セイント・モード/狂信
セイント・モード/狂信 | |
---|---|
Saint Maud | |
監督 | ローズ・グラス |
脚本 | ローズ・グラス |
製作 |
アンドレア・コーンウェル オリヴァー・カスマン |
製作総指揮 |
メアリー・バーク ダニエル・バトセク サム・ラヴェンダー |
出演者 |
モーフィッド・クラーク ジェニファー・イーリー リリー・ナイト リリー・フレイザー |
音楽 | アダム・ジャノタ・ブゾフスキ |
撮影 | ベン・フォーデスマン |
編集 | マーク・タウンズ |
製作会社 |
エスケープ・プラン・プロダクションズ フィルム4・プロダクションズ 英国映画協会 |
配給 | スタジオカナル |
公開 |
2019年9月8日(TIFF) 2020年5月1日 |
上映時間 | 84分 |
製作国 | イギリス |
言語 | 英語 |
興行収入 | $1,640,866[1] |
『セイント・モード/狂信』(セイントモードきょうしん、Saint Maud)は2019年のイギリスのホラー映画。ローズ・グラス監督の長編デビュー作で、出演はモーフィッド・クラークとジェニファー・イーリーなど。患者の魂を救うことに取り憑かれた看護師の狂気を描いている[2]。
日本国内で劇場公開されなかったが、2021年10月6日にデジタル配信が始まった[3]。
ストーリー
[編集]この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
ある悲惨な出来事をきっかけに、看護師のモードはカトリックの敬虔な信者となった。モードは死に臨む患者の魂を救うことこそ、神が自分に与えた使命であると確信し、それまで務めていた病院を退職してホスピスで働くことにした。
そんなある日、モードはアマンダという患者の緩和ケアを担当することになった。アマンダはダンサーとして華々しく活躍していたが、末期がんの宣告を受け、ホスピスに入所することになったのである。モードは気難しい性格のアマンダに対しても献身的だったが、ほどなくして、モードの信仰は徐々に狂信へと転じていく。
キャスト
[編集]- モード: モーフィッド・クラーク
- アマンダ: ジェニファー・イーリー
- ジョイ: リリー・ナイト
- キャロル: リリー・フレイザー
- クリスチャン: ターロック・コンヴェリー
- エスター: ロージー・サンソム
- リチャード: マーカス・ハットン
- パット: カール・プレコップ
- ヒラリー: ノア・ボドナー
製作
[編集]2018年11月、モーフィッド・クラークとジェニファー・イーリーが本作に出演するとの報道があった[4]。同月19日、本作の主要撮影が始まった[5]。
公開・マーケティング
[編集]2019年9月8日、本作は第44回トロント国際映画祭でプレミア上映された[6]。18日、A24が本作の全米配給権を獲得したと報じられた[7]。19日、ファンタスティック・フェストで本作の上映が行われた[8]。20日、スタジオカナルが本作の全英配給権を購入したとの報道があった[9]。10月5日には、ロンドン映画祭での上映が行われた[10]。12月17日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[11]。2020年2月26日、「Ash Wednesday」と題された予告編が公開された[12]。10月9日、ミラン・レコーズが本作のサウンドトラックを発売した[13]。
評価
[編集]本作は批評家から絶賛されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには181件のレビューがあり、批評家支持率は93%、平均点は10点満点で8.1点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「ボディホラーとサイコスリラーを見事にブレンドした一作である。『セイント・モード/狂信』によって、ローズ・グラスは鮮烈な映画監督デビューを果たしたと言える。」となっている[14]。また、Metacriticには35件のレビューがあり、加重平均値は83/100となっている[15]。
出典
[編集]- ^ “Saint Maud” (英語). The Numbers. 2021年7月25日閲覧。
- ^ “セイント・モード 狂信”. 映画.com. 2022年8月30日閲覧。
- ^ “彼女は”聖女”か、それとも”狂信者”か 新進気鋭の女性監督が手掛ける、狂気の宗教サイコホラー『セイント・モード/狂信』10月6日(水)デジタル配信開始”. YouTube. ソニー・ピクチャーズ. 2022年8月30日閲覧。
- ^ Wiseman, Andreas (2018年11月19日). “Morfydd Clark & Jennifer Ehle Lead Cast In Film4 & BFI-Backed Thriller ‘Saint Maud’, Protagonist Handles Sales” (英語). Deadline.com 2020年2月28日閲覧。
- ^ “Rose Glass' Saint Maud starring Morfydd Clark & Jennifer Ehle starts shooting” (英語). Channel 4 (2018年11月19日). 2020年2月28日閲覧。
- ^ Erbland, Kate (2019年8月8日). “TIFF 2019 Announces Docs and Midnight Madness Slates, With Films From Alex Gibney and Takashi Miike” (英語). IndieWire 2020年2月29日閲覧。
- ^ D'Alessandro, Anthony (2019年9月18日). “A24 Picks Up TIFF Midnight Madness Pic ‘Saint Maud’” (英語). Deadline.com 2020年2月29日閲覧。
- ^ “Saint Maud” (英語). Fantastic Fest. 2020年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月29日閲覧。
- ^ Wiseman, Andreas (2019年9月20日). “Toronto Hit ‘Saint Maud’ Closes UK & France Deals For Protagonist” (英語). Deadline.com 2020年2月29日閲覧。
- ^ “Saint Maud” (英語). BFI London Film Festival. 2022年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月29日閲覧。
- ^ “Saint Maud Official Trailer HD” (英語). YouTube. A24 (2019年12月17日). 2020年2月29日閲覧。
- ^ “Saint Maud “Ash Wednesday”Official Promo HD” (英語). YouTube. A24 (2020年2月26日). 2020年2月29日閲覧。
- ^ “‘Saint Maud’ Soundtrack Album Details” (英語). Film Music Reporter. (2020年10月2日) 2021年7月25日閲覧。
- ^ "Saint Maud". Rotten Tomatoes (英語). 2021年8月1日閲覧。
- ^ "Saint Maud" (英語). Metacritic. 2021年8月1日閲覧。