ケナガフルーツコウモリ
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(ケナガフルーツコウモリ属から転送)
ケナガフルーツコウモリ | |||||||||||||||||||||||||||
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保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Alionycteris paucidentata Kock, 1969[1][3] | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
ケナガフルーツコウモリ[4] | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Mindanao pygmy fruit bat[1][2] |
ケナガフルーツコウモリ (Alionycteris paucidentata) は、哺乳綱翼手目オオコウモリ科に分類される属。本種のみでケナガフルーツコウモリ属を構成する。
分布
[編集]形態
[編集]前腕長4.4 - 4.6センチメートル[4]。胴体背面は長く柔らかい体毛で被われ、名前の由来になっている[4]。胴体背面は前述した長い体毛と、綿毛状の下毛の2層で被われる[4]。毛色は黒褐色[4]。染色体数は2n = 36[3]。
生態
[編集]Kitanglad山脈で1990年代に行われた調査では標高1,450 - 2,250メートルで採集された例があり、特に標高2,250メートルの地点(雲霧林)では1992 - 1993年の調査で17頭が採集されたという報告例がある[3]。
人間との関係
[編集]分布は限定的であるものの、高地に生息し森林伐採による影響が少ないこと、生息地では比較的よくみられることから、2016年の時点では種として絶滅のおそれは低いと考えられている[1]。
出典
[編集]- ^ a b c d e Mildenstein, T. 2016. Alionycteris paucidentata. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T843A22037501. https://doi.org/10.2305/IUCN.UK.2016-1.RLTS.T843A22037501.en. Downloaded on 16 July 2021.
- ^ a b c Nancy B. Simmons, "Order Chiroptera," Mammal Species of the World, (3rd ed.), Volume 1, Don E. Wilson & DeeAnn M. Reeder (ed.), Johns Hopkins University Press, 2005, Pages 312 - 529.
- ^ a b c Lawrence R. Heaney et al, "The Mammals of Mt. Kitanglad Nature Park, Mindanao, Philippines," Fieldiana Zoology Number 112, 2006, Pages 1 - 63.
- ^ a b c d e f 吉行瑞子 「ケナガフルーツコウモリ」『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ5 東南アジアの島々』小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著、講談社、2000年、119 - 120頁。