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全日本バレーボール小学生大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
全日本バレーボール小学生大会
競技 バレーボール
大会形式 リーグ+トーナメント方式
開始年 1981
主催 日本バレーボール協会
日本小学生バレーボール連盟
読売新聞 ほか
加盟国 日本の旗 日本
前回優勝 男子:幸袋・女子:鞍手JVC・混合:KAISERS
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全日本バレーボール小学生大会(ぜんにほん-しょうがくせいたいかい)は、1981年から日本で行われているバレーボール小学生大会。

概要

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全国大会は各都道府県予選を勝ち抜いたチーム(北海道は南北、開催地はさらに各1チーム増[1])が参加する。まず、16組に分かれて予選リーグを近郊各会場で行い、そこで各組1位の16チームのみによる決勝トーナメント進出決定戦を行い、勝者が東京体育館で行われる決勝トーナメントに進出する。ただし2012年・18・19年は東京体育館が改修工事を行っている関係から川崎市とどろきアリーナがメイン会場となった。2020年は東京五輪・パラの関係上、東北地方で開催予定だったが、新型コロナの影響で中止。2021年も近畿開催も同様に中止。

試合は3セットマッチ21点先取、最終セットのみ15点先取。

大会名には『(協賛企業名)カップ』という冠名称がつく。大会が始まった当初はライオンがメインスポンサーだったが、2001年からはペプシに変わった。ペプシは1998年からサントリーが日本における製造・販売権を取得した関係もあり、2006年からは商品名に代わりサントリーそのものがメインスポンサーとなる形式に変わった。

2008年からはローソンがスポンサーとなったが、別の競技で「ローソンカップ」が存在し混乱を避けるためか、一旦冠名称は外れて大会名「全日本バレーボール小学生大会」のみの名称であった。

そして30回記念大会となる2010年からはローソンと同業のファミリーマートがスポンサーとなり、「ファミリーマートカップ」と再び冠名称がつけられた。2019年は当初かんぽ生命が協賛の予定だったが、不適切販売問題の発覚を受け協賛を辞退。それ以後は特別協賛不在で、無冠となっている。

また、第1回から第13回までのポスターのイラストを手塚治虫永井豪あだち充鳥山明赤塚不二夫などの有名漫画家が担当していた。

2014年の第34回大会からは男女混合による「男女混合の部」が新設された。プレーヤー減少に歯止めをかけようとする主旨で、高槻バレーボールクラブ(大阪府)が初代王者に輝いた[2]

リベロ制導入以前には低身長児にも活躍の機会を与えるため、後衛専門を選手を配置する特別ルール「バックセンター固定制」が第1回大会から取り入れられていた[3]

テレビ放送

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テレビ放送は2000年までは主催の日本テレビNNS系列でライオンスポーツスペシャルと題し、高校生クイズ同様ライオン他ライオングループの一社提供で放送されたが、ライオンの協賛撤退により終了。ペプシが冠スポンサーの時代は、決勝戦の模様が大会ホームページ上で動画配信されていた。サントリーが正式に冠スポンサーとなった2006年は、J SPORTSでのテレビ放送とビデオ・DVD販売があったが、何故か2007年はなかった。そして冠名称が外れた2008年と2009年、ファミリーマートが協賛となった2010年もなかったが、2011年からは決勝トーナメントの各試合のDVDが販売されている。2019年はtvkで放送。2022年以降は横浜ケーブルビジョン制作のダイジェスト番組を放送。放送後はYCV公式YouTubeで見逃し配信

歴代優勝チーム

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男子優勝 女子優勝 混合優勝 備考
1 1981年 天白クラブ 榛原川崎スポーツ少年団
2 1982年 天白クラブ 御坊青葉クラブ
3 1983年 武庫の里クラブ 御坊青葉クラブ
4 1984年 法典東小クラブ 瀬戸スポーツ少年団
5 1985年 中城クラブ 桑島スポーツ少年団
6 1986年 東金町ビーバーズ 倉賀野育成会
7 1987年 尼崎北スポーツ少年団 旭川神居ジュニア
8 1988年 山中JVC 稲垣少年クラブ
9 1989年 東金町ビーバーズ 東金町ビーバーズ 初の男女アベック優勝
10 1990年 リトルベアーズ 切目ジュニアクラブ
11 1991年 八木スポーツ少年団 東金町ビーバーズ
12 1992年 武佐ガッツ 古市スポーツ少年団
13 1993年 上牧ウィングス 切目ジュニアクラブ
14 1994年 中筋スポーツ少年団 川西東谷
15 1995年 大韓民国の旗 韓国選抜 中筋スポーツ少年団 男子は特別参加の外国勢が初制覇
16 1996年 東大崎クラブ ひまわりクラブ
17 1997年 島門ジュニア ひまわりクラブ
18 1998年 三輪町スポーツ少年団 大井クッキーズ
19 1999年 大町 小岩クラブ
20 2000年 亀山南 大津茂少女JVC
21 2001年 鞍手JVC 若鮎新宮クラブ
22 2002年 東金町ビーバーズ 小布施スポーツ少年団 男子は13年ぶり3回目
23 2003年 小岩クラブ 若鮎新宮クラブ
24 2004年 片桐VBC 若鮎新宮クラブ
25 2005年 福重小バレーボールクラブ 狩小川バレーボール教室
26 2006年 若穂ジュニア 岩槻ジュニアバレーボールスポーツ少年団
27 2007年 陵ヶ岡 立会アタッカーズ
28 2008年 東京杉一クラブ 平野ジュニアーズ
29 2009年 比叡平スポーツ少年団 東金町ビーバーズ 女子は最多タイとなる3回目の優勝
30 2010年 日見小男子バレーボールクラブ 東条ジュニアバレーボールクラブ
31 2011年 上野エンジェルス 室町
32 2012年 片桐VBC 中村JVC
33 2013年 東京杉一クラブ 大元
34 2014年 比叡平スポーツ少年団 小布施スポーツ少年団 高槻VBC 男女混合の部を新設
35 2015年 中之口 大井クッキーズ 陵ヶ岡
36 2016年 片桐VBC HANDTIGERS 山王 男子は最多タイ、女子は神奈川県勢初
37 2017年 若葉ビクトリー 高須 あおい
38 2018年 伊万里ジュニアバレークラブ 草津はやぶさジュニア 比叡平
39 2019年 東京杉一クラブ 上黒瀬JVC 夢前JVC
42 2022年 宝塚スカイアタッカーズ 原南 福島JVC
43 2023年 山王 小岩クラブ 深川JVC
44 2024年 幸袋 鞍手JVC KAISERS

最多優勝記録

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  • 男子:3回 東金町ビーバーズ(6回、9回、22回)、片桐VBC(24回、32回、36回)
  • 女子:3回 若鮎新宮クラブ(21回、23回、24回)、東金町ビーバーズ(9回、11回、29回)

脚注

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  1. ^ ただし2012年度は主要開催地が神奈川県なので東京は1チーム減、神奈川は1チーム増となった
  2. ^ 月刊バレーボール 2014年10月号 58、66ページ
  3. ^ 小学生バレーボール・ルールの変遷 - 日本小学生バレーボール連盟

外部リンク

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