コペンハーゲン国立美術館
コペンハーゲン国立美術館 | |
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施設情報 | |
正式名称 | Statens Museum for Kunst |
来館者数 | 424,710 (2007)[1] |
開館 | 1896年 |
所在地 | Sølvgade 48 Copenhagen, Denmark |
位置 | 北緯55度41分20秒 東経12度34分43秒 / 北緯55.68889度 東経12.57861度座標: 北緯55度41分20秒 東経12度34分43秒 / 北緯55.68889度 東経12.57861度 |
外部リンク | http://www.smk.dk/ |
プロジェクト:GLAM |
コペンハーゲン国立美術館(コペンハーゲンこくりつびじゅつかん、Statens Museum for Kunst)はデンマークの首都コペンハーゲンにある美術館。
歴史
[編集]本美術館の所蔵品はデンマーク王室のコレクション保管庫である「驚異の部屋」(デンマーク語: Kunstkammeret)の所蔵品に由来する。ドイツ人のゲルハルト・モレル(Gerhard Morell)は、1750年頃に王室コレクションの管理人になった際、国王フレデリク5世に対し絵画のコレクションを分離することを提案した。自国のコレクションを他の欧州諸国の王室のそれに劣らないものとするため、国王はイタリア、オランダおよびドイツから絵画を大規模に買い入れた。これによりコレクションは充実し、特にフランドル地方とオランダの美術品が際立った。モレルが在任中に仕入れた中で最も重要な作品は、アンドレア・マンテーニャ作の「贖い主としてのキリスト」であった。クリスチャンスボー城には王の画廊(Det Kongelige Billedgalleri)が置かれていたが、1884年の火災で焼失した[2]。1896年に本美術館が開設されるまで、所蔵品は居場所を失っていた[3]。
それ以後も大規模な買い入れは続けられた。19世紀を通して、ほぼ例外なくデンマークの画家の作品のみが集められた。そのため、本美術館は、いわゆる「デンマークの黄金時代」の作品の比類ないコレクションを有するに至った。1754年にデンマーク王立美術院が開設されたこともあり、同国では高品質の絵画作品が制作されるようになっていた。
近時においては、同館のコレクションは善意の寄贈と長期の貸借により拡張された。1928年には、Johannes Rumpによるフランス・モダニストの初期の大規模なコレクションが寄贈された。その後には、フランスの伝統的な絵画や彫刻が購入された[4]。
所蔵作品
[編集]- 『贖い主としてのキリスト』:アンドレア・マンテーニャ (1488-1500)
- 『若い女性の肖像』:ルーカス・クラナッハ
- Abbed Yrsselius :ピーテル・パウル・ルーベンス (1624)
- 『エウダミダスの遺書』:ニコラ・プッサン (1644-1648)
- 『マティス夫人の肖像』 :アンリ・マティス(1905)
- Self-Portrait in a Striped T-shirt :アンリ・マティス (1906)
- Le Luxe II :アンリ・マティス (1907–08)
- 『クレスチャンスボー宮殿の眺め』:ヴィルヘルム・ハンマースホイ (1907)
- La Femme au Cheval (Woman with a horse) :ジャン・メッツァンジェ (1911-12)
ギャラリィー
[編集]-
St. Michael and the Dragon
不詳のスペイン画家 -
Crucifixion (Kreuzigung)
ルーカス・クラナッハ -
Abduction on a Unicorn
アルブレヒト・デューラー, 1516年 -
The Stag Hunt of the Elector Frederic the Wise of Saxony
ルーカス・クラナッハ, 1529年以降 -
Venus and Cupid, the Honey Thief, ルーカス・クラナッハ, 1530年
-
Portrait of Martin Luther
ルーカス・クラナッハ, 1532年 -
The moneychanger and his wife
マリヌス・ファン・レイメルスワーレ, 1540年 -
The Fat Kitchen. An Allegory
ピーテル・アールツェン, 1565年-75年 -
『子供たちのために嘆き悲しむニオベー』
アブラハム・ブルーマールト, 1591年 -
The Way to Calvary
ピーテル・ブリューゲル (子), c.1605年 -
Cadmus slays the dragon
ヘンドリック・ホルツィウス -
Bouquet of Flowers in a Stone Niche,
アンブロジウス・ボスハールト, 1618年 -
Bust of Camilla Barbadori
ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ, 1619年 -
Isabel de Borbón
ディエゴ・ベラスケス, c.1630 -
The Annunciation
フランチェスコ・ソリメーナ -
Cyclamen purpurascens; Cyclamen hederifolium
Hans Simon Holtzbecker 1649年-59年 -
The Prodigal Son Living with Harlots
Johann Wolfgang Baumgartner -
Gerhard Morell
ヨハン・サルモン・ヴァール, 1765年 -
Amor patriae. Allegory symbolising patriotism
Carl Frederik Stanley, 1777年 -
The Russian ship of the line 'Assow' and a Frigate at Anchor in the Roads of Elsinore
クリストファー・エカスベア, 1828年 -
Bretagne-pige ordner planter i et drivhus
Anna Petersen, 1884年 -
The Prison of Copenhagen
マーティヌス・ラービュー, 1831年 -
Youth, from the series The Four Ages of Man
ディトリウ・ブルンク, 1840年–45年 -
The Artist's Wife, Catherine Jensen, wearing a turban
Christian Albrecht Jensen, 1842年-4年頃 -
A Beech Wood in May near Iselingen Manor, Zealand
Peter Christian Skovgaard, 1857年 -
Adam and Eve
ハラルド・スロット=モラー, 1891年 -
Danish Landscape
ハラルド・スロット=モラー, 1891年 -
Artemis
ヴィルヘルム・ハンマースホイ, 1893年-4年 -
The Buildings of the Asiatic Company, seen from St. Annæ Street
ヴィルヘルム・ハンマースホイ, 1902年 -
Alice
アメデオ・モディリアーニ, 1915年
脚注
[編集]- ^ Attraktionsstatistikken 2007 - top50. 2008-04-25.
- ^ Villadsen, Villads (1998). Statens Museum for Kunst 1827 - 1952. Gyldendal. p. 13. ISBN 87-00-34756-6
- ^ Villadsen, Villads (1998). Statens Museum for Kunst 1827 - 1952. Gyldendal. p. 100. ISBN 87-00-34756-6
- ^ “Danish and International art after 1900”. SMK. Statens Museum for Kunst. 2022年4月7日閲覧。