比叡山頂遊園地
比叡山頂遊園地 | |
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展望台(ガーデンミュージアム比叡になった後も残った) | |
施設情報 | |
事業主体 | 京阪電気鉄道(親会社) |
管理運営 | 株式会社比叡山自動車道 |
所在地 |
〒606-00 京都府京都市左京区修学院尺羅ヶ谷四明ヶ嶽4番地 |
位置 | 北緯35度3分54.04秒 東経135度49分46.43秒 / 北緯35.0650111度 東経135.8295639度座標: 北緯35度3分54.04秒 東経135度49分46.43秒 / 北緯35.0650111度 東経135.8295639度 |
比叡山頂遊園地(ひえいさんちょうゆうえんち)は、京都府京都市左京区の比叡山に1959年から2000年まで存在した遊園地である。ここでは、跡地に建設されたガーデンミュージアム比叡(ガーデンミュージアムひえい)の解説も行う。
概要
[編集]1959年(昭和34年)に開業した山頂遊園地である。なお、比叡山人工スキー場は当遊園地に隣接していた。500台収容の駐車場を有し、夏は21時までナイター営業を行っていたこともあった(※通常の営業時間は9時から18時)。
しかし、不況や少子化などによる来園者の減少に伴い、2000年(平成13年)1月24日をもって閉園した。なお、跡地にはガーデンミュージアム比叡(庭園美術館)が建設され、2001年(平成13年)4月25日から営業を開始した(後述)。
歴史
[編集]- 1959年(昭和34年) - 比叡山頂遊園地が開業する。
- 2000年(平成12年)1月24日 - 比叡山頂遊園地が閉園する。
- 2001年(平成13年)4月25日 - 遊園地跡にガーデンミュージアム比叡が開園する[1]。
- 2002年(平成14年)
- 7月1日 - 株式会社ガーデンミュージアム比叡が設立される[2]。
- 8月1日 - 比叡山ドライブウェイが同園の事業を吸収合併し、株式会社ガーデンミュージアム比叡に運営を委託する[2]。
- 2005年(平成17年)3月31日 - 比叡山ドライブウェイが、ガーデンミュージアム比叡の資産を京阪電気鉄道(親会社)に売却する。
- 2011年(平成23年)4月17日 - ガーデンミュージアム比叡に足湯
「Floral」 ()が開業する。 - 2022年(令和4年)3月14日 - 定休日を設けることを公表(※2021年までは無休)[3]。
遊園地時代の施設
[編集]ガーデンミュージアム比叡
[編集]ガーデンミュージアム比叡 | |
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施設情報 | |
前身 | 比叡山頂遊園地 |
専門分野 | 花と著名な画家の絵画(陶板画) |
事業主体 |
京阪電気鉄道 ↓ 京阪ホールディングス |
管理運営 |
株式会社比叡山自動車道 ↓ 株式会社ガーデンミュージアム比叡 |
所在地 |
〒606-0000 京都府京都市左京区修学院尺羅ヶ谷四明ヶ嶽4番地 |
位置 | 北緯35度3分54.04秒 東経135度49分46.43秒 / 北緯35.0650111度 東経135.8295639度 |
外部リンク | ガーデンミュージアム比叡 |
プロジェクト:GLAM |
比叡山頂遊園地の跡地に建設され、2001年4月25日に開園した庭園美術館である。標高840 mに位置し[4]、敷地面積は17,000平方メートルを有する[5]。庭園内にはモネ、ルノワール、ゴッホ、スーラ、ピサロ、セザンヌら印象派の画家12人の絵画45点を陶板画に現寸大で復元したものが展示されている[5][6]。なお、同園内はエリアごとに名称が付いており、陶板画も各エリアに点在している。
また、かつて同地に所在した比叡山頂遊園地の回転展望台はそのまま残っており、その展望台へ行くこともできる。
エリア・施設
[編集]東側(駐車場・バス停側)から順に解説する。
- プロヴァンスゲート
- 駐車場・バス停(比叡山頂)側出入り口。
- 香りの庭
- プラタナス広場
- プラタナスの木があり、7点の絵画が展示されている。
- こもれびの庭
- 睡蓮の庭
- 藤の丘
- 季節の花とモネやルノワールの作品を楽しむことができる庭園。
- 見晴らしの丘
- 花の庭
- ショップ(
Maison de Fleur ()[7]) - カフェ(
Cafè de Paris ()[9])- 喫茶・お食事。
- ギャラリー
soRa ()- ここで展覧会が開かれることがある。
- 展望塔
- 比叡山頂遊園地の名物だった回転展望台。老朽化のため、回転機能は使われていない。
- ローズガーデン
- ローズゲート
- 叡山ロープウェイ側出入り口。
その他
[編集]- 比叡山頂遊園地
- 野性爆弾のくっきー!は毎日小学生新聞のインタビューでお化け屋敷の思い出を聞かれたとき、「小学5年の頃、比叡山頂遊園地のお化け屋敷で『上から落ちてきた布きれが目に当たって、白目が真っ赤になった』」と語っている[11]。
- ガーデンミュージアム比叡
- ルイ佐藤(フランスのデザイナー)が庭園のデザインを手掛けた[5]。なお、設立当初は京阪園芸が植栽を担当していた[5]。
- 2003年頃、初代「おけいはん」のCM撮影(※「比叡山だよ、おけいはん。」編[注 1])に使われたことがある。
