チューラワンサ
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(クーラバムサから転送)
チューラワンサ(パーリ語: Cūḷavaṃsa、「小さな年代記」を意味し、『小史』と訳される)は、シンハラ人仏僧によって編集された4世紀から1815年までのスリランカの君主についての記録。 6世紀に僧マハーナーマによって記述された『マハーワンサ (Mahāvaṃsa)』に続く年代記である。
構成
[編集]『チューラワンサ』は全体が同時に書かれたわけではなく、異なる時代に異なる作者によって書きつがれた作品である。
- 第1部 - 4世紀のガウタマ・シッダールタの遺物(歯)のスリランカへの到来から、12世紀のパラークラマバーフ王の時代まで。
- 第2部 - 1815年、イギリス領セイロンの成立まで。
1930年、ヴィルヘルム・ガイガー によってドイツ語に翻訳、後に Mabel Haynes Bode によって英語に翻訳された。
参考文献
[編集]- W. Geiger, The Culavamsa, 1930
- The Culavamsa: Being the More Recent Part of the Mahavamsa, W. Geiger, trans. C.M. Rickmers (London 1930)
- A History of Sri Lanka, K. A. de Silva (New Delhi 2005)
- Ancient Ceylon, H. Parker, (London 1909)
- A Short History of Sri Lanka, H. W. Codrington (London 1929)
- Report on Kegalle District, H. C. P. Bell, (1892)