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ジェンス・パルヴァー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジェンス・パルバーから転送)
ジェンス・パルヴァー
基本情報
本名 ジェンズ・ジョニー・パルヴァー
(Jens Johnnie Pulver)
通称 リル・イーヴル (Lil Evil)
パルバライザー
ガトリングラッシュ
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1974-12-06) 1974年12月6日(49歳)
出身地 ワシントン州サニーサイド
所属 ミレティッチMA
→チーム・エクストリーム
→チーム・カラン
身長 170cm
体重 61kg
リーチ 170cm
階級 ライト級
フェザー級
バンタム級
バックボーン レスリングボクシング
テーマ曲 Lil Evil(オリジナル)
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ジェンス・パルヴァーJens Pulver1974年12月6日 - )は、アメリカ合衆国男性総合格闘家ワシントン州サニーサイド出身。チーム・カラン所属。元UFC世界ライト級王者。UFC殿堂入り。

レスリング出身でありながらボクシングを主武器とし、徹底的な打撃の連打で対戦相手を粉砕することから「パルバライザー」(粉砕機)の異名を持つ。また、プロボクシングキックボクシングの試合もこなしている。

来歴

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小学校時代からレスリングを始め、高校時代には2度州王者になった。大学時代に総合格闘技を始め、その後暫くしてミレティッチ・マーシャルアーツ・センターにてパット・ミレティッチに師事した。

UFC

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2001年2月23日、UFC 30で行われた初代UFC世界ライト級(旧バンタム級)王座決定戦で宇野薫と対戦し、判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2001年9月28日、UFC 33デニス・ホールマンとタイトルマッチを行い、判定勝ちを収め王座の初防衛に成功した。

2002年1月11日、UFC 35BJ・ペンとタイトルマッチを行い、判定勝ち。2度目の王座防衛に成功するが、3月に契約問題からUFCライト級王座を返上しUFCを離れた。

UFC離脱後

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2002年8月8日、UFO LEGEND村浜武洋と対戦し、僅差の判定勝ちを収めた。

2003年1月25日、UCC世界ライト級王座決定戦でドゥエイン・ラドウィックと対戦し、右ストレートでKO負けを喫し王座獲得に失敗した[1]

2004年3月22日、修斗に参戦し、植松直哉からKO勝ち。7月8日、修斗ハワイ大会「Soljah Fight Night」にてステファン・パーリングと対戦し、TKO勝ち。

2004年9月19日、シュートボクシングのトーナメント『S-cup 2004』に参戦。1回戦で代常亮に左ボディブローでTKO勝ちを収めた。しかし試合後、ステファン・パーリング戦などで痛めていた右後十字靭帯が悪化し、準決勝を棄権。

PRIDE

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2004年12月31日、PRIDE初参戦となったPRIDE 男祭り 2004五味隆典と対戦し、KO負けを喫した。

2005年5月22日、PRIDE 武士道 -其の七-ではTAISHOにKO勝ち。9月25日のPRIDE 武士道 -其の九-ではライト級(-73kg)トーナメント1回戦で桜井"マッハ"速人と対戦し、TKO負け。

2006年4月2日、PRIDE 武士道 -其の拾-でアライケンジと対戦し、TKO勝ち。

UFC復帰

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2006年9月23日、UFC復帰戦となったUFC 63ジョー・ローゾンと対戦し、KO負け。

The Ultimate Fighter 5のコーチを務め、2007年6月23日のフィナーレでは同じくコーチを務めたBJ・ペンと対戦し、チョークスリーパーで一本負け[2]

WEC

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2007年12月12日、フェザー級転向初戦となるWEC 31でカブ・スワンソンと対戦し、ギロチンチョークで一本勝ち。続いて2008年6月1日、WEC 34でユライア・フェイバーの持つWEC世界フェザー級王座に挑戦したが、0-3の判定負けを喫し王座獲得に失敗した。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。11月5日のWEC 36ではレオナルド・ガルシアにTKO負けを喫した。

2009年1月25日、WEC 38でユライア・フェイバーと再戦し、ギロチンチョークで一本負け。

2010年3月6日、WEC 47ハビエル・バスケス腕ひしぎ十字固めで敗れた[3]

2010年8月14日、PWP: War on the Mainlandでディエゴ・ガリーホと対戦し、ギロチンチョークで一本負けを喫し、6連敗となった[4]