アクセス
[編集]- ロープウェイ
ケーブル八瀬駅から叡山ケーブルに乗車後、ケーブル比叡駅で叡山ロープウェイに乗り継ぐ。
- バス
各系統とも、「比叡山頂」停留所下車。なお、比叡山内を運行する路線バスは冬期になるとほぼ全路線が運休する[注 2][13][14][15]。
- 自動車
- 比叡山ドライブウェイ
- 奥比叡ドライブウェイ
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “京の観光”. ザ・京都(The Kyoto Informational Circulations Co.,Ltd.). 2002年6月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月13日閲覧。
- ^ a b “ガーデンミュージアム比叡 運営会社”. ガーデンミュージアム比叡. 株式会社ガーデンミュージアム比叡. 2022年8月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月13日閲覧。
- ^ “定休日設置のお知らせ”. ガーデンミュージアム比叡. 株式会社ガーデンミュージアム比叡 (2022年3月14日). 2022年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月13日閲覧。
- ^ “ガーデンミュージアム比叡とは?”. ガーデンミュージアム比叡. 株式会社ガーデンミュージアム比叡. 2022年8月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月14日閲覧。
- ^ a b c d e “花の庭巡りならここ! 古都にフランスの風を感じるスポット「ガーデンミュージアム比叡」”. Garden Story (ガーデンストーリー) (2018年9月15日). 2022年8月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月13日閲覧。
- ^ “ガーデンミュージアム比叡”. 京都ミュージアム探訪. 2022年6月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月13日閲覧。
- ^ “ガーデンミュージアム比叡 ショップ”. 株式会社ガーデンミュージアム比叡. 2022年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月13日閲覧。
- ^ a b “ガーデンミュージアム比叡 足湯~フロレアル~ と シアターの休止について”. 株式会社ガーデンミュージアム比叡 (2020年7月13日). 2022年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月13日閲覧。
- ^ “ガーデンミュージアム比叡 カフェ”. 株式会社ガーデンミュージアム比叡. 2022年8月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月13日閲覧。
- ^ “ガーデンミュージアム比叡 足湯フロレアル”. 株式会社ガーデンミュージアム比叡 (2019年4月28日). 2022年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月13日閲覧。
- ^ 「お笑い芸人・くっきーさん 未来感じるおばけ屋敷」『毎日小学生新聞』2019年7月6日。オリジナルの2022年7月13日時点におけるアーカイブ。2023年6月11日閲覧。
- ^ “比叡山内シャトル 時刻表 (2023年度 冬期)” (PDF). 江若交通 (2023年11月16日). 2023年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月18日閲覧。 “(春 - 秋の時刻(2023年度)は「2023年度 比叡山内シャトルバス時刻表 (PDF) - 江若交通」を参照)”
- ^ “比叡山関係バスのシーズン期間のご案内” (PDF). 京阪バス (2023年). 2023年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月18日閲覧。
- ^ “比叡山頂ゆき 京都駅前ゆき(時刻表)” (PDF). 京都バス (2021年3月20日). 2023年3月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月18日閲覧。
- ^ “比叡山内シャトルバスの冬期運行につきまして(12/4〜1/3)” (PDF). 江若交通 (2023年11月16日). 2023年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月18日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- ガーデンミュージアム比叡 - 公式サイト
- ガーデンミュージアム比叡 - 滋賀・びわ湖観光情報
- 1973年 比叡山頂遊園地【なつかしが】 - YouTube(アミンチュ公式チャンネル(びわ湖放送)、2020年6月8日公開)