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クマー・ロッカー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クマール・ロッカーから転送)
クマー・ロッカー
Kumar Rocker
テキサス・レンジャーズ #80
大学時代
(2019年5月5日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アラバマ州モンゴメリー
生年月日 (1999-11-22) 1999年11月22日(24歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
250 lb =約113.4 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2022年 トリシティ・バレーキャッツ英語版と契約
初出場 2024年9月12日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
獲得メダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
WBSC U-18ワールドカップ
2017 野球

クマー・ロッカーKumar Rocker, 1999年11月22日 - )は、アメリカ合衆国アラバマ州モンゴメリー出身のプロ野球選手投手)。右投右打。MLBテキサス・レンジャーズ所属。

経歴

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プロ入り前

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高校時代はU-18のアメリカ合衆国代表に選出された[1]2018年MLBドラフト38巡目(全体1146位)でコロラド・ロッキーズから指名されたが、契約せずにヴァンダービルト大学へ進学した[2][3]

大学1年目からエースとして活躍し、2019年6月8日のデューク大学戦で19奪三振を奪いノーヒットノーランを達成した[4]。チームは勢いに乗りカレッジ・ワールドシリーズまで勝ち上がり、ミシガン大学に勝利して優勝。自身はシリーズ最優秀選手賞を受賞した。この年は12勝5敗の成績を記録し、ベースボール・アメリカのフレッシュマン・オブ・ザ・イヤーに選出された[5]。この活躍により、多くのメディアから2021年のMLBドラフトでの全体1位指名を予想されるようになった[6]

その後は球速の低下やチームメイトのジャック・ライターの台頭もあり評価を落とした。2021年に2年ぶりにカレッジ・ワールドシリーズに進出し、ミシシッピ州立大学英語版と対戦。勝利した方が優勝となる第3戦に先発登板したが、5回途中5失点で降板し、チームも敗れた[7]。その後、この年のMLBドラフト1巡目(全体10位)でニューヨーク・メッツから指名された[8]。当初は契約金600万ドルで基本合意に達していたが、指名後のメディカルチェックにてメッツが右肘の状態に難色を示して交渉が難航し、期限までに契約が成立しなかった[9]。その後大学へは戻らず、独立リーグや海外でのプレーを検討することを明かした[10]

プロ入りと独立リーグ時代

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2022年5月13日にフロンティアリーグトリシティ・バレーキャッツ英語版と契約した[11]

レンジャーズ時代

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2022年のMLBドラフト1巡目(全体3位)でテキサス・レンジャーズから指名され[12]、7月26日に契約金520万ドルで契約した[13]

2023年5月16日にトミー・ジョン手術を受けた[14]

2024年9月12日にメジャー昇格し、同日のシアトル・マリナーズ戦に先発登板し、メジャーデビューを果たした[15]

家族

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父親のトレイシー・ロッカー英語版は元プロアメリカンフットボール選手であり、現在はNFLフィラデルフィア・イーグルスでコーチを務めている[16]

父方の祖父母はインドからの移民である。

詳細情報

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背番号

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  • 80(2024年 - )

脚注

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  1. ^ Dennis, Ryne. “Rocker’s summer full of travel, World Cup” (英語). Oconee Enterprise. 2021年3月12日閲覧。
  2. ^ MLB Draft Tracker” (英語). MLB.com. 2021年3月12日閲覧。
  3. ^ Caldwell, Matthew. “North Oconee's Kumar Rocker signs with Vanderbilt to play baseball” (英語). Athens Banner-Herald. 2021年3月12日閲覧。
  4. ^ Get Access” (英語). The Tennessean. 2021年3月12日閲覧。
  5. ^ Cahill, Teddy. “Kumar Rocker Named 2019 College Baseball Freshman Of The Year”. www.baseballamerica.com. 2021年3月12日閲覧。
  6. ^ Cahill, Teddy. “Kumar Rocker, Already The 2021 MLB Draft Favorite, Readies For High Expectations”. www.baseballamerica.com. 2021年3月12日閲覧。
  7. ^ lalalalaurrrren (2021年7月1日). “Projected 1st-Round MLB Draft Pick Kumar Rocker Struggles In College World Series” (英語). NESN.com. 2021年7月16日閲覧。
  8. ^ Mets select Kumar Rocker in the 2021 First-Year Player Draft” (英語). MLB.com. 2021年7月16日閲覧。
  9. ^ Mets, Kumar Rocker” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年8月2日閲覧。
  10. ^ ドラ1右腕がメッツと契約合意せず 日本球界入りも可能に…前例は鷹スチュワート”. Full-Count(フルカウント) ― 野球ニュース・速報・コラム ― (2021年8月2日). 2021年8月2日閲覧。
  11. ^ Kumar Rocker to Join Tri-City ValleyCats” (英語). MiLB.com. 2022年5月13日閲覧。
  12. ^ Draft Day 1: Pick-by-pick rundown, analysis” (英語). MLB.com. 2022年7月18日閲覧。
  13. ^ Texas Rangers sign right-handed pitcher Kumar Rocker, team's first selection in 2022 MLB Draft” (英語). MLB.com. 2022年7月27日閲覧。
  14. ^ Rangers' Kumar Rocker: Will undergo Tommy John surgery” (英語). CBS Sports (2023年5月16日). 2024年9月20日閲覧。
  15. ^ “23年ドラフト全体3位のレンジャーズ・ロッカーがデビュー 4回1失点7三振、最速157キロ”. 日刊スポーツ. (2024年9月13日). https://www.nikkansports.com/m/baseball/mlb/news/amp/202409130000706.html 2024年9月20日閲覧。 
  16. ^ Sparks, Adam. “Kumar Rocker leads preseason No. 1 Vanderbilt in bid for repeat title at College World Series” (英語). USA TODAY. 2021年3月12日閲覧。

外部リンク

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