コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ジェラッド・アイコフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジェラッド・アイコフ
Jerad Eickhoff
レキシントン・カウンター・クロックス
フィラデルフィア・フィリーズ時代
(2016年7月16日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 インディアナ州バンダーバーグ郡エバンズビル
生年月日 (1990-07-02) 1990年7月2日(34歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
240 lb =約108.9 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2011年 MLBドラフト15巡目
初出場 2015年8月21日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ジェラッド・ジョゼフ・アイコフJerad Joseph Eickhoff, /ˈʤeɪrɪd ˈaɪkɔf/; 1990年7月2日 - )は、アメリカ合衆国インディアナ州バンダーバーグ郡エバンズビル出身のプロ野球選手投手)。右投右打。アメリカ独立リーグアトランティックリーグレキシントン・カウンター・クロックス所属。愛称はエイックEick[1]

経歴

[編集]

プロ入り前

[編集]

2010年MLBドラフト46巡目(全体1390位)でシカゴ・カブスから指名されたが、この時は入団しなかった。

プロ入りとレンジャーズ傘下時代

[編集]

2011年MLBドラフト15巡目(全体474位)でテキサス・レンジャーズから指名され、7月3日に契約。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・レンジャーズでプロデビュー。A-級スポケーン・インディアンス英語版でもプレーし、2球団合計で14試合に登板して1勝2敗3セーブ、防御率2.37、22奪三振を記録した。

2012年はA級ヒッコリー・クロウダッズでプレーし、26試合(先発25試合)に登板して14勝7敗、防御率4.69、奪三振を記録した。

2013年はA+級マートルビーチ・ペリカンズとAA級フリスコ・ラフライダーズでプレーし、2球団合計で27試合に先発登板して8勝4敗、防御率4.22、93奪三振を記録した。

2014年はAA級フリスコでプレーし、27試合(先発26試合)に登板して10勝9敗、防御率4.08、144奪三振を記録した。

2015年は開幕をAAA級ラウンドロック・エクスプレスで迎え、7月末まで18試合(先発17試合)に登板して9勝4敗、防御率4.25、93奪三振を記録した。

フィリーズ時代

[編集]

2015年7月31日にコール・ハメルズジェイク・ディークマンとのトレードで、マット・ハリソンニック・ウィリアムズホルヘ・アルファーロジェイク・トンプソンアレク・アッシャー英語版と共にフィラデルフィア・フィリーズへ移籍した[2][3]。移籍後は傘下のAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスへ配属され、同球団では3試合に登板して2勝1敗、防御率2.49、19奪三振を記録した。8月21日にメジャー初昇格を果たし、同日のマイアミ・マーリンズ戦で先発してメジャー初登板。6回を無失点に抑え、勝利投手となった(最終スコアは7 - 1)[4]。そのまま先発ローテーション入りし、この年メジャーでは8試合に登板して3勝3敗、防御率2.65、49奪三振を記録した。

2016年は年間通じて先発ローテーションに定着し、33試合に先発登板した。登板試合数とほぼ同等の30被弾したが、11勝14敗、防御率3.65、WHIP1.16と好成績を残し、ローテーションの中心的存在の1人として躍動した。33先発登板はナショナルリーグ3位タイの数字である。

2019年オフの11月4日にマイナー契約でAAA級リーハイバレーへ配属され、同日中にFAとなった[5]

パドレス時代

[編集]

2019年12月27日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結び、2020年スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。

2020年8月2日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[6]。8月24日に再びマイナー契約となり、26日に自由契約となった。

レンジャーズ傘下時代

[編集]

2020年8月30日に古巣のテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結んだ[7]。この年は新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグの試合が開催されず、メジャーにも昇格しなかったため、公式戦の登板は無かった。オフの11月2日にFAとなった[5]

メッツ時代

[編集]

2020年12月にニューヨーク・メッツとマイナー契約を結んだ[8]

2021年6月20日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[9]。6月29日にDFAとなり[10]、7月3日に一旦FAとなったが、5日にマイナー契約を結び直した[11]。7月11日に再びメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[12]。7月20日にDFAとなり[13]、24日にFAとなったが、翌25日にマイナー契約を結び直した[5]。7月27日に三たびメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[14]。だが、同日のアトランタ・ブレーブス戦で先発して4回途中で降板するまでに10失点を喫し、翌日の7月28日にDFAとなった[15]。7月30日にマイナー契約を結び直してAAA級シラキュース・メッツに送られた[5]。10月6日にFAとなった[5]

パイレーツ時代

[編集]

2021年11月30日にピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結び、2022年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[16]