人物・エピソード

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戦績

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総合格闘技

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総合格闘技 戦績
47 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
27 14 4 9 0 1 0
19 8 9 2 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× サミ・アジズ 5分3R終了 判定0-3 Superior Challenge 9: Gothenburg 2013年11月23日
× 上田将勝 2R 3:52 スピニングチョーク ONE FC 8: Kings and Champions
【バンタム級グランプリ 準決勝】
2013年4月5日
ヂァオ・ヤンフェイ 3R 負傷判定3-0 ONE FC 6: Rise of Kings
【バンタム級グランプリ 1回戦】
2012年10月6日
× エリック・ケリー 2R 1:46 TKO(左ミドルキック→パウンド) ONE FC 5: Pride of a Nation 2012年8月31日
ジェシー・ソーントン 5分3R終了 判定3-0 CWC: Operation Fight Night 2012年4月14日
× ティム・エリオット 2R 2:12 KO(膝蹴り) RFA 1: Elliott vs. Pulver 2011年12月16日
コティ・ウィーラー 2R 1:59 TKO(パンチ連打) MMA Fight Pit: Genesis 2011年8月13日
× ブライアン・デビッドソン 1R 4:04 リアネイキドチョーク Titan FC 18 2011年5月27日
ウエイド・チョーテ 5分3R終了 判定2-1 Chicago Cagefighting Championship 2011年3月5日
マイク・リンドクィスト 1R 0:49 リアネイキドチョーク XFO 38 2011年1月22日
× ディエゴ・ガリーホ 1R 1:08 ギロチンチョーク PWP: War on the Mainland 2010年8月14日
× ハビエル・バスケス 1R 3:41 腕ひしぎ十字固め WEC 47: Bowles vs. Cruz 2010年3月6日
× ジョシュ・グリスピ 1R 0:33 ギロチンチョーク WEC 41: Brown vs. Faber 2 2009年6月7日
× ユライア・フェイバー 1R 1:34 ギロチンチョーク WEC 38: Varner vs. Cerrone 2009年1月25日
× レオナルド・ガルシア 1R 1:12 TKO(スタンドパンチ連打) WEC 36: Faber vs. Brown 2008年11月5日
× ユライア・フェイバー 5分5R終了 判定0-3 WEC 34: Faber vs. Pulver
【WEC世界フェザー級タイトルマッチ】
2008年6月1日
カブ・スワンソン 1R 0:35 ギロチンチョーク WEC 31: Faber vs. Curran 2007年12月12日
× BJ・ペン 2R 3:12 チョークスリーパー The Ultimate Fighter 5 Finale 2007年6月23日
× ジョー・ローゾン 1R 0:48 KO(左フック) UFC 63: Hughes vs. Penn 2006年9月23日
コール・エスコヴィード 1R 0:56 KO(左フック) IFL: Legends Championship 2006 2006年4月29日
アライケンジ 1R 3:59 TKO(サッカーボールキック) PRIDE 武士道 -其の拾- 2006年4月2日
× 桜井"マッハ"速人 1R 8:56 TKO(膝蹴り→パウンド) PRIDE 武士道 -其の九-
【ライト級トーナメント 1回戦】
2005年9月25日
TAISHO 1R 1:00 KO(左フック) PRIDE 武士道 -其の七- 2005年5月22日
× 五味隆典 1R 6:21 KO(左アッパー) PRIDE 男祭り 2004 -SADAME- 2004年12月31日
ステファン・パーリング 3R 1:47 TKO(パンチ連打) Shooto Hawaii: Soljah Fight Night 2004年7月9日
植松直哉 1R 2:09 KO(左フック) 修斗 2004年3月22日
リチャード・ヘス 1R 2:14 フロントチョーク IFC: Battleground Boise
【ISKA MMA世界フェザー級王座決定戦】
2003年10月25日
ジョー・ジョーダン 2R 3:12 KO(パンチ) Extreme Challenge 52 2003年8月15日
× ジェイソン・マックスウェル 1R 4:54 TKO(パンチ連打) HOOKnSHOOT: Absolute Fighting Championships 3 2003年5月24日
× ドゥエイン・ラドウィック 1R 1:13 KO(右ストレート) UCC 12: Adrenaline
【UCC世界ライト級王座決定戦】
2003年1月25日
村浜武洋 5分3R終了 判定2-1 世界最強伝説 UFO LEGEND 2002年8月8日
ロバート・エマーソン 5分3R終了 判定3-0 Ultimate Wrestling 2002年6月29日
BJ・ペン 5分5R終了 判定2-0 UFC 35: Throwdown
【UFC世界ライト級タイトルマッチ】
2002年1月11日
デニス・ホールマン 5分5R終了 判定3-0 UFC 33: Victory in Vegas
【UFC世界ライト級タイトルマッチ】
2001年9月28日
宇野薫 5分5R終了 判定2-0 UFC 30: Battle on the Boardwalk
【UFC世界バンタム級王座決定戦】
2001年2月23日
ジョン・ルイス 1R 0:15 KO(左フック) UFC 28: High Stakes 2000年11月17日
デイブ・グリース KO(パンチ連打) Gladiators 10 2000年10月14日
× ディン・トーマス 2R 0:33 ヒールホールド WEF: New Blood Conflict
【ISCF世界ライト級王座決定戦】
2000年8月26日
ジョン・ホーキ 5分3R終了 判定3-0 UFC 26: Ultimate Field of Dreams 2000年6月9日
エリック・ヒブラー 1R 1:54 KO(打撃) WEF 9: World Class 2000年5月13日
デヴィッド・ヴェラスケス 2R 2:41 TKO(パンチ連打) UFC 24: First Defense 2000年3月10日
フィル・ジョーンズ 1R 0:33 KO(右フック) WEF 8: Goin' Platinum 2000年1月15日
アルフィ・アルカレズ 5分2R終了 判定1-0 UFC 22: There Can Be Only One Champion 1999年9月24日
ジョー・スティーブンソン 1R 0:38 KO(パンチ) Bas Rutten Invitational 3 1999年6月1日
レイ・モラレス 1R 0:51 フロントチョーク Bas Rutten Invitational 3 1999年6月1日
× デビッド・ハリス 1R 11:57 アンクルホールド Bas Rutten Invitational 2 1999年4月24日
カーティス・ヒル 1R 3:00 TKO(タオル投入) Bas Rutten Invitational 2 1999年4月24日

キックボクシング

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勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
代常亮 1R 2:37 TKO(左ボディブロー) SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT S-cup 2004
【1回戦】
2004年9月19日

プロボクシング

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  • 4戦4勝3KO

獲得タイトル

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表彰

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  • WEC ファイト・オブ・ザ・ナイト(1回)
  • UFC殿堂入り(2023年)

出演

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  • Jens Pulver: Driven (2011)

脚注

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関連項目

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外部リンク

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前王者
王座新設
初代UFC世界ライト級王者

2001年2月23日 - 2002年3月

空位
次タイトル獲得者
ショーン・シャーク