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サントリー食品インターナショナル

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サントリーホールディングス > サントリー食品インターナショナル
サントリー食品インターナショナル株式会社
Suntory Beverage & Food Limited
ロゴ
種類 株式会社
市場情報
東証プライム 2587
2013年7月3日上場
略称 サントリー食品、SBF
本社所在地 日本の旗 日本
108-0023
東京都港区芝浦三丁目1-1
田町ステーションタワーN
設立 2009年1月23日
業種 食料品
法人番号 8010401080079 ウィキデータを編集
事業内容 日本国内外の食品事業
代表者 小野真紀子代表取締役社長
資本金 1683億84百万円
(2023年12月31日現在)[1]
発行済株式総数 3億900万株
(2023年12月31日現在)[1]
売上高 連結:1兆5917億22百万円
(2023年12月期)[1]
営業利益 連結:1417億26百万円
(2023年12月期)[1]
経常利益 連結:1417億81百万円
(2023年12月期)[1]
純利益 連結:827億43百万円
(2023年12月期)[1]
純資産 連結:1兆1850億27百万円
(2023年12月31日現在)[1]
総資産 連結:1兆9124億15百万円
(2023年12月31日現在)[1]
従業員数 連結:23,532人
単独:535人
(2023年12月31日現在)
決算期 12月31日
会計監査人 有限責任監査法人トーマツ
主要株主 サントリーホールディングス 59.48%
(2022年12月31日)
主要子会社 サントリーフーズなど88社
関係する人物  
外部リンク 公式ウェブサイト
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自動販売機の一例

サントリー食品インターナショナル株式会社 (サントリーしょくひんインターナショナル、: Suntory Beverage & Food Limited)は、日本洋酒ビールメーカーであるサントリーホールディングス傘下の清涼飲料事業子会社である。

コーポレート・スローガンは「水と生きる」。

会社概要

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サントリーグループ内のソフトドリンク部門を受け持つ。主要機能子会社のサントリーフーズを主軸に国内外に事業を展開している。海外では1980年にアメリカで清涼飲料事業に進出し、ペプシブランドを製造・販売するペプシ・ボトリング・ベンチャーズ社の経営を手がける他、 2009年にはオランジーナ・シュウェップス・グループの経営権を取得している。2013年7月3日東証1部に上場した。[2] サントリーグループではダイナックについで2社目の上場となった。なお新聞・ラジオNIKKEINHKラジオ第2放送株式市況では「サントリーBF」と略されている(BFは英語社名「Suntory Beverage & Food Limited」から略したものである)。

沿革

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  • 2009年
    • 1月23日 - サントリー株式会社がサントリー食品株式会社を設立。
    • 4月1日 - サントリー株式会社の純粋持株会社化にあたり、会社分割により同社の国内外食品事業を継承。その際、以前から飲料の販売を行っていたサントリーフーズ株式会社を傘下にするとともに、飲料の製造を行う4工場を子会社のサントリープロダクツ株式会社へ移管[3]
    • 7月28日 - 株式会社ニチレイフーズアセロラ飲料事業(「ニチレイアセロラドリンク」など)を取得することを発表[4]。同年12月から販売を開始し、2010年5月11日の全面リニューアル(一部製品のサイズは同年4月20日に先行発売)をもって同社製品となる[5]
  • 2010年11月12日 - 日本ミルクコミュニティ株式会社(現・雪印メグミルク株式会社)と紙パック製品に関する販売契約を締結[6]。これにより、2011年春からサントリーブランドの紙パック入り飲料は日本ミルクコミュニティを通じた販売となる。
  • 2011年1月1日 - 組織変更により、フルコア・グループ、オランジーナ・シュウェップス・グループ、セレボス・パシフィック・リミテッド、ペプシ・ボトリング・ベンチャーズLLC等を傘下に移管し海外における清涼飲料事業を統合したことにより、サントリー食品インターナショナル株式会社に商号変更。併せて、中国事業関連の組織やグループ会社をサントリー(中国)ホールディングス有限公司へ移管[7]
  • 2013年7月3日 - 東京証券取引所市場第一部に上場[2]
  • 2014年7月1日 - 第一三共ヘルスケア株式会社とライセンス契約を締結し、「リゲイン エナジードリンク」を発売[8]
  • 2015年
    • 4月7日 - アメリカのケロッグ・カンパニーとライセンス契約を締結し、「ケロッグ 飲む朝食 フルーツグラノラ」を発売[9]
    • 5月25日 - 同年9月をもって飲料事業からの撤退を表明している日本たばこ産業株式会社(JT)との間で株式会社ジャパンビバレッジホールディングス、ジェイティエースター株式会社、株式会社ジャパンビバレッジエコロジーの株式、「Roots」、「桃の天然水」のブランド取得について基本合意書を締結したことを発表[10]
    • 7月7日 - JTとの間で最終契約書を締結したことを発表[11]
    • 7月31日 - JTから飲料自動販売機オペレーター事業子会社3社の株式と2つのブランドを取得。これにより、株式会社ジャパンビバレッジホールディングスとジェイティエースター株式会社がグループの一員となる。
  • 2016年9月24日 - JTからブランドを取得した「桃の天然水」及び「Roots」のボトル缶ブラックコーヒー「ルーツ アロマブラック」の2製品をセブン&アイ・ホールディングス傘下の系列店舗限定製品として発売(なお、当日発売はセブン-イレブンのみで、イトーヨーカドーなどの他の系列店舗は2日後の9月26日より発売)。
  • 2021年