2022年はAAA級インディアナポリス・インディアンズで開幕を迎え、6月22日にメジャー契約を結びアクティブ・ロースター入りした[5]。同日のシカゴ・カブス戦で先発したが、5回途中までに10本の安打を許し、10失点を喫して降板した[17]。この登板は、「パイレーツ初先発で10失点を喫した初の投手」となったのと同時に、「(前年7月27日のメッツ最終登板から)2試合連続で10失点を喫した初の投手」という不名誉な記録となった[18]。登板はこの1試合のみで6月24日にDFAとなり[5]、10月6日にFAとなった[5]

独立リーグ時代

[編集]

2023年4月13日にアトランティックリーグレキシントン・カウンター・クロックスと契約した[5]

詳細情報

[編集]

年度別投手成績

[編集]




















































W
H
I
P
2015 PHI 8 8 0 0 0 3 3 0 0 .500 203 51.0 40 5 13 0 0 49 1 0 16 15 2.65 1.04
2016 33 33 0 0 0 11 14 0 0 .440 811 197.1 187 30 42 2 8 167 6 2 88 80 3.65 1.16
2017 24 24 0 0 0 4 8 0 0 .333 576 128.0 142 16 53 4 5 118 6 1 74 67 4.71 1.52
2018 3 1 0 0 0 0 1 0 0 .000 26 5.1 10 1 0 0 0 11 0 0 4 4 6.75 1.88
2019 12 10 0 0 0 3 4 1 0 .429 245 58.1 58 18 18 0 2 51 0 0 37 37 5.71 1.30
2021 NYM 5 4 0 0 0 0 2 0 0 .000 104 19.2 30 9 10 2 3 13 0 0 24 19 8.69 2.03
2022 PIT 1 1 0 0 0 0 1 0 0 .000 27 4.1 10 2 1 0 3 4 0 0 10 10 20.77 2.54
MLB:7年 86 81 0 0 0 21 33 1 0 .389 1992 464.0 477 81 137 8 21 413 13 3 253 232 4.50 1.32
  • 2022年度シーズン終了時

背番号

[編集]
  • 48(2015年 - 2019年)
  • 43(2021年 - 2022年)

脚注

[編集]
  1. ^ Breakdown of Phillies' Players Weekend names MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年9月19日閲覧
  2. ^ 6対2の大型トレード成立へ! レンジャーズ、先発左腕C.ハメルズらを獲得”. ISM (July 30, 2015). 2015年8月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。December 2, 2015閲覧。
  3. ^ Rangers get Cole Hamels, reliever for lefty Matt Harrison, 5 prospects”. ESPN (July 29, 2015). December 2, 2015閲覧。
  4. ^ Eickhoff strong in MLB debut for Phillies in 7-1 win
  5. ^ a b c d e f g h i MLB公式プロフィール参照。2023年5月22日閲覧。
  6. ^ Mark Polishuk (2020年8月2日). “Padres Place Eric Hosmer On 10-Day Injured List; Select Jerad Eickhoff’s Contract” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月3日閲覧。
  7. ^ Rangers Sign Jerad Eickhoff To Minors Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月31日閲覧。
  8. ^ Connor Byrne (2020年12月15日). “Mets Sign Jerad Eickhoff” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月21日閲覧。
  9. ^ Mark Polishuk (2021年6月20日). “Mets Select Jerad Eickhoff, Designate Mason Williams” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月21日閲覧。
  10. ^ Anthony Franco (2021年6月29日). “Mets Designate Jerad Eickhoff For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月30日閲覧。
  11. ^ Steve Adams (2021年7月5日). “Jerad Eickhoff Re-Signs With Mets” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年7月12日閲覧。
  12. ^ Anthony Franco (2021年7月11日). “Mets Designate Stephen Tarpley For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年7月12日閲覧。
  13. ^ Anthony Franco (2021年7月20日). “Mets Designate Jerad Eickhoff For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年7月21日閲覧。
  14. ^ Steve Adams (2021年7月27日). “Mets Select Jerad Eickhoff, Designate Roel Ramirez” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年7月28日閲覧。
  15. ^ Anthony Franco (2021年7月28日). “Mets Select Akeem Bostick” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年7月29日閲覧。
  16. ^ Pirates Sign Jerad Eickhoff”. MLB Trade Rumors.com (2021年11月30日). 2023年5月22日閲覧。
  17. ^ Cubs 14, Pirates 5 Final Score (06/22/2022) on Gameday”. MiLB.com (2022年6月22日). 2023年5月23日閲覧。
  18. ^ Jerad Eickhoff made dreadful MLB history after allowing 10 runs in first start for Pirates”. ftw.usatoday.com (2022年7月23日). 2023年5月23日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]