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マック・ウィリアムソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マック・ウィリアムソン
Mac Williamson
シアトル・マリナーズ時代
(2019年6月8日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州デュバル郡ジャクソンビル
生年月日 (1990-07-15) 1990年7月15日(34歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
240 lb =約108.9 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2012年 MLBドラフト3巡目
初出場 MLB/ 2015年9月23日 サンディエゴ・パドレス
KBO/ 2019年7月27日 ハンファ・イーグルス
年俸 $275.000(2019年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
獲得メダル
男子 野球
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
パンアメリカン競技大会
2015 野球

ジョナサン・マッケンジー・ウィリアムソンJohnathan Mackensey Williamson1990年7月15日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州デュバル郡ジャクソンビル出身のプロ野球選手外野手)。現在は、フリーエージェント(FA)。

愛称はMac[1]2015年パンアメリカン競技大会ではジョナサン・ウィリアムソンと表記された[2]

経歴

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プロ入り前

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ウェイク・フォレストローズウェル高等学校英語版からウェイクフォレスト大学へ進学した[1]

2011年MLBドラフト46巡目(全体1402位)でボストン・レッドソックスから指名された[3]が、契約には至らなかった。

プロ入りとジャイアンツ時代

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2012年MLBドラフト3巡目(全体115位)でサンフランシスコ・ジャイアンツから指名され[4]7月17日に契約を結び[5][1]プロ入りを果たした。7月18日に傘下のルーキー級アリゾナリーグ・ジャイアンツへ配属された[6]。ここでは4試合に出場して打率.176、2本塁打、7打点、3安打を記録した[7]。7月24日にA-級セイラム=カイザー・ボルケーノズ英語版へ昇格した[8]。ここでは29試合に出場して打率.342、7本塁打、25打点、39安打を記録した[7]

2013年3月20日にメジャーのスプリングトレーニングに招待された。3月31日にA+級サンノゼ・ジャイアンツ英語版へ配属された[9]。136試合に出場して打率.292、25本塁打、89打点、152安打を記録した[7]

2014年1月13日にメジャーのスプリングトレーニングに招待された。開幕からA+級サンノゼでプレーしていたが、4月下旬にトミー・ジョン手術を受けたため長期離脱した[10]。この年は23試合に出場して打率.318、3本塁打、11打点、27安打を記録した[7]

2015年2月2日にメジャーのスプリングトレーニングに招待された。4月9日にAA級リッチモンド・フライングスクウォーレルズへ配属され[11]、開幕を迎えることとなった。69試合に出場して打率.293、5本塁打、42打点、76安打を記録した[7]。6月26日にAAA級サクラメント・リバーキャッツへ昇格した[12]

シーズン途中では、2015年パンアメリカン競技大会の男子野球アメリカ合衆国代表に内野手兼外野手で選出されたことが発表されたダスティ・コールマン英語版[13]の辞退に伴い、代替選手として代表入りしている[14][15]。 7月7日にパシフィックコーストリーグからテンポリアリー・インアクティブ・リストに登録された[16]が、これは同大会に参加するためである。同大会では決勝のカナダ戦でサヨナラ負けし[17]、準優勝で銀メダルを獲得した。7月21日にテンポリアリィーインアクティブ・リストから解除され[16]、復帰した。7月27日に7日間の故障者リストに登録された[16]。AAA級サクラメントでは54試合に出場して打率.249、8本塁打、31打点、47安打を記録した[7]。9月16日にメジャー契約を結び[18]、メジャーに初昇格した。9月23日のサンディエゴ・パドレス戦でメジャーデビューを果たした[1]9月25日オークランド・アスレチックス戦で右翼手で初先発出場し、ソニー・グレイからメジャー初安打を記録した[19]。メジャーでは10試合に出場して打率.219、1打点、7安打を記録した[20]

サンフランシスコ・ジャイアンツ時代
(2016年9月16日)

2016年3月27日にオプションでAAA級サクラメントへ降格し[21]、開幕を迎えることとなった[22]。4月15日にメジャーに昇格した[23]が、22日にオプションでAAA級サクラメントへ降格した[24]。4月24日のタコマ・レイニアーズ戦では1試合7打点を記録したが、これはキャリアハイであった[25]。5月2日にメジャーに再昇格した[26]が、9日にオプションでAAA級サクラメントへ降格した[27]。6月2日に今度はハンター・ペンスの故障者リスト入りに伴って昇格[28]。6月8日のレッドソックス戦ではデビッド・プライスからメジャー初本塁打を放った[29]。この年は54試合に出場して打率.223、6本塁打、15打点、25安打を記録した。

