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シドニー中心業務地区

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シドニーCBDから転送)
Sydney CBD
ニューサウスウェールズ州

タワーから見た中心業務地区
フェリーから望むシドニーCBDのスカイライン  地図
Sydney CBDの位置(ニューサウスウェールズ州内)
Sydney CBD
Sydney CBD
座標南緯33度52分 東経151度12分 / 南緯33.867度 東経151.200度 / -33.867; 151.200座標: 南緯33度52分 東経151度12分 / 南緯33.867度 東経151.200度 / -33.867; 151.200
人口14,308(2011)
郵便番号2000
地域自治体シティ・オブ・シドニー
地域シドニー都市圏
州選挙区Sydney
代議院選出地区Sydney

シドニー中心業務地区 (Sydney central business district)、一般的には、CBDあるいは、the Cityと呼ばれる地区で、オーストラリアシティ・オブ・シドニーに属するサバーブシドニー政治経済文化の中心地である。

概要

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シドニーCBDは北辺をシドニー湾とし、シドニー湾を起点に南に約3キロメートルに広がる地域である。シドニー湾は、1788年に、ヨーロッパ人がオーストラリア大陸に初めて定住した地であり、近代オーストラリアの歴史の始まりとなった場所である。

北辺に位置する交通の要衝サーキュラー・キーから南北の軸がセントラル駅までの間に複数に走り、シドニー都市圏西部とイースタン・サバーブを結ぶ幹線道路が東西に横断する。

地理

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CBDの西辺には再開発されたダーリングハーバーがあり、東辺にはシドニー王立植物園ザ・ドメインハイド・パークなどの緑地がある。

CBDを南北に縦断するジョージ通りen)は、まさしく、シドニーの交通の要衝で、地上をバスが走り、地下には、シティ・サークルen)と呼ばれる鉄道が走る。その交通の拠点には、QVBが存在する。

シドニーCBDの中でも、商業の中心は、マッコーリー通りとヨーク通りの間にある。その間にあるピット通りには、ピット・ストリート・モールと呼ばれる歩行者天国があり、商業施設が集積している。近くにはシドニー・タワーが建つ。

政治

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シドニーCBDは、シティ・オブ・シドニーに属しているが、港湾や鉄道、道路などを管理しているのはニューサウスウェールズ州政府であり、資産局(en:Property NSW)や交通局(en:Transport for NSW)などを通してCBDの開発に対して管轄権を持っている。

経済

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シドニーCBDは、オーストラリアで最も高い高層建築物が立ち並ぶ街でもある。その中で最も高い建築物は、309メートルの高さを誇るシドニー・タワーである。一方で、シドニー上空の飛行機の混雑を避けるために、高層建築物の高さは235メートルに制限されている。

また、この地域は、オーストラリアの企業の本社が集積されている。さらに、グローバル企業にとっては、アジア太平洋地域の本社を置くことも多い。金融の中心地でもあることから、ウエストパック銀行オーストラリア・コモンウェルス銀行シティバンクドイツ銀行マッコーリー銀行AMPリミテッドインシュアランス・オーストラリア・グループen)の本社がある。

文化

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シドニーCBDには、数多くの文化施設がある。著名な所では、シドニー博物館en)、ニューサウスウェールズ州立図書館旧シドニー税関en)、シドニー市立図書館en)、シアター・ロイヤルシティ・リサイタル・ホールen)、日本国際交流基金がある。

世界遺産に登録されているシドニー・オペラハウスシドニー現代美術館はCBDの北に位置する。

CBDの東を南北に走るマッコーリー通り沿いには、世界遺産のハイド・パーク・バラックスや通称・ラム酒病院のシドニー病院en)、ニューサウスウェールズ州議事堂ニューサウスウェールズ州最高裁判所en)、シドニー造幣局などの歴史的建築物が立ち並ぶ。

オーストラリア博物館en)、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館シドニー・セント・メアリー大聖堂、は、CBDの東に位置する。

パワーハウス博物館en)は、CBDの西、ダーリングハーバーの近くに所在する。

毎年1月には、シドニー・フェスティヴァルen)が催される。この祭りの期間中には、文化、音楽、ダンスの展示が屋内外を問わず展開される。

シドニー映画祭en)は、毎年6月に開催される国際的なイベントである。

外部リンク

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