グレース・カートレット (初代グランヴィル女伯爵)
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(グレイス・カートレットから転送)
初代グランヴィル女伯爵グレース・カートレット(英語: Grace Carteret, 1st Countess Granville、旧姓グランヴィル、1667年頃[1] – 1744年10月18日)は、イギリスの貴族。自身の権利でグランヴィル女伯爵の爵位を保有した。
生涯
[編集]初代バース伯爵ジョン・グランヴィル[1]とジェーン・ワイチの娘として、コーンウォールのストー[2]で生まれた。出生年を1654年とする文献があり、それが真実である場合は彼女が夫より13歳年上ということになるが、2人の結婚式は1675年に行われ、そのときのグレースは「ほんの子供」と形容された[3]。
1675年、ジョージ・カートレット(1667年 – 1695年)と結婚した。ジョージは1680年に同名の祖父ジョージ・カートレットから準男爵位を継承、1681年にカートレット男爵に叙された後、1695年に死去した[3]。2人は2男をもうけた。
- ジョン(1690年 – 1763年) - 第2代グランヴィル伯爵。1710年に結婚した後、1744年に再婚、2度の結婚とも子供をもうけた
- フィリップ(1692年 – 1711年) - ウェストミンスター・スクール在学中に死去、ウェストミンスター寺院に埋葬された[4]
1701年に父が死去した直後、グレースの兄第2代バース伯爵チャールズ・グランヴィルが自殺した。チャールズの息子ウィリアムがバース伯爵を継承したが、1711年に早世した。その後、グレースは1714年にグランヴィル女伯爵とカートレット女子爵に叙された[5]。
グレース・カートレットは長男ジョンの2度目の結婚式に出席した数か月後、自領のホーンズで死去[6]、ウェストミンスター寺院にある初代アルベマール公爵の納骨所に埋葬された[4]。爵位は長男ジョンが継承した。
脚注
[編集]- ^ a b "Grace (née Granville), Countess Granville and Viscountess Carteret". National Portrait Gallery (英語). 2018年10月2日閲覧。
- ^ Cokayne, George Edward; Doubleday, H. Arthur; Warrand, Duncan; Howard de Walden, Thomas, eds. (1926). The Complete Peerage, or a history of the House of lords and all its members from the earliest times, volume VI: Gordon to Hustpierpoint (英語). Vol. 6 (2nd ed.). London: The St. Catherine Press. p. 89.
- ^ a b Chester, Joseph Lemuel (1876). The Marriage, Baptismal, and Burial Registers of the Collegiate Church Or Abbey of St. Peter, Westminster (英語). Harleian Society. pp. 367–.
- ^ a b "Carteret family". Westminster Abbey (英語). 2018年10月2日閲覧。
- ^ A companion and key to the history of England; consisting of copious genealogical details of the British sovereigns, with an appendix, exhibiting a chronological epitome of the successive holders of the several titles of the ... nobility, etc, with their armorial bearings (英語). 1832. pp. 563–.
- ^ Walpole, Horace (1866). The Letters of Horace Walpole, Earl of Orford (英語). Bohn. pp. 299–.
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