スターツインズ
ジャンル | サードパーソン・シューティングゲーム |
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対応機種 | NINTENDO64 |
開発元 | レア |
発売元 |
任天堂 レア(日本以外) |
人数 | 1人 |
メディア | ロムカセット |
発売日 |
1999年10月11日 1999年11月2日 1999年12月1日 |
対象年齢 |
CERO:Z(18才以上のみ対象)(NINTENDO 64 Nintendo Switch Online 18+) ESRB:T(13歳以上) PEGI:16 |
売上本数 | 116万本[1] |
『スターツインズ』(STAR TWINS、欧米タイトル: Jet Force Gemini)は、1999年12月1日に任天堂より発売された、NINTENDO64専用のシューティング・アドベンチャーゲームである。日本国外では開発元のレア社から発売されている。
2023年11月30日より『NINTENDO 64 Nintendo Switch Online 18+』にて配信開始(18歳以上のみプレイ可能)[2][3][4][5]。
概要
[編集]1999年9月21日の台湾大地震の影響でNINTENDO64ソフトがらみの半導体を製造している企業が打撃を受け、店に配布されていたパンフレット等では11月27日が発売日となっていたが、実際の発売日は12月1日に延期された(このとき同時期のソフトだったカスタムロボも発売日を延期している)[6]。また、当初予定していた4MBの拡張パックの対応を中止した[7]。
北米版のパッケージの箱には対応表示があるため、混乱の種となったが、任天堂は振動パックの表示シールを張ることで、その混乱を避けた[8]。北米では、スターツインズは1999年8月31日に発売予定であったが、ゲームの改善のため9月27日に延期された[9]。製造の遅れにより、発売はさらに遅れ、10月11日となった[10]。
E3発表時や開発当初はプレイヤーキャラが三頭身だったのだが、六頭身に変更された。ジュノとベラは、開発当初、より幼く小児っぽくデザインされた。後により成長した姿へと変更された。北米版ではチートの利用により小児のデザインで遊ぶこともできる。
4キッズエンタテインメント(en:4Kids Entertainment)はスターツインズと『パーフェクトダーク』の玩具、映画、娯楽製品の商品化権利を所有していたが、実際商品化されたものはないようである[11]。
映像表現において「リアルタイムライティング(光源をその都度計算して表現する高度な技術)」を採用。SF的世界観の構築に貢献している。NINTENDO64ではテュロックシリーズにて同様の表現がみられる。
また、シューティングゲームの中では難易度が比較的高いとされている。
キャラクター
[編集]プレイヤーキャラ
[編集]- ジュノ(Juno)
- ベラの双子の兄。幼いころ、スペーストレーダーでもあった両親を宇宙海賊に殺害されたことにより銀河警備隊ジェットフォースに所属することを目標にしてきた少年。部隊に入隊してからは仲間から信頼されるたくましい人間に成長する。妹と違い、考え深く落ち着いた性格。常に宇宙の平和を願っている。溶岩地帯を歩くことが出来る能力を持っている。実は操縦オンチで、マイザーのいるアステロイドに不時着してしまうというシーンもある。またマイザー宮殿では着地に失敗してしまうというミスも見かけることから少しドジなところがある。瞳の色は緑。
- ベラ(Vela)
- ジュノの双子の妹で、互いに唯一の肉親同士。ジェットフォースに入隊した理由は兄と同じで、また同時に女性でも危険な世界で十分戦えることを証明しようとしている。性格は兄と違って活発でおてんばなため、感情が表に出てしまう。それ故考えることよりも先に行動することから、たまにトラブルに巻き込まれてしまうこともある。操縦テクニックは兄よりはおそらく上。水の中を泳ぐことが出来る能力を持つ。瞳の色は青。
- ループス(Lupus)
- ジュノとベラの相棒でもあるロボット犬。タフで物事に動じない。任務に関しては忠実で、組織自体もロボット犬の存在は任務に欠かせない存在でもある。短い距離ではあるが、どんなところでもホバリングが出来る能力を持っている。
- フロイド(Floyd)
- マイザー軍のドローン兵であったが、高性能コンピューター(AI)が搭載されていたために自我に目覚めてしまう。軍団のやり方に疑問を覚えた彼は処刑されるはずのトライバル達をかばい、そのため一度はバラバラに破壊されるもジュノによって修復、再生された。彼がいると二人プレイが可能になるが、キャラクターから離れて移動しながらのプレイは出来ない。