2019年3月9日

2019年3月28日にDFAとなり、4月4日にマイナー契約でAAA級サクラメントへ配属された。5月7日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[30]。5月25日に再びDFAとなり[31]、6月1日にFAとなった[32]

マリナーズ時代

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2019年6月4日にシアトル・マリナーズとマイナー契約を結び、翌5日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[33]。7月16日にDFAとなり[34]、翌17日にマイナー契約で傘下のAAA級タコマ・レイニアーズへ配属された[32]

サムスン時代

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2019年7月25日、不振により退団したジャスティン・ヘイリー英語版と入れ替わりに韓国プロ野球三星ライオンズと契約した[35]。韓国語での表記はメク・ウィリオムスン(맥 윌리엄슨)。サムスンでは40試合に出場し打率.275、4本塁打、15打点という成績にとどまり、同年限りで退団。

ナショナルズ傘下時代

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2020年1月15日にワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結んで、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになったと報じられ[36]、2月12日に正式公示された[32]。5月29日に自由契約となった[32]

人物

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ジャイアンツ時代の2018年に本拠地オラクル・パークでの試合に出場中、ファールフライを追いかけた際に、ファールグラウンド上に設置されたブルペンのマウンドに躓き転倒、脳震盪を発症した。以後多くの後遺症に苦しみ、2020年11月にオラクル・パークを管理運営するジャイアンツの子会社を提訴した[37]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2015 SF 10 34 32 2 7 0 1 0 9 1 0 0 0 1 0 0 1 8 1 .219 .235 .281 .517
2016 54 127 112 14 25 3 0 6 46 15 0 1 0 0 13 0 2 35 4 .223 .315 .411 .726
2017 28 73 68 8 16 2 0 3 27 6 1 1 0 0 5 1 0 25 2 .235 .288 .397 .685
2018 28 105 94 14 20 4 0 4 36 11 1 1 0 0 11 0 0 27 1 .213 .295 .383 .678
2019 サムスン 40 168 154 19 42 7 1 4 63 15 0 0 0 1 13 0 0 50 2 .273 .327 .409 .736
MLB:4年 120 339 306 38 68 9 1 13 118 33 2 3 0 1 29 1 3 95 8 .222 .295 .386 .681
KBO:1年 40 168 154 19 42 7 1 4 63 15 0 0 0 1 13 0 0 50 2 .273 .327 .409 .736
  • 2019年度シーズン終了時

年度別守備成績

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左翼(LF) 右翼(RF)
























2015 SF 6 11 0 0 0 1.000 3 5 0 0 0 1.000
2016 13 22 1 1 0 .958 23 40 0 1 0 .976
2017 9 12 1 1 0 .929 12 24 0 1 0 .960
2018 25 37 3 0 0 1.000 2 3 0 0 0 1.000
MLB 53 82 5 2 0 .978 40 72 0 2 0 .973
  • 2018年度シーズン終了時

背番号

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  • 51(2015年 - 2019年5月24日)
  • 12(2019年6月5日 - 同年7月15日)
  • 35(2019年7月27日 - 同年終了)