歴代社長

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氏名 在任期間 出身校
2 白井省三 2009年01月 - 2011年01月 一橋大学経済学部[15]
3 鳥井信宏 2011年01月 - 2016年03月 慶應義塾大学経済学部[16]
4 小郷三朗 2016年03月 - 2019年03月 京都大学法学部[17]
5 斎藤和弘 2019年03月 - 2023年03月 早稲田大学法学部[18]
6 小野真紀子 2023年03月 - 東京外国語大学外国語学部[19]

主要商品

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伊右衛門(旧デザイン)
ペプシネックス
(後のペプシジャパンコーラ〈ZERO〉 → ペプシ生〈ZERO〉)

オフィス向けサービス

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サントリー食品インターナショナルは2021年10月に首都圏エリアで法人向け自販機サービス「社長のおごり自販機」を開始した[20]。コミュニケーション活性化を目的としたこのサービスは、社員二人が同時に社員証を自販機に接触させることで、それぞれ飲み物を無料で受け取れるものである[20]。このサービスの名前は法人が購入代金を負担することを「社長のおごり」にちなんでつけられており、社長の部分を別の名前に変えることもできる[21]。やがて首都圏外からも設置要望が寄せられるようになり、2022年5月に全国展開した[20]。加えて、社員証を導入していない企業向けに有料の専用カードも用意した[20]。2023年の時点で導入企業は360社を超えた[22]

これとは別に、2022年には同社は軽食販売自販機「ボスマート」も開始した[20]。こちらは棚と自販機がセットになっており、自販機のボタンを押すと棚の中の軽食を購入できる[20]。この仕組みの背景には、従来の置き菓子における代金の決済および管理方法が課題として存在していたことや、自販機における余剰ボタンの存在が挙げられる[23]。自販機に専用のプログラムを組み込むことでセルフレジとして運用されており、現金の盗難リスクが少ないとされている[24]。また、軽食は飲料と同じトラックで運搬される[24]。2021年にテスト運用として8000台が稼働したのち、2022年5月に正式運用された[23]

同時期には熱中対策自販機「DAKARA給水所」が導入された[20]。こちらは専用カードを自販機に接触させることで飲み物を1本無料で得られるものであり、「社長のおごり自販機」の発展版と受け止めるメディアもあった[25]