※「フロイドパッド」というものがあり、これに乗るとフロイドを使ったミッションゲームが、コインを必要とするがプレイ出来る。ただ、レアウェアのゲームでは「ゲームが出来る」とは、「とてつもないミッションが待っている」と同意義。この伝統は『ドンキーコング64』に受け継がれている。
サブキャラクター
[編集]- マイザー(Mizar)
- キング・ジェフ
- トライバル(Tribals)
スタッフ
[編集]- スターツインズ開発チーム
- Robin Beanland, Paul Cunningham, Neil Gallagher
- Stephen Hall, N. Hutchinson, Andrew Innes
- Alistair Lindsay, Leigh Loveday, Stephen Mcfarlane
- Paul Mountain, Lee Musgrave, John Pegg
- Brian Smyth, Martin Wakeley
- 声の出演
- プロダクションマネージャー: Simon Farmer
- プロデューサー: Chris Stamper
- エグゼクティブプロデューサー: Tim Stamper
コマーシャル
[編集]畑正憲が出演。犬のループスを紹介するというものであった。
他機種版による違い
[編集]- ワイドスクリーン使用時に、レターボックスではなくフルスクリーンで表示される。
- 任天堂関連ものが全て削除されている。(ロゴ、クレジット)
- コントローラーのボタンが全てXboxのものに置き換えられている。
- ノイズエフェクトが描画されていない。(ムービーパートの字幕、ナイトゴーグル使用時など)
- NINTENDO 64 Nintendo Switch Online
- Rare Replayでは再現できなかったノイズエフェクトがオリジナル同様に描画されている。
- ワイドスクリーン使用時に、アスペクト比が16:9になるよう自動化される。Rare Replayとは違い、オリジナル同様のままである。
- 被ダメージ時(赤色)や照準がターゲットに狙いを定めた時(緑色)の点滅が暗くなるよう抑えられている。(Rare Replayにはない調整。)
参考文献
[編集]- ^ 2021CESAゲーム白書 (2021 CESA Games White Papers). コンピュータエンターテインメント協会. (2021). ISBN 978-4-902346-43-5
- ^ “11月30日より「Nintendo Switch Online + 追加パック」で『ゴールデンアイ 007™』、『スターツインズ™』が遊べるように。64コントローラーのセールも実施。”. 任天堂 (2023年11月22日). 2023年11月22日閲覧。
- ^ “『ゴールデンアイ』『スターツインズ』が11月30日より“NINTENDO 64 Nintendo Switch Online”に追加”. ファミ通.com. KADOKAWA (2023年11月22日). 2023年11月22日閲覧。
- ^ 徳永浩貴 (2023年11月22日). “「ゴールデンアイ 007」と「スターツインズ」がNINTENDO 64 Switch Onlineに追加! 配信日は11月30日”. GAME Watch. インプレス. 2023年11月22日閲覧。
- ^ ばしょう (2023年11月22日). “「ゴールデンアイ 007」と「スターツインズ」がSwitchで遊べるように。NINTENDO 64 Nintendo Switch Onlineで11月30日に配信”. 4Gamer.net. Aetas. 2023年11月22日閲覧。
- ^ The 64DREAM 2000年2月号
- ^ http://ign64.ign.com/articles/067/067176p1.html
- ^ http://ign64.ign.com/articles/071/071167p1.html
- ^ http://ign64.ign.com/articles/068/068517p1.html
- ^ http://ign64.ign.com/articles/069/069415p1.html
- ^ http://ign64.ign.com/articles/074/074253p1.html