代表歴

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脚注

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  1. ^ a b c d Mac Williamson Baseball Reference (英語)
  2. ^ Baseball - Athlete Profile WILLIAMSON Johnathan Toronto2015 Pan Am/Parapan Am (英語)
  3. ^ Boston Red Sox 2011 Draft Selections MLB.com (英語) 2016年4月25日閲覧
  4. ^ San Francisco Giants 2012 Draft Selections MLB.com (英語) 2016年4月25日閲覧
  5. ^ Transaction July 2012 MLB.com (英語) 2016年4月25日閲覧
  6. ^ League Transactions 2012 July MiLB.com (英語) (2012年7月18日) 2016年4月12日閲覧
  7. ^ a b c d e f Mac Williamson stats MiLB.com (英語)
  8. ^ Northwest League Transactions 2012 July MiLB.com (英語) (2012年7月24日) 2016年4月12日閲覧
  9. ^ California League Transactions 2013 March MiLB.com (英語) (2013年3月31日) 2016年4月12日閲覧
  10. ^ Henry Schulman (April 28, 2014). “UPDATE: Top SF Giants hitting prospect Williamson to have Tommy John surgery”. San Francisco Chronicle. June 10, 2015閲覧。
  11. ^ Eastern League Transactions 2015 April MiLB.com (英語) (2015年4月9日) 2016年4月12日閲覧
  12. ^ Pacific Coast League Transactions 2015 June MiLB.com (英語) (2015年6月26日) 2016年4月12日閲覧
  13. ^ 2015 U.S. Pan Am Men's Baseball roster announced[リンク切れ] Official web site of USA baseball (英語) (2015年6月30日) 2016年4月12日閲覧
  14. ^ Provisional Athletes List[リンク切れ] Toronto2015 Pan Am/Parapan Am (英語) 2016年4月12日閲覧 (PDF)
  15. ^ Baseball - Athlete Profile United States[リンク切れ] Toronto2015 Pan Am/Parapan Am (英語) 2016年4月12日閲覧
  16. ^ a b c Pacific Coast League Transactions 2015 July MiLB.com (英語) 2016年4月12日閲覧
  17. ^ Costly errors sink U.S., Canada wins Pan Am baseball gold in wild final[リンク切れ] Toronto2015 Pan Am/Parapan Am (英語) (2015年7月19日) 2016年4月12日閲覧
  18. ^ Transaction September 2015 MLB.com (英語) (2015年9月16日) 2016年4月25日閲覧
  19. ^ Carl Steward (September 25, 2015). “Parker, Williamson provide some salve to another demoralizing one-run loss, brink of elimination”. San Jose Mercury News. http://blogs.mercurynews.com/giants/2015/09/25/parker-williamson-provide-some-salve-to-another-demoralizing-one-run-loss/ January 29, 2016閲覧。 
  20. ^ Mac Williamson stats MLB.com (英語)
  21. ^ Pacific Coast League Transactions 2016 March MiLB.com (英語) (2016年3月27日) 2016年4月12日閲覧
  22. ^ River Cats announce 2016 Opening Day roster MiLB.com (英語) (2016年4月6日) 2016年4月12日閲覧
  23. ^ Transaction 2016 April MLB.com (英語) (2016年4月15日) 2016年5月22日閲覧
  24. ^ Pacific Coast League Transactions 2016 April MiLB.com (英語) 2016年5月22日閲覧
  25. ^ Career day for Williamson as River Cats roll to fourth straight win MiLB.com (英語) (2016年4月24日) 2016年4月25日閲覧
  26. ^ Transaction 2016 May MLB.com (2016年5月2日) 2016年5月22日閲覧
  27. ^ Pacific Coast League Transactions 2016 May MiLB.com (英語) 2016年5月22日閲覧
  28. ^ “Hunter Pence put on 15-day DL after Wednesday exit”. (June 2, 2016). http://espn.go.com/mlb/story/_/id/15889660/giants-pence-leaves-game-right-hamstring-strain May 18, 2017閲覧。 
  29. ^ Connor Letourneau (June 9, 2016). “Mac Williamson’s homer helps Giants end 3-game skid”. San Francisco Chronicle. http://www.sfgate.com/giants/article/Hunter-Strickland-comes-up-big-in-Giants-2-1-7972207.php May 18, 2017閲覧。 
  30. ^ Manny Randhawa (2019年5月7日). “Williamson called up, makes immediate impact” (英語). MLB.com. 2019年5月8日閲覧。
  31. ^ Maria Guardado (2019年5月25日). “Giants call up Yastrzemski's grandson” (英語). MLB.com. 2019年5月26日閲覧。
  32. ^ a b c d MLB公式プロフィール参照。2021年12月22日閲覧。
  33. ^ Greg Johns (2019年6月5日). “Bishop (spleen) heads to IL; Bautista activated” (英語). MLB.com. 2019年6月6日閲覧。
  34. ^ Greg Johns (2019年7月16日). “Swanson, Negron up; Mariners DFA Williamson” (英語). MLB.com. 2019年7月17日閲覧。
  35. ^ 삼성, 외국인 타자 맥 윌리엄슨 영입” (韓国語). samsungkions.com (2019年7月25日). 2019年7月25日閲覧。
  36. ^ Steve Adams (2020年1月15日). “Nationals, Mac Williamson Agree To Minor League Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年3月9日閲覧。
  37. ^ Brady Klopfer (2020年11月10日). “Mac Williamson sues Oracle Park over concussion following bullpen mound trip”. McCovey Chronicles. 2021年12月22日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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