主要子会社

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日本

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欧州

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アジア

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オセアニア

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米国

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g h "サントリー食品インターナショナル株式会社 2023年12月期 決算短信" (PDF) (Press release). サントリー食品インターナショナル株式会社. 15 February 2024. 2024年2月18日閲覧
  2. ^ a b 東京証券取引所市場第一部上場のお知らせ - サントリー食品インターナショナル株式会社 IRニュース 2013年7月3日(2013年8月21日閲覧)
  3. ^ 純粋持株会社制への移行にともなう新会社概要および社長人事について - サントリー株式会社 ニュースリリース 2009年1月19日(2013年8月21日閲覧)
  4. ^ (株)ニチレイフーズのアセロラ飲料事業取得に関する基本合意について - サントリー食品株式会社 プレスリリース 2009年7月28日(2013年8月21日閲覧)
  5. ^ 「ニチレイ アセロラ」シリーズを全面刷新 - サントリー食品株式会社 ニュースリリース 2010年3月30日(2013年8月21日閲覧)
  6. ^ 日本ミルクコミュニティ株式会社との販売契約 - サントリー食品株式会社 ニュースリリース 2010年11月12日(2013年8月21日閲覧)
  7. ^ サントリーグループ組織変更および役員人事のお知らせ - サントリーホールディングス株式会社 2010年11月17日(2013年8月21日閲覧)
  8. ^ 「リゲイン エナジードリンク」新発売 - サントリー食品インターナショナル株式会社 2014年5月21日(2014年7月29日閲覧)
  9. ^ シリアル食品で世界シェアトップのケロッグとライセンス契約を締結「ケロッグ 飲む朝食 フルーツグラノラ(栄養機能食品)」新発売 - サントリー食品インターナショナル、ケロッグ・カンパニー 2社連名によるリリース 2015年3月10日(2015年5月22日閲覧)
  10. ^ 日本たばこ産業株式会社の飲料自動販売機オペレーター事業子会社株式及び飲料ブランドの取得に関する基本合意書締結のお知らせ” (PDF). JT公式サイト. 2015年5月31日閲覧。
  11. ^ 日本たばこ産業株式会社の飲料自動販売機オペレーター事業子会社株式及び飲料ブランドの取得に関する最終契約書締結のお知らせ (PDF) - サントリー食品インターナショナル株式会社 IR情報 2015年7月7日(2015年7月27日閲覧)
  12. ^ 本社移転のお知らせ - サントリー食品株式会社 ニュースリリース 2019年10月10日(2021年8月13日閲覧)
  13. ^ 味の素AGF(株)製造・販売の「ブレンディ®」ボトルコーヒーの承継に関するお知らせ - サントリー食品インターナショナル 2021年11月1日
  14. ^ 味の素AGF株式会社からサントリー食品インターナショナル株式会社への《「ブレンディ®」ボトルコーヒー》製造・販売の承継に関するお知らせ - 味の素AGF 2021年11月1日
  15. ^ “サントリーフーズ、新社長に白井省三氏内定”. 日本食糧新聞電子版 (日本食糧新聞社). (2008年3月26日). https://news.nissyoku.co.jp/news/kubo20080321020745098 2021年1月3日閲覧。 
  16. ^ “サントリー食品、鳥井信宏氏(新社長)”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社): pp. 朝刊13. (2010年11月18日) 
  17. ^ “鳥井氏、中長期戦略担う、サントリー食品からHD副社長に、食品社長には小郷氏。”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社): pp. 朝刊15. (2015年12月11日) 
  18. ^ “サントリー食品インターナショナル、斎藤和弘氏(新社長)”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社): pp. 朝刊11. (2019年1月19日) 
  19. ^ “サントリー食品の新社長にサントリーホールディングス常務・小野真紀子氏)”. 食品産業新聞 (食品産業新聞社). (2022年12月1日) 
  20. ^ a b c d e f g サントリー、自販機をセルフレジ化する法人向け軽食販売サービス「ボスマート」を開始”. CNET Japan (2022年3月31日). 2024年12月17日閲覧。
  21. ^ 東奔西走キャッシュレス(6) 巨大無人店舗ネットワーク「自販機」の世界(サントリー編)”. マイナビニュース (2023年2月2日). 2024年12月17日閲覧。
  22. ^ 食品新聞社 (2024年2月11日). “サントリー「社長のおごり自販機」設置企業360社突破 会社へのロイヤリティ高めるツールとして好評 法人営業に手応え”. 2024年12月17日閲覧。
  23. ^ a b 東奔西走キャッシュレス(6) 巨大無人店舗ネットワーク「自販機」の世界(サントリー編)”. マイナビニュース (2023年2月2日). 2024年12月17日閲覧。
  24. ^ a b ssnp (2022年3月31日). “サントリー食品 法人向け自販機サービス拡張、余剰ボタンで菓子や食品を買える「ボスマート」展開”. 食品産業新聞社ニュースWEB. 2024年12月17日閲覧。
  25. ^ 従業員の熱中症対策! ドリンクが“社長のおごり”の自販機で水分補給を可視化…開発の経緯を聞いた|FNNプライムオンライン”. FNNプライムオンライン (2022年8月3日). 2024年12月17日閲覧。

外部リンク

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