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キジ・ジョンスン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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キジ・ジョンスン
Kij Johnson
Kij Johnson
誕生 Katherine Irenae Johnson
(1960-01-20) 1960年1月20日(64歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国アイオワ州
職業 作家、英文学者
教育 修士[1]
最終学歴 St. Olaf College, 1982; North Carolina State University, Raleigh 2012[1]
ジャンル ファンタジーSF
公式サイト kijjohnson.com
ウィキポータル 文学
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キジ・ジョンスン(Kij Johnson、1960年1月20日 - )は、アメリカ合衆国のファンタジー・SF作家。[2] カンザス州立大学の教員も務めている。

経歴

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アイオワ州ハーランに生まれる。1982年にセント・オラフカレッジを卒業後、ミネソタ州立大学とカンザス州立大学で創作と文学を学び、2012年にノースカロライナ州立大学で創作の修士号を取得。2012年秋、カンザス州立大学の英文学部でフィクション・ライティングの助教となる。同大学のSF研究センターの副所長も務めている。[3]

ジョンスンはSF&ファンタジー出版社トー・ブックスや、ゲーム出版社TSR(現ウィザーズ・オブ・コースト社)のマネージング・エディター、ダークホースコミックスのコレクションズ・エディター、電子書籍ソフトウェアであるマイクロソフト・リーダーのコンテンツ・エディターなど、出版関連の様々な分野で働いた経験がある。ウィザーズ・オブ・コースト社では、「マジック・ザ・ギャザリング」のコンティニュイティ・マネージャーや、「アドバンスト・ダンジョンズ&ドラゴンズ」のキャンペーンセッティングである「グレイホーク」と「フォーゴトン・レルム」のクリエイティブ・ディレクターを務めた。

シオドア・スタージョン記念賞の選考委員も務めたことがある。

ペンネームの"Kij"は本名Katherine Irenae Johnsonの頭文字をつなげた愛称からきており、「キジ」または「キッジ」のように発音する。

主な著作

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長編

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  • The Fox Woman (2000)
  • Fudoki (2003)

短編集

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  • Tales for the Long Rains (2001)
  • At the Mouth of the River of Bees (2012)

主な中短編

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  • "Fox Magic"(1993)- 中編。スタージョン記念賞受賞
  • 「26モンキーズ、そして時の裂け目」"26 Monkeys, Also the Abyss"(2008)- 中編。世界幻想文学大賞中編部門アシモフ誌読者賞 受賞
  • 「スパー」"Spar" (2009)- 短編。ネビュラ賞 受賞[4]
  • 「ポニー」"Ponies"(2010)- 短編。ネビュラ賞 受賞[5]
  • 「霧に橋を架ける」"The Man Who Bridged the Mist"(2012)- 中長編(ノヴェラ)。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、アシモフ誌読者賞 受賞[6]
  • 『猫の街から世界を夢見る』The Dream-Quest of Vellitt Boe (2016) - 中長編(ノヴェラ)。世界幻想文学大賞中編部門 受賞

1988年に短編”Roadkill"でデビューして以来、3冊の長編と、50本ほどの短編を発表している。2001年には最優秀ファンタジー長編デビュー作家に贈られるクロフォード賞を受賞している。また、2009~2013年のヒューゴー賞最終候補、2008・2010~2013年のネビュラ賞最終候補、2004・2009・2011~2013年の世界幻想文学大賞最終候補になっている[7]

邦訳書

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  • 『霧に橋を架ける』(三角和代訳、創元海外SF叢書、2014年) - 日本オリジナル編集(At the Mouth of the River of Beesからの抄録)
  • 『猫の街から世界を夢見る』(三角和代訳、創元SF文庫、2021年) - The Dream-Quest of Vellitt Boe

脚注

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  1. ^ a b Kij Johnson Biography” (April 21, 2015). April 29, 2015閲覧。
  2. ^ Locus Online Perspectives: Kij Johnson: Inversions” (英語). 2012年10月2日閲覧。
  3. ^ Kit Johnson, http://www.sfcenter.ku.edu/kijjo-bio.htm 2015年10月14日閲覧。 
  4. ^ Kevin Standlee (May 15, 2010). “Nebula Awards Results”. Science Fiction Awards Watch. http://www.sfawardswatch.com/?p=3274 May 15, 2010閲覧。 
  5. ^ “2011 Nebula Award Winners”. http://www.outsidethebeltway.com/2011-nebula-award-winners 
  6. ^ Lauren Davis (September 2, 2012). “Congrats to the winners of the 2012 Hugo Awards!”. io9. http://io9.com/5940018/congrats-to-the-winners-of-the-2012-hugo-awards September 3, 2012閲覧。 
  7. ^ World Fantasy Convention (2010年). “Award Winners and Nominees”. February 4, 2011閲覧。

外部リンク

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