コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ゲオルゲ・ザンフィル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゲオルゲ・ザンフィル
Gheorghe Zamfir
ゲオルゲ・ザンフィル(2008年)
基本情報
別名 Master of the Pan Flute
生誕 (1941-04-06) 1941年4月6日(83歳)
 ルーマニア ガエシュティ
ジャンル ルーマニア・ポピュラー・ミュージック、インストゥルメンタルクラシック音楽イージーリスニング
職業 ミュージシャン、ソングライター、音楽教師
担当楽器 パンフルート
活動期間 1960年 -
レーベル フィリップスマーキュリー
公式サイト gheorghezamfir.ro
ゲオルゲ・ザンフィル。2008年、クラクフ

ゲオルゲ・ザンフィルルーマニア語: Gheorghe Zamfir1941年4月6日 - )は、ルーマニア出身のパンフルート奏者。作曲家。

日本ではゲオルグ・ザンフィルジョルジュ・ザンフィルジョージ・ザンフィルと表記されることもある。

略歴

[編集]

ドゥンボヴィツァ県ガエシュティルーマニア語版で生まれる。元々、アコーディオン奏者になりたがっていたが、14歳で音楽学校へ入学した時アコーディオンの学科が廃止されており諦めていたところ、学校側の薦めもあってパンフルートと出会い、奏法を習得。その後、ブカレスト国立音楽大学ピアノ指揮法を学んだ。卒業後はブカレストに留まり、民俗音楽合奏団「シオルシア」の指揮者を務めた。

1970年、民俗音楽グループ「タラフ」を結成。この頃からフランスへ移住。パリを拠点とし、ヨーロッパを中心にワールドワイドな活動を始める。1977年ジェームス・ラスト作曲の「ロマーナの祈りドイツ語版[1] (原題:The Lonely Shepherd、和訳:孤独な羊飼い)」が大ヒットする。

1980年、初来日。コンサート目的ではなかったが、当時の皇太子明仁(現:上皇明仁)と皇太子妃美智子(現:上皇后美智子)夫妻の前で演奏を披露したという[2]。この来日時には、NHK総合テレビ音楽の広場』(同年12月27日放送)にもゲスト出演した[3]

1981年TBS系で放映されたテレビドラマ『想い出づくり。』の音楽(オープニング・テーマ演奏)を担当。京都放送のオープニング映像の音楽も担当した。以後、現在も精力的に演奏活動を続けている。

2019年、駐日ルーマニア大使館公認、日本ルーマニアパンフルート協会名誉会長に就任する。

代表曲

[編集]
  • ロマーナの祈り
  • 森の歌(彼の自作曲。1980年発売のアルバム『森の歌』[4]のタイトル曲。旭化成のCF曲にも使われ、フジテレビのクイズ番組『なるほど!ザ・ワールド』内でも放送された。)

脚注

[編集]
  1. ^ フィリップスレコード 規格品番:SFL-2448(アナログ盤 1978年、当時の日本フォノグラムから発売)
  2. ^ GHEORGHE ZAMFIR (ゲオルグ・ザンフィル) CDジャーナル
  3. ^ NHKクロニクル『音楽の広場 ―伝説の笛・パンフルート―』(総合テレビ 1980年12月27日(土) 午後09:10 〜 午後09:44)
  4. ^ フィリップスレコード 規格品番:FDX-497(アナログ盤、当時の日本フォノグラムから発売)

外部リンク

[編集]