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スパンエアー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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スパンエアー
IATA
JK
ICAO
JKK
コールサイン
SPANAIR
設立 1986年12月
運航開始 1988年3月
運航停止 2012年1月27日[1]
ハブ空港 アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港
バルセロナ空港
焦点空港 パルマ・デ・マヨルカ空港
テネリフェ・ノルテ空港
マイレージサービス Spanair Plus
会員ラウンジ Sala VIP
航空連合 なし(スターアライアンス脱退)
親会社 Iniciatives Empresarials Aeronàutiques (IEASA)
保有機材数 54機
就航地 26都市
本拠地 スペインの旗 スペイン スペイン パルマ・デ・マヨルカ
代表者 Mike Szücs (CEO)[3]
外部リンク http://www.spanair.com/
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スパンエアーのエアバスA320型機(新塗装)。

スパンエアー(Spanair S.A.)は、スペインバレアレス諸島マヨルカ島パルマ・デ・マヨルカに本拠地を置いていた航空会社である。スターアライアンスの元メンバー。マドリード首都裁判所より破産宣告と会社清算命令が下され、2012年1月に運航を停止し、会社は消滅した。[1]

概要

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スパンエアーの本社ビル

西アフリカへの拡張に加え、スペイン国内、ヨーロッパ内に定期旅客便ネットワークを提供していた。国際的なチャーター便はツアー会社のためにも運航を行っていた。ここの主要な空港はアドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港 (MAD)、及び バルセロナ・エル・プラット国際空港 (BCN) のハブ空港と共に、パルマ・デ・マヨルカ空港 (PMI) で、2535人のスタッフを抱えていた。

歴史

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ボーイング757

スパンエアーは1986年12月に設立され、1988年3月から運航が開始された。スカンジナビア航空(SAS)と Viajes Marsans(es) との合弁会社として設立され、ヨーロッパ地域へのチャーター運航を開始した。

ボーイング767

アメリカ合衆国メキシコ、及びドミニカ共和国への長距離路線の運航は1991年に始まり、1994年3月に国内線定期運航を開始した。1990年代後半にワシントン及びブエノスアイレスへボーイング767-300ER型機を使用した長距離路線の運航を行った。スパンエアーは2003年にスターアライアンスに加盟した。

マイレージプログラムは大株主のスカンジナビア航空の「SASユーロボーナス」に統合されず、独自プログラムである「スパンエアープラス(Spanair Plus)」を運営していた。

スカンジナビア航空グループ(SAS・94.9%)及びMarsansグループ(5.1%)が株主であったが、2008年、スカンジナビア航空はスパンエアーの株式売却を決定し、スペインのフラッグ・キャリアであるイベリア航空が購入する意向を示していたが、実現には至らなかった。 その後、2009年1月31日にスペインの投資コンソーシアム・Iniciatives Empresarials Aeronàutiques(IEASA)が株式の80.1%を取得し、残り19.9%はSASが保持することとなった。[2]

2012年1月27日、スペインの現地時間・午前6時(日本時間・同日午後2時)をもって、全便の運航を停止した[3]。その後、同年1月30日、マドリード首都裁判所より破産宣告と会社清算命令が下され、事実上倒産し、スターアライアンスからも脱退した。なお、スパンエアーの破産の1週間後には、マレーヴ・ハンガリー航空ワンワールド)が運航停止となった。

就航路線

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スパンエアーは以下の都市へ就航していた (2005年1月現在):

保有機材

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マクドネル・ダグラス MD-82(旧塗装)
ボーイング717-200

スパンエアー・グループの機材は以下の航空機で構成されていた (2008年現在):

事故

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2008年8月20日マドリッドグラン・カナリア行きJK5022便(MD-82型機)が離陸に失敗。乗客乗員172名のうち154名が死亡、生還した18名も怪我を負う惨事となった。なお、この事故はスパンエアーにとって最初かつ最後の死亡事故となった。また、事故機はスターアライアンスの塗装が施されていた。

脚注

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  1. ^ a b Spanair suspende de forma definitiva sus operaciones” (スペイン語). Preferente (2012年1月27日). 2012年6月17日閲覧。
  2. ^ [1]
  3. ^ [2]

外部リンク

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