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贛語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カン方言から転送)
贛語
赣语
話される国 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
地域 江西省中北部
湖南省東部
湖北省東南部
安徽省西南部
福建省西北部
話者数 2,000万
話者数の順位 45
言語系統
公的地位
公用語 なし
統制機関 なし
言語コード
ISO 639-1 zh
ISO 639-2 chi (B)
zho (T)
ISO 639-3 gan
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贛語(かんご)は、シナ・チベット語族シナ語派言語の一つである。中国語方言区分の一つ。使用率は漢民族人口の2.4%で、七大方言では最も少ない。

その分布地域は江西省中部および北部、湖南省東南部、福建省西北部および安徽省湖北省の一部である。その代表として南昌語が挙げられる。

特徴

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  • 清濁の対立 - 存在しない。ただし、北方語とは違い、古濁音有気音に変化している。例えば「大」や「道」は[tʰ]で発音される。
  • 歯擦音 - 歯茎音[s, ʦ, ʦʰ]のみが存在する。
  • 鼻韻母 - [n][ŋ]の区別があるが、[m]はなく[n]に合流している。
  • 入声韻 - 南昌では[-t][-k]のみだが、臨川では[-p]も見られる。
  • 声調 - 六つが一般的。
  • その他
    • 声母[l]はあるが、[n]は存在しない。例えば「南」は「藍」のように発音される。ただし、[i]の前では歯茎硬口蓋鼻音[ȵ]が現れる。

音韻

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南昌語を代表とすると、贛語では、19の声母、65の韻母、七つの声調がある。

声調

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声調は中古四声が陰陽に分かれた七声を有する。その中の二声は入声であり、トーンの違いとしては五つである。

  1. 陰平 (42)
  2. 陽平 (24)
  3. 上声 (213)
  4. 陰去 (55)
  5. 陽去 (21)
  6. 陰入 (5)
  7. 陽入 (21)
贛語の声調

文字

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文字は漢字を使用する。

関連項目

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