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キリギリス亜目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コオロギ亜目から転送)
キリギリス亜目
キリギリス科の1種 Metrioptera bicolor
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: バッタ目(直翅目)Orthoptera
亜目 : キリギリス亜目(剣弁亜目)Ensifera
学名
Ensifera Ander1939
シノニム

Grylloptera Kevan[1]1973
Locustoidea Handlirsch1906–08

上科

キリギリス亜目 (Ensifera) は、剣弁亜目コオロギ亜目ともいい、昆虫綱バッタ目の1亜目である。

特徴

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「鳴く虫」として知られる。左右の前翅をすりあわせて鳴くコオロギやキリギリスが有名だが、他にも、脚や腹を使って鳴く種もいる。なお、姉妹群バッタ亜目には前翅と後脚をすりあわせて鳴く種が多い。

鳴くのは原則として雄だけであるが、ケラ科ツユムシ科などは雌も鳴く。

一部の上科は前脚に鼓膜器官をもつ。

分類

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現生群

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現生科の分子系統分類は次のようになる[2]

バッタ目

バッタ亜目

キリギリス亜目

ハグラ科 Haglidae

コロギス上科

Anostostomatidae

コロギス科 Gryllacrididae

Stenopelmatidae*

Lezinidae

キリギリス科 Tettigoniidae

カマドウマ科 Rhaphidophoridae

Schizodactylidae

コオロギ上科

ケラ科 Gryllotalpidae

アリヅカコオロギ科 Myrmecophilidae

カネタタキ科 Mogoplistidae

コオロギ科 Gryllidae

なお、主に形態系統からなる分類により、コオロギ上科・Schizodactyloidea 以外をまとめたキリギリス上科 Tettigonioidea sensu Gwynne 1995(分子系統からは側系統となる)や、キリギリス科とハグラ科をまとめたキリギリス上科 Tettigonioidea sensu Otte 1997(分子系統からは多系統となる)が使われることもある。

絶滅群

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Wikispeciesより絶滅群を抜粋。

  • Elcanidea
    • Elcanoidea
      • Elcanidae, †Permelcanidae
    • Permoraphidioidea
      • Permoraphidiidae, †Pseudelcanidae, †Thueringoedischiidae
  • コオロギ下目 Gryllidea
    • コオロギ上科 Grylloidea
      • Baissogryllidae, †Protogryllidae
  • Oedischiidea
    • Oedischioidea
      • Anelcanidae, †Bintoniellidae、†Mesoedischiidae, †Oedischiidae, †Proparagryllacrididae, †PruvostitidaeTcholmanvissiidae
    • Triassomanteoidea
      • Adumbratomorphidae, †Triassomanteidae
    • Xenopteroidea
      • Xenopteridae
  • キリギリス下目 Tettigoniidea
    • Hagloidea
      • †ハグラ科 Haglidae, †Hagloedischiidae, †Tuphellidae - (ハグラ科から現生群が Prophalangopsidae として分離されてハグラ科が絶滅群となっている)
    • キリギリス上科 Tettigonioidea
      • Haglotettigoniidae

出典

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