サルデーニャ語
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サルデーニャ語 | |
---|---|
Sardu / Limba sarda | |
話される国 | イタリア |
地域 | サルデーニャ島 |
話者数 | 165万人 |
言語系統 | |
表記体系 | ラテン文字 |
公的地位 | |
公用語 | サルデーニャ自治州 |
少数言語として 承認 | イタリア |
統制機関 | Limba Sarda Comuna |
言語コード | |
ISO 639-1 |
sc |
ISO 639-2 |
srd |
ISO 639-3 |
srd – マクロランゲージ個別コード: sro — カンピダーノ・サルデーニャ語sdn — ガッルーラ・サルデーニャ語src — ログドーロ・サルデーニャ語sdc — サッサリ・サルデーニャ語 |
消滅危険度評価 | |
Definitely endangered (Moseley 2010) |
サルデーニャ語(サルデーニャご)は、イタリア領内地中海のサルデーニャ島で使われている言葉であり、インド・ヨーロッパ語族イタリック語派に属すロマンス諸語の1つで、ロマンス諸語の中では特異な言語である。(たとえば冠詞がilleではなくipseから由来していること、debereを使った未来時制、/k/が口蓋化せず保たれていることなど)
サルデーニャ語ではSardu、イタリア語ではSardoと表記される。
イタリア語と異なり、西ロマンス語(フランス語・スペイン語など)の特徴である名詞の複数形の語尾変化 "-s" など、イタリア語との差異は大きい。
そのため、本土の諸方言やシチリア語・コルシカ語のようなイタリア語の方言や姉妹言語ではなく、ロマンス語ではあるものの初期の段階で大陸ロマンス語(イタリア語・フランス語・スペイン語・ルーマニア語など)と分かれた「島嶼ロマンス語」の生き残りとする説が強い。
サルデーニャ語の方言はサルデーニャ島の北部から中央部にかけての地域で行われるログドーロ方言と南部で行われるカンピダーノ方言に大別される[1]。
方言
[編集]- ログドーロ・サルデーニャ語【src】 - 500,000人
- Northern Logudorese (src-nor)
- Nuorese (src-nuo)
- Southwestern Logudorese (src-sou)
- Barbaricino (src-bar)
- カンピダーノ・サルデーニャ語【sro】 - 500,000人
- Ogliastrino (sro-ogl)
- Sulcitano (sro-sul)
- Sarrabense (sro-sar)
- Central Campidanese (sro-cen)
- Cagliare (sro-cag)
- Sub-Barbaricino (sro-sub)
- Meridionale (sro-mer)
- Arborense (sro-arb)
- Western Campidenese (sro-wes)
以下はサルデーニャで話されているもののコルシカ語の系統に属すると考えられることもある言語。
- ガッルーラ・サルデーニャ語【sdn】 - 100,000人
- サッサリ・サルデーニャ語【sdc】 - 100,000人
脚注
[編集]- ^ 金澤雄介 (2012年3月8日). “サルデーニャ語の名詞における2格体系の痕跡―sorre「姉妹」の成立過程を中心に―” (PDF). 東京外国語大学大学院総合国際学研究院. 2021年5月23日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- Ethnologue report for language code srd - エスノローグ
- Ethnologue report for language code sro - エスノローグ
- Ethnologue report for language code sdn - エスノローグ
- Ethnologue report for language code src - エスノローグ
- Ethnologue report for language code sdc - エスノローグ