ジャン・ロジェ=デュカス
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(デュカス (1873年生の作曲家)から転送)
ジャン・ロジェ=デュカス Jean Roger-Ducasse | |
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1900年頃(撮影者不詳) | |
基本情報 | |
生誕 |
1873年4月18日 フランス共和国、ボルドー |
死没 |
1954年7月19日(81歳没) フランス、ル・テラン=メドック |
職業 | 作曲家 |
ジャン・ジュール・ロジェ=デュカス(Jean Jules Amable Roger-Ducass, 1873年4月18日 ボルドー - 1954年7月19日 ジロンド県テラン=メドック)は、フランス近代の作曲家。ガブリエル・フォーレの愛弟子の1人。綴りの違いからわかるように、ポール・デュカスとの血縁関係はない。ただしフランス人作曲家の中では、作風においてポール・デュカスとの類似点が多い。
生涯
[編集]パリ音楽院でフォーレの他、エミール・ペサールやアンドレ・ジェダルジュにも師事。パリ音楽院作曲科でフォーレの後任教授となり、1935年にはポール・デュカスの後任として管弦楽法の教授となる。ロジェ=デュカスの個人様式は、ベルリオーズからサン=サーンスを経て伝えられた、フランスの感覚的な管弦楽法の伝統にしかと根差したものである。しかしロジェ=デュカスの管弦楽法は、淡色で幽玄なフォーレの管弦楽法とも、色彩的で華麗なラヴェルの管弦楽法とも違い、野太い線と強烈なリズムの強調が特徴的である。
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フォーレと共に
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手紙
作品
[編集]- ゲーテの『ファウスト』による交響的エピソード《マルグリットの庭 Au Jardin de Marguerite 》1901年-1905年
- 合唱つき交響詩《サラバンド Sarabande 》1907年
- 《フランス組曲 Suite française 》コンセール・コロンヌによりパリ初演 1907年
- 《交響詩「フランスの市場」 Marche française 》1914年
- 《春の夜想曲 Nocturne de printemps 》1920年
- 《冬の夜想曲 Nocturne d'hiver 》1921年
- 管弦楽のための《祝婚歌 Epithalame 》1923年
- 抒情的無言劇《オルフェ Orphée mimodrame lyrique 》 1936年6月初演、ダンス=イダ・ルービンシュタイン
- 抒情喜劇《 Cantegril, comédie lyrique 》パリ・オペラ=コミック座にて1931年2月6日初演。ロジェ=デュカスの最大の野心作
- 《小組曲 Petite Suite 》
- ハープと管弦楽のための《荘重な主題による(愉しい)変奏曲 Variations sur un thème grave 》
- 《オデュッセウスとサイレーン Ulysse et les sirènes 》, 1937年
- 《 オルガンと弦楽オーケストラのためのロマンス 》1947年にニューヨークでマリー・シューマッハによって演奏された[1]。
ピアノ曲も特筆するに価する。室内楽は2つの弦楽四重奏曲があり、なかでも第2番は絶筆であり、1953年5月24日に初演された。ほかにピアノ四重奏曲や、チェロとピアノのためのロマンスもある。
ポール・デュカスと同じくロジェ=デュカスも厳しい自己批判力の持ち主だったので、自分の厳格な水準に満たない作品は破棄した。
出典
[編集]- ^ "Organ, String Orchestra Heard in New York Concert" (PDF). The Diapason. 39 (2): 1. January 1, 1948.