レインボーユーカリ
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(カマレレから転送)
レインボーユーカリ | |||||||||||||||||||||||||||
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レインボーユーカリ
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保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||||||||
VULNERABLE (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
分類(APG III) | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Eucalyptus deglupta Blume, 1850 [2] | |||||||||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||||||||
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英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Rainbow eucalyptus Mindanao gum Rainbow gum |
レインボーユーカリ(学名 : Eucalyptus deglupta)は、ユーカリ属の高木樹である。北半球で自生する唯一のユーカリ属の植物で、ニューブリテン島、ニューギニア島、セラム島、スラウェシ島、ミンダナオ島を自生地とする。カメレレ[4]やカマレレ(kamarere)、レインボーガム(英: rainbow gum)[5]とも呼ぶ。
特徴
[編集]本樹の特徴として、多くの色をもつ樹皮が挙げられる[6]。外側の樹皮は、毎年異なる時期に落脱し、明るい緑色をした内側の樹皮が現れる。その樹皮も時間が経つにつれ、青、紫、橙、えび茶色に変化する[7][8]。
分布
[編集]フィリピン、インドネシア(スラウェシ、モルッカ諸島、イリアンジャヤ)、パプアニューギニア(ニューギニア、ビスマルク諸島)に見られる[1]。
利用
[編集]この木は紙の原料であるパルプを得るために世界中で広く栽培されている。フィリピンでは、パルプの原料のためのプランテーションにて栽培されている[9]。
栽培
[編集]レインボーユーカリは、鑑賞用樹木として、熱帯・亜熱帯の庭園や公園で植樹されている。
脚注
[編集]- ^ a b Hills, R. (2019). Eucalyptus deglupta. The IUCN Red List of Threatened Species 2019: e.T61911798A61911825. doi:10.2305/IUCN.UK.2019-3.RLTS.T61911798A61911825.en. Accessed on 7 October 2022.
- ^ Eucalyptus deglupta
- ^ Plant list
- ^ 熱帯植物研究会 編『熱帯植物要覧』(第4版)養賢堂、1996年、337頁。ISBN 4-924395-03-X。
- ^ コリン・リズデイル、ジョン・ホワイト、キャロル・アッシャー 著、杉山明子、清水晶子 訳『知の遊びコレクション 樹木』新樹社、2007年、156頁。ISBN 978-4-7875-8556-1
- ^ セルジュ・シャール 著、ダコスタ吉村花子 訳『ビジュアルで学ぶ木を知る図鑑』川尻秀樹 監修、グラフィック社、2024年5月25日、58頁。ISBN 978-4-7661-3865-8。
- ^ Garner, LariAnn. “Under the Rainbow” (pdf). 2014年8月17日閲覧。
- ^ David Webster Lee (2007). Nature's palette: the science of plant color. University of Chicago Press. p. 228 2014年8月17日閲覧。
- ^ “Notes on Eucalyptus” (pdf). National Resources Institute. 2014年8月17日閲覧。