。
概要
[編集]化学組成はFeS、比重は4.61、モース硬度は3.5-4で、結晶は六方晶系である。新鮮な表面は灰褐色だが、空気中では速やかに酸化してブロンズ色となる。
磁硫鉄鉱と組成が似ているが、磁硫鉄鉱と違って強磁性はない。これは、鉄の空位が存在しないからである。
産出
[編集]単純な組成だが、地球上では珍しい鉱物である。隕石中には普通に存在し、カマサイトやテーナイト中に肉眼的な粒として含まれる。
1862年にグスタフ・ローゼにより、1766年にイタリアへ落下したAlbareto隕石から発見され、この隕石の落下に関する報告書を残したイエズス会士のドメニコ・トロイリにちなみ命名